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元利均等と元金均等

家や車などをローンで購入した際の返済方法として、「元利均等返済」と「元金均等返済」があります。

元利均等と元金均等

名前の違いは1文字だけですが、両者にはどの様な違いがあるのでしょうか?また、マイカーローンでは一般的にどちらが採用されているのかについても見ていきましょう。

元利均等返済とは?

元利均等返済は毎回の返済額(元本+利息)が一定となる返済方法です。毎回の返済額が同じなので、将来の計画を立てるのが簡単です。下の図の様に、返済当初は返済額のうち利息部分の占める割合が大きい、というのも特徴の1つです。

元利均等

元金均等返済とは?

元金均等返済は、毎回の返済時の元金部分を同額にする方法です。元金は毎月同じ額が返済されますが、利息は元金残高の減少に応じて減少する為、下の図の様に毎回の返済合計額は徐々に減少していきます。

元金均等

利息と返済額の計算例

以下の前提条件を元に、実際の数値を用いて元利均等返済と元金均等返済の違いを見てみましょう。

前提条件

借入額:500万円
返済頻度:毎月
金利:固定2%
返済期間:1年間
ボーナス払い:無し
借入年月:2016年1月(返済開始は2月から)

元利均等返済の場合

元利均等返済の場合は、月々の返済は以下の様になります。

(スマホの方へ:表を左右にスクロースする事が出来ます)

回目年月返済額元金部分利息部分借入残高
12016年2月421,194412,8618,3334,587,139
22016年3月421,194413,5497,6454,173,590
32016年4月421,194414,2396,9553,759,351
42016年5月421,194414,9296,2653,344,422
52016年6月421,194415,6205,5742,928,802
62016年7月421,194416,3134,8812,512,489
72016年8月421,194417,0074,1872,095,482
82016年9月421,194417,7023,4921,677,780
92016年10月421,194418,3982,7961,259,382
102016年11月421,194419,0962,098840,286
112016年12月421,194419,7941,400420,492
122017年1月421,194420,4927000
合計5,054,3285,000,00054,326

毎月の返済額が同じである事が分かりますね。上で紹介した図の様に、当初は返済額の元金部分が占める割合少なく、返済が進むに連れて徐々に元金部分の金額が増えていくのが特徴です。

元金均等返済の場合

一方で、元金均等返済の場合は、月々の返済は以下の様になります。

(スマホの方へ:表を左右にスクロースする事が出来ます)

回目年月返済額元金部分利息部分借入残高
12016年2月424,999416,6668,3334,583,334
22016年3月424,304416,6667,6384,166,668
32016年4月423,610416,6666,9443,750,002
42016年5月422,916416,6666,2503,333,336
52016年6月422,221416,6665,5552,916,670
62016年7月421,527416,6664,8612,500,004
72016年8月420,832416,6664,1662,083,338
82016年9月420,138416,6663,4721,666,672
92016年10月419,443416,6662,7771,250,006
102016年11月418,749416,6662,083833,340
112016年12月418,054416,6661,388416,674
122017年1月417,368416,6746940
合計5,054,1615,000,00054,161

:原則、毎回同じ元金金額を返済しますが、初回か最終回のみ端数調整の為に少し異なる元金金額となります。

毎月返済する元金が同じ事が分かりますね。利息は毎月の借入残高を元に計算されるので、毎月同じ元金を返済する元金均等返済の場合は、利息部分のみ返済毎に減っていく事になります。

どちらがお得?

上記の計算例の結果、元利均等返済と元金均等返済はどちらが得だったのでしょうか?

返済方法返済合計額
元利均等返済5,054,328
元金均等返済5,054,161
差額167

両者を比べてみると分かる様に、元金均等返済の方が返済合計額が少なく済んでいますね。今回の計算例は1年間の短期返済でしたので差額は小さく収まっていますが、金利や元金、返済期間が変わるとこの差はもっと顕著に現れる事になります。

住宅ローンの場合は元金が大きく返済年数も長いので両者の違いは大きくなりますので元金均等返済方式を選んだ方が良いでしょう。しかし、車のローンは通常3〜5年程度の返済ですし借入元本も多くて数百万程度です。

従って、どちらを選ぶかによってそれほど大きな差は出ない事が多いので、毎月の返済金額が同じ方が良いか、返すに連れて返済額が減る方が良いか、という選び方でも良いかもしれないですね。

ボーナス払いをした場合

ローンは通常、毎月同じ様な金額を返済しますが、ボーナス払い選択すると、通常月の返済を減らし会社からボーナスが貰える月に多く返済をすることが出来ます。毎月の返済が減るので、家計には優しいですが、合計返済額の面では果たして得なのでしょうか?

上記の前提条件(元利均等返済)で、元金50万円分を25万円ずつ2回に分けて追加で返済した場合、以下の様な返済額となります。

回目年/月月払返済額元金分利息分借入残高
12016年2月379,074371,5747,5004,628,426
22016年3月379,074372,1946,8804,256,232
32016年4月379,074372,8146,2603,883,418
42016年5月379,074373,4355,6393,509,983
52016年6月379,074374,0585,0163,135,925
ボーナス253,337249,1714,1662,886,754
62016年7月379,074374,6814,3932,512,073
72016年8月379,074375,3063,7682,136,767
82016年9月379,074375,9313,1431,760,836
92016年10月379,074376,5582,5161,384,278
102016年11月379,074377,1851,8891,007,093
112016年12月379,074377,8141,260629,279
ボーナス253,337250,8292,508378,450
122017年1月379,080378,4506300
合計5,055,5685,000,00055,568

毎月の返済額は、ボーナス払い無しの時よりも4万円程度少なくなっていますが、合計返済額は「4,548,894円+506,674=5,055,568円」となり、逆に増加しています。

つまり、ボーナス払いを選択すると「月々の返済は楽になるけど、その分元金が減るのが遅いため利息を多めに支払わないといけない」という事ですね。

ボーナスが安定して貰えると決まっている方は良いかもしれないですが、業績に連動する会社の場合などは敢えて選択する必要は無いかもしれないですね。

マイカーローンはどちらの返済方法が多い?

一般的にローンについては、大手の金融機関(JAや労金を含む)では元利均等返済が一般的ですが、地方銀行や信用金庫等は元利均等返済と元金均等返済の好きな方を選べる事が多いです。

JA(農協) マイカーローンの金利・保証料・審査水準
労金(ろうきん)マイカーローンの金利・保証料・審査水準

マイカーローン

マイカーローン(オートローン)の場合も、同様で、大手の金融機関については元利均等返済しか選べない事が多いです。一方で、地方銀行や信用金庫などを利用する場合は、契約者が自由に選べる事が多いです。

マイカーローンの借入時には、「変動金利か固定金利」や「ボーナス払いの有無」など、金利以外の条件もあるので、自分にはどれが合っているかをじっくり考える様にしましょうね。

なお、ディーラーや中古車販売店の信販系ローンを利用する場合は、別途「アドオン方式」という特殊な計算による返済方式があります。

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