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リコール届出件数(総合)

自動車のリコール制度とは、自動車の性能や装置に不具合が有り、その原因が設計又は製造過程に有る場合に、自動車メーカー又は輸入業者が自ら国土交通省に届け出て、不具合の有る自動車を無償で回収・修理する制度です(道路運送車両法第63条の三1項)。

今回は、リコール制度の概要やリコール届出件数について紹介したいと思います。

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自動車のリコール制度の概要

リコールは、メーカー自らが自動車の不具合を報告し、無償で回収・修理する制度です。国土交通省によれば「道路運送車両法の保安基準に適合していない、又は、適合しなくなる恐れが有る場合」に「不具合が有る」と判断されるそうです。

なお、保安基準に規定されていない不具合の場合には、「改善対策」と言って、リコールと同様にメーカー自らが無償で改修・修理を行います。

リコールの対象車には、新車だけではなく中古で購入した自動車も含まれます。リコールの対象車になると、ディーラーからリコールの通知が送付されてきますので、すぐに修理に出しましょう。

ただし、中古車の場合は、自動車の登録情報(所有者や住所など)の変更がディーラーで把握出来ていないと、通知が送付されて来ない可能性が有ります。そのため、全てをメーカー任せにするのではなく、オーナー自らリコール情報に対してアンテナを張っておく必要が有ります(特に中古車の場合)。

リコール届出情報

では、実際にリコールがどれだけ発生しているのか見てみましょう。

リコール届出件数と対象台数の推移

国土交通省が発表している情報を元に、過去10年分の「リコール届出件数」と「リコール対象台数」、さらに過去まで遡ったリコール届出件数の推移を表わしたグラフを紹介します。

まず、国産車と輸入車のリコール届出合計件数について見てみましょう。

年度リコール届出件数リコール対象台数
平成17年度309件5,662,992台
平成18年度300件6,969,245台
平成19年度310件4,267,869台
平成20年度295件5,350,599台
平成21年度304件3,278,296台
平成22年度320件7,348,292台
平成23年度263件2,594,237台
平成24年度308件5,612,979台
平成25年度303件7,978,639台
平成26年度355件9,557,888台

リコール届出件数(総合)

最近10年間は300件前後で推移しているものの、過去から遡って見てみると、リコール件数は増加傾向にある事がわかります。

一方、リコール対象台数は、毎年ばらつきが有ります。この原因は、複数の車種に共通した「設計」や「部品」を使用している事が多くなっているからです。1つの車種に不具合が発生すると、不具合の原因が共通の「設計」や「部品」に有る場合には、複数の車種がリコールの対象となり、台数が大幅に増える事になるわけです。

次は、国産車と輸入車のそれぞれのリコール届出件数について見てみましょう。

国産車のリコール届出件数

年度リコール届出件数リコール対象台数
平成17年度227件5,406,616台
平成18年度203件6,294,932台
平成19年度229件3,792,420台
平成20年度204件5,073,467台
平成21年度212件2,989,986台
平成22年度237件7,166,785台
平成23年度180件2,423,068台
平成24年度217件5,411,283台
平成25年度201件7,714,208台
平成26年度204件9,117,705台

リコール届出件数(国産車)

国産車のリコール届出件数は、全体(国産車と輸入車の合計)の約3分の2を占めています。しかし、リコール対象台数は全体のおよそ90%~95%を占めています。それだけ日本では、国産車の販売台数が多いという事でしょうか。

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ちなみに、主なメーカー別の平成19年度から平成23年度までのリコール届出件数は以下のようになっています。

メーカー別リコール届出件数(出典:国土交通省(PDF-P78)

輸入車のリコール届出件数

年度リコール届出件数リコール対象台数
平成17年度82件256,376台
平成18年度97件673,313台
平成19年度81件475,449台
平成20年度91件277,132台
平成21年度92件288,310台
平成22年度83件181,507台
平成23年度83件171,169台
平成24年度91件201,696台
平成25年度102件264,431台
平成26年度151件440,183台

リコール届出件数(輸入車)

輸入車のリコール届出件数は、全体の約3分の1となっています。また、リコール対象台数は全体のおよそ5%~10%となっています。

国産車と同じく主な輸入車メーカー別のリコール届出件数を紹介しておきます。

輸入車メーカー別リコール届出件数(出典:国土交通省(PDF-P79)

国産車と輸入車のどちらがリコール発生割合が多いのかは、これだけではわかりませんが、どちらも毎年リコールを届け出ている事に変わり有りません。

自動車の不具合は、人の命に関わる事なので、国産・輸入を問わず、不具合をゼロにするためにより一層努力して欲しいですね。

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