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近年、クリーンディーゼル車に注目が集まり始めているのはご存じでしょうか?クリーンディーゼル車普及促進協議会によると、販売台数は年々上昇傾向に有るそうです。以下は、2006年からのクリーンディーゼル車の販売台数の推移を表したグラフです。

クリーンディーゼル車の販売台数推移(出典:クリーンディーゼル車普及促進委員会

2010年頃からでしょうか。販売台数が右肩上がりに上昇している事が分かりますね。

ディーゼル車と言えば、黒煙を撒き散らす車として、昔は煙たがられていた車です。それが今は、この人気っぷりですから、クリーンディーゼル車はどうやら以前のディーゼル車とは何かが違うようです。

今回はこの人気上昇中のクリーンディーゼル車について見ていきたいと思います。

なお、クリーンディーゼル車の購入には補助金が出ます。これも人気の理由の1つかもしれませんね。

クリーンディーゼル補助金の概要と実施期間

クリーンディーゼル車とは

クリーンディーゼル車とは、排ガス対策が施された低燃費のディーゼル車を指します。

以前のディーゼル車は、エンジンの燃焼工程において燃料の燃え残りが発生し、それをそのままマフラーから排出するため環境に悪影響を及ぼしていました。その原因は燃料である軽油を大きな粒径のままエンジン内に噴射していたためです。

この点を改善したのがクリーンディーゼル車です。クリーンディーゼル車には、燃料の燃え残りが発生しないように燃料を数回に分けて霧状に噴射するコモンレール方式が採用されています。そのおかげで排出ガスは以前より低減されています。

軽油の燃焼効率の上昇により、燃費の上昇にも寄与しています。

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また、排ガス後処理装置を改善する事で更なる排ガスのクリーン化を図っています。一般的には排出ガスに含まれるPM(粒子状物質)やNOx(窒素酸化物)を捕集するフィルターや無害にする触媒などを用います。

燃費の良い代表車種

さきほどもちょっと触れましたが、クリーンディーゼル車は燃費が良い事でも有名です。以下が燃費の良い代表車種です(国産車限定)。

順位車種メーカー燃費(km/L)
1位デミオマツダ30
2位CX-3マツダ25
3位アテンザセダンマツダ22.4
4位アテンザワゴンマツダ22.2
5位アクセラセダンマツダ21.4

まずまずの燃費ではないでしょうか?ただし、ディーゼル車の燃料は軽油で有る事を忘れてはいけません。軽油はレギュラーガソリンよりも約20円ほど安い単価で販売されています。

そのため、ハイブリッド車やガソリンエンジン車と燃費を比較する際は、軽油とレギュラーガソリン(ハイオク)の価格差を考慮しなければ意味が有りません。つまり、「1L当たり」ではなく「1円当たり」で比較するべきです。計算は至って単純で「燃費÷ガソリン単価」です。

燃費計算

例えば、軽油の単価を80円/L、レギュラーガソリンの単価を100円/Lの場合に、デミオとアクアの燃費を比較してみましょう。デミオの円当たりの燃費は「30km/L÷80円/L=0.375km/円」です。一方、アクアの円当たりの燃費は「36km/L÷100円/L=0.36km/円」です。

この条件下では、デミオの方がアクアより燃費が良い事になります。ただし、ガソリン単価によって比較結果は変化します。ガソリン単価が上がればレギュラーエンジン車が有利になり、単価が下がればディーゼル車が有利になります(*)。

* もちろん軽油価格も変動しますしね。


何はともあれ、クリーンディーゼル車の燃料は軽油なので、カタログ値以上の燃費性能が有る事は覚えておきましょう。

ハイブリッド車との違い

クリーンディーゼル車もハイブリッド車もどちらも環境性能に優れたエコカーです。そのため、基本的にエコカー減税の対象となっていて、税制面で優遇を受けられる点は共通しています。

しかし、冒頭で紹介したようにクリーンディーゼル車には補助金が有り、ハイブリッド車には有りません。

ただし、プラグインハイブリッド車は補助金の対象です。

ハイブリッド車

燃費は各車種で比較しないと分かりませんが、さきほど1例を挙げたように、ほぼ同等の燃費性能と言って良いでしょう。

そのため、エコカーを購入するならクリーンディーゼル車も1つの選択肢となるでしょう。ただし、販売されている車種は少ないのが現状です。ハイブリッド車の方が色んな車種が販売されているので購入しやすいかもしれませんね。

【参考】クリーンディーゼル車が環境に良いのは嘘!?

こちらの記事によると、メーカーが公表しているクリーンディーゼル車の環境性能に一部「嘘」が混ざっている事が明らかになったそうです。

一部の嘘というのは「排出ガスのうちNOxに関しては規制基準値を超える値が検出された」というものです。従来の排出ガスの測定方法ではなく新たな測定方法を用いた結果、この嘘が判明したそうです。嘘が判明したのは欧州メーカーの12車種とアメリカの3車種のディーゼル車です。

ヨーロッパでのクリーンティーゼル車の割合と人気の理由」で紹介したように、クリーンディーゼル車が環境に良いからこそ欧州では人気が有りました。この嘘によりヨーロッパでのクリーンディーゼル車人気に翳りが見え始めるかもしれません。

フォルクスワーゲンの排ガス不正問題や三菱の燃費不正問題など、自動車関連事業では結構不正が多いですねw

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