車の平均買い替え年数は約8年!だけど10年乗るべき理由を専門家が解説

車買い替えの年数はいつがいい?  
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車を買い替える年数は、いつがいいか知りたいと思っていませんか?

車の寿命とか、お得さとか色々考慮して、最高の買い替えタイミングを知りたい!と考えているはず。

自動車の買い替えの年数は、ライフスタイルの変化(転勤・引越など)・財布の状況・月・故障・車検のタイミング・気分・査定額などで変わります。

だからこそ「あなたの車は、この年数に買い替えるべきです」とは簡単には言えません。

ただ、車を買い替える年数の目安は、お伝えすることができます。

今回は5回車を買い替えてきた筆者が、「車を買い替える年数」をテーマに必須知識にを解説していきます。

以下の視点で買い替えに最適な年数を見ていきますよ。

  • お得さ(金銭的な視点)
  • 車の平均寿命(構造的な視点)
  • 統計データ(客観的な視点)

この記事の読めば、あなたは一体どのタイミングで車を買い替えすればいいのかがわかりますよ。

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車買い替え年数は10年以上がお得な金銭的理由

詳しくは後述しますが、車の買い替えの年数は平均で約8年です。

しかし車の専門家である筆者からすると、はっきりいって8年で買い替えするのはもったいないといえます。

ではどれくらいの年数で買い替えすべきなのかと言うと、10年間は乗ったほうが金銭的には得をするといえます。その具体的な理由を見ていきましょう。

先に結論
  • 車の買い替え回数を少なくするほど出費が減る
  • 買い替えをせずにかなりの年数乗っても買取価格はつく
  • 年数が13年を超えると増税されるので買い替えすべき
  • 車検を理由に買い替えすると実は損をする

車の買い替えサイクルを少なくするほど出費が減る

車買い替えの流れでも解説していますが、車の買い替えを何度もすると、車を購入する金額が増えます。

そのせいで、長期的な視野で見ると、買い替えを増やせば増やすほど損をしていく仕組みになっています。

ヤフー知恵袋で買い替えを繰り返すことで、損をしていくわかりやすい事例が掲載されています。以下をご覧ください。

250万位の車を2年~3年で乗り換えてた知人がいました

250万はいつもフルローンの5年払い
すると大体年間50万+α
2年後に150万前後で下取り
もしくは3年後に100万で下取りしてもらう
ローン残金は下取りで相殺してクリア

また次に250万の車をフルローン…の繰り返し

車検代、タイヤ代、修理代(保証で直る)は一切かからず
補助金や自動車税減税の類は常に受けれて
新しい車を乗り倒し

さらに当記事でもシミュレーションしてみました。以下をご覧ください。

では車の乗り替えと乗り過ごし、どっちがお得なのか見てみます。ちなみに乗り替えの比較では、先ほども出ている3年を基準にして見てみますよ。

まずは3年毎に乗り替えた場合を見てみましょう。

新車購入価格は250万円とし、他の金額はリアルの金額をシミュレーションしてみます。ではまずは乗り替えバージョンです。

新車購入価格・・1,000万円(250万円×4回)
車検代・・0円
税金・・34万5千円(34,500円×10回)
合計・・1,034.5万円

次に乗り潰しバージョンを見ます。

新車購入価格・・250万円
車検代・・40万円(10万円×4回)
税金・・34万5千円(34,500円×10回)
合計・・324.5万円

見ての通り、やはり新車購入価格が大きな差をつけてしまいます。仮に100万円の新車であったとしても、乗り替えの方がお金がかかり、乗り潰しのほうがお得という結果になりますね。

このように新車購入価格は、トータルコストという観点では相当に損をさせる要素です。

だからこそ、お得に車を維持しておきたいと思っているのであれば、短い年数で買い替えをするものではありません

買い替えなしで乗り続けても買取価格はつく

先程解説した15年落ちの中古車はいくらの買い取り金額になったと思いますか?

実は10万ほどの金額がつきました。完全に乗り潰しているにかかわらず、金額がついたのです。

車の買い替え年数を考える上で「早く売ったほうが金額がつくから、もう売る!」という人もいるでしょうが、乗り潰したとしてもそれ相応の金額がつきます。

もちろん300万円で買った車を280万円ぐらいで売りたいというのであればら早く売るのに越したことありません。

しかし、早く売った方が買取金額が高くなるから、という理由で海外をするのはナンセンスではないかと個人的には思っています。

どっちにしろ購入金額からマイナスになりますな、、たくさん乗ってボロボロになり、「金額がつかない」と思った段階で売った方が有意義なのではないでしょうか。

年数が13年を超えると増税される

そんなに車が保つというのであれば、20年位乗ってもいいじゃないかと思うかもしれません。

確かに外国のように20年ぐらい乗るのも良いでしょう。

ただ日本の場合だと、ちょっとだけ実情が異なるので注意しなければなりません。具体的には13年以上乗ると税金が上がるのです。

13年以上乗ると自動車税は普通車は15%、軽自動車は20%アップします。

さらに自動車重量税は普通車は40%、軽自動車で25%増税となります。

普通車の自動車税はおよそ40,000円です。15%上がったとすると5万円近くまで上がります。

これだけの金額を払うというのは、ちょっともったいない気がしますよね。

車検を理由に買い替えするとコスパが悪い

車検がもったいないから買い替えすべき、なんて主張している記事をよく見かけますが、そもそも車検がいくらかかるのか知ってるんでしょうか。

筆者としてはそんなツッコミがしたくて仕方ありません。

なんとなく車検は高いというイメージに押されてしまい、車検をする前だったら買い替えをした方がいいという意見に耳を傾けている人が多いと思うのです。

筆者の母親などはその典型的パターンなのですが、実際に車検の金額について見てみるとそこまで車検費用かからないという事実にびっくりしている人は少なくありません。

今、車検の専門店が台頭していることによって、車検費用そのものは10,000円未満で終わることも。

その10,000円のためだけに、総合的に数百万円も損をするというのはナンセンスだと思いませんか?

もちろん新しい車に乗りたいという気持ちを優先しているのであれば、特に問題はありません。

しかし車検費用が高いからという理由で買い替えをするのはめちゃくちゃもったいないということを忘れないようにしてください。

何度も言いますが、車検費用はそんなにかかりませんよ。

自動車の平均寿命(平均使用年数)から考える買い替え年数

さきほど「車の買い替えは金銭的理由から10年以上がベスト」とお伝えしましたが、実は車の「寿命」という観点でも10年以上乗ったほうがいいといえます。

この章では車の構造的な寿命と、車買い替えの年数の関係についてみていきましょう。

先に結論
  • 車の平均寿命(使用年数)は13年だから買い替え不要
  • 海外では20年以上の年数での車買い替えが当たり前
  • 12年経ってもそんなに走行距離は進まない

車の平均寿命(使用年数)は13年だから買い替え不要

「車の寿命年数が来る前に買い替えしたい」と思う人もいるでしょう。

では、具体的に車の寿命はいつなのか、ご存知ですか?

そもそも車の平均寿命(平均使用年数)とは、自動車の新規登録が行われてから抹消登録が行われるまでの平均年数を言います。

平均車齢年数とは、自動車がナンバープレートが付されて初度登録されてから経過した平均年数を言います。人でいう「平均年齢」と同じ意味ですね。

これらの情報を「一般財団法人 自動車検査登録情報協会」が提供してくれていますので、まとめた物を紹介したいと思います。

車買い替えの平均寿命(平均使用年数)の推移

昭和51年には普通車が7.05年、小型車が6.79年だった平均寿命が、平成26年には普通車と小型車ともに倍近くまでアップしている事が分かりますね。

これだけの年数を保つことができるのですから、早いタイミングで車買い替えをするのは少しもったいないと思いませんか?

海外の車の平均使用年数は20年以上

欧米では10年乗った車はまだまだ新しいと思われていますし、20年というとてつもない年数を買い替えせずに走る車もざらにあります。

それくらい車買い替えには消極的です。

10年たつと走行距離は10万kmは超えるんですがね・・。20年だと20万kmです。

それぐらいの走行距離でも問題ない、と考えてられています。

また、東南アジアやアフリカ諸国の方は日本の中古車を多く輸入しています。

日本の中古車は年式が浅く程度が良いのに、日本の市場では価値が無いと判断されて安く取引がされているので、魅力がある訳です。

この様な状況を考えれば、10年程度走った車はまだまだ走る事は可能だし、十分な価値がある事が分かりますね。

ちなみに読売新聞が運営する「発言小町」では10年以上走っても大丈夫という口コミが結構見られます。

もうすぐ10年になる車に乗っています。距離は20万キロです。まだまだ調子もいいし、今のところ買い替えの予定はありません。

やっぱり自動車って、私たちが思っている以上に丈夫なんですよね。

実はそんなに走行距離は進まない

筆者の個人的経験則なのですが、15年落ちの中古車を乗り回していたことがあります。

その際、走行距離はおよそ80,000キロでした。

一般論として車は1年で1万キロ走ると言いますが、それは相当に走り込んだ場合のみ。

1週間に1〜2回使った程度であれば、年間の走行距離は5,000キロ足らずになることが多いです。

結局のところ、車は「何年乗ったか」という年数よりも、「どれぐらいの走行距離があるのか」という要素の方が重要です。

だからこそ、年数が経過していたとしても走行距離がそこまでいっていないのであれば、全然買い換える必要なんて無いのです。

ちなみに乗り続けるなら、それ相応のメンテが必要です。ガリバーでも以下のように解説しています。

乗り続けるなら、3回目の車検の際にぜひ手厚い整備をしてもらってください。

やはり、動くモノですから、なんやかんや劣化します。メンテをお忘れなく。

統計データからみた車の買い替え年数

最後に車の買い替えはどれくらいの年数なのか、統計的データからみてみましょう。

ここまでの話は若干主観的な話もありますからね、客観的データによって買い替えの年数を判断するのも重要です。

全国的に車の買い替えは約8年で行われている

実はどれくらいの年数で車を買い替えしているのか、データによってはっきり出ています。

結論からいいますと、平均で8年で買い替えしています

以下をご覧ください。

平成29年3月末の乗用車3,949万1,965台(軽自動車を除く)の平均車齢は8.53年で、前年に比べ0.09年延び、25年連続して高齢化するとともに23年連続で過去最高齢となった。自動車の長期使用化がさらに進んだことが影響したとみられる。また、10年前の平成19年に比べて1.44年延びている。車種別にみると、普通乗用車は8.07年と前年に比べ0.06年延び、3年連続で高齢化が進み最高齢を更新した。普通乗用車は平成元年の税制改正(注3)以降大幅に若返りが進んだが、新車需要の伸びの鈍化等から平成6年以降、平成21年まで16年連続して高齢化が進んでいた。その後、環境対応車の新車購入時に、新規(新車)登録から13年を超えた車を廃車した場合には、補助金が増額される制度などの影響で一時的に若返った年もあるが、全体的には高齢化の傾向が続いている。小型乗用車は8.94年で同0.14年延び、26年連続して最高齢を更新した。
※出典:一般財団法人自動車検査登録登録情報協会「平成29年の車種別の平均車齢推移表」より

8年と言えば車検を2回行い、3回目の車検を行うか行わないかギリギリのタイミングです。

車も新車購入であれば8年落ちになっていますから、そろそろガタが見られるタイミング。

そして売却するときの査定額も、ガクッと落ちる手前です。

そう考えると、8年で買い替えしているというデータは説得力がありますよね。

年数が経った車でも燃費は悪くはならない

買い替えの年数を考えるときに「燃費」を意識する人も少なくないでしょう。

つまりは車は古くなればなるほどガソリンの消費量が多くなってしまうので、早い段階で買い替えしたほうがいいという考えです。

しかし残念ながら、この考えは間違っています。今の日本車は非常に優れているため、10年程度の時間では燃費は悪くなりません。

もちろん、何か車が故障していたり、問題のあるタイヤを履いていたりすると、燃費が悪くなるでしょう。

しかし車の構造的に、時が経つにつれ燃費が悪くなるというデータは出ていません。

逆に年式が古い(走行距離が多い)車のほうが燃費が良いという客観的なデータがでています。

燃費を理由に買い替え年数を決めるのはダメ

一般道で差をつけ、高速はほぼ同じ。10年前の旧型が完全勝利
現役王者が大勝するかと思いきや、ストップ&ゴーの多い一般道では先々代型が1km/L以上の差をつけて勝利。高速でほぼ同数値に。両車ともかなり優秀だが、先々代型の低燃費さに驚かされる結果に。(引用:グーネット

当然ながら、もともと燃費が悪い車はずっと燃費が悪いままですが、燃費が良いという触れ込みで購入した車が後々燃費が悪くなるという事はそうそうないです。

そのため燃費の劣化を考慮して年数を買い替えの年数を決めるのは、ナンセンスだといえます。

車は買い替えなしで10年以上乗ろう

「自動車自体が12年は保つ」と「買い替え回数増やせば増やすほど損をする」 などの理由から、車の買い替え年数は10年以上がベストとお伝えしました。

世間的な平均買い替え年数は8年程度ですから、もう少し長く乗っていても問題ないという事ですね。

ただし「その車に飽きてしまった」「生活に合っていない」という理由であれば、この限りではありません。思い切って買い替えしてもいいでしょう。

長期的な視野で”お得さ”を取るか、短期的な視野で自分の気持ちや要望をとるのかはあなた次第です。

ちなみに筆者の場合は短絡的な視野で自分の気持ちを優先することが多いですが、時が経てば経つにつれ、やはり損したなという気持ちが強くなってきます。

そのため、今、車を選ぶときは必ず長期的な視野で見るようにしていますね・・。

やっぱり車を乗る上で金銭的視点というのは外すわけにはいきません。

よほどのお金持ちや車好きでない限りは、「お得さ」というポイントについてはある程度考えた方が良いのではないでしょうか。

今回の記事を参考にして、ベストな決断を下してください。

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