新車購入時の値引きはどのくらいが相場?

新車購入時に値引きしよう  
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新車購入といっても、やっぱり値引きしたいけど、交渉や駆け引きができるほど口がうまくない、と困っていませんか?

新車購入の場合、値引き交渉の相手はディーラーの営業マンになります。

ディーラーの営業マンは百戦錬磨です。

様々なお客さんとやりとりしているため、そうそう簡単に値引きが通るわけないと思いますよね。

しかし実は新車購入の値引きは簡単にできるということをご存知だったでしょうか?

もしこの事実について知らなければ、新車購入だから値引きなんてできない、と勝手に決めつけていたかもしれませんよ?

しかし、ご安心ください。

この記事では今まで数度の新車購入を経験し、車雑誌の編集も務めてきた筆者が、新車購入時にだれでも値引きできる知識を伝授していきます。

ただ値引きテクニックは「簡単さ」と「値引き額」は反比例するものです。

つまりは難しいほど値引き額はアップし、簡単になればなるほど値引き額が下がります。

だからこそ今回は、以下のようなカテゴライズで数々の値引き方法を紹介していきます。

  • 難易度が高いのけど20%の値引きができるテクニック
  • 難易度は普通だけど値引き幅は10%ほどの方法
  • だれでも簡単にできるけど値下げ幅は5%程度の交渉術

どれも机上の空論ではなく、再現率100%の新車購入時の値引きテクニックを解説していきますので、誰でも今日から実践することができますよ。

これから新車購入しようと思っている人、なるべくなら値引きしたいと思っている人にとって力となる知識となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

なお、新車の値引きの相場は、せいぜい購入価格の10%程度です。

しかしそれ以上も可能なのも事実。目指すべきなのは車両価格から20%を越える値引きです。中古車の値引き幅より大きくなりますよ。

ただし、大きな値引きをゲットするためには、やはりそれなりのテクニックが大切ですから、今回の記事をしっかりと見てくださいね。

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新車購入価格を20%値引きできるが難易度大のテクニック

新車を購入する人が、誰でもできるわけではありませんが、値引き成功率は100%・値引き率20%という超・E難度のテクニックを紹介しましょう。

チャンスがある人はなかなかいないでしょうが「いけるかも!?」と思ったのであればぜひチャレンジしてみてください。

  • 営業マンがおすすめする自動車保険に加入する
  • 新車を2台同時に購入する
  • ディーラー営業マンオススメの車を選ぶ
  • 自分が欲しい車を20%値引きされた事例を集める

営業マンおすすめの自動車保険に加入する

ひと昔前の営業マンに求められていたのは、販売台数のみでした。

車さえ売っていれば、ある意味ヒーローでしたが、今の営業マンは、車を売るだけではヒーローになれません。

販売台数以外にも、自動車保険の新規加入件数や1台あたりの付属品合計額に、目標値が設定されていることが多いのです。

販売台数が目標を達成していたとしても、自動車保険の新規加入が0件だったら、上司のお説教が始まります。

そのため、車を売る流れでも解説していますが、商談の序盤で自動車保険の加入を勧めてくる営業マンは多いです。

「自動車保険に加入してもらえるのなら、店長に怒られる覚悟で値引きもがんばります」などと値引きの上乗せをエサに自動車保険の加入を勧めてきます。

しかし、商談の序盤では「お世話になっているところで加入しているから」と自動車保険の加入は断りましょう。

なぜかというと自動車保険の加入は、最後に値引きの上乗せを迫れる伝家の宝刀になるからですね。

自動車保険の加入といっても、全く新規で加入するわけではなく、今加入している自動車保険の等級(割引率)はそのままに、保険会社を変更して加入しましょう。

ネット保険などの人気が高まってきているので、自動車保険を新規に獲得するのは、営業マンにとって大変なことです。

だからこそ、大幅値引きをしていたとしても、自動車保険を加入してくれるとなれば、さらなる値引きをしてくれることがあります。

もし、自動車保険の加入をちらつかせても、値引きの上乗せに応じてくれないときは、本当に限界を超えた値引きをしてくれています。

ちなみに狙うべき営業マンはベテランより、新人のほうが成功率が高まりますよ。

ディーラーに行って、いかにも売れていそうなベテランセールスマンから声をかけられたら無視せよ。こいつらはヤバイ。自分の顧客や紹介で売れているので、自分の手の上で転がせない客だと分かった瞬間から、ほとんど値引き交渉などしない。「別に買ってもらわなくてもいいモン」的な態度を取り、見切ってくるので側に行ってはいけない。逆に若手でいかにも売れていなくてあせっている営業マンなら好都合だ。彼らの上司となる店長やマネージャーも、売れない若手には値引きさせてでも売らせるように仕向けるからだ。当然、1件の商談も必死なので値引きは期待できる。
※出典:「ガリバー」より

新車を2台同時に購入する

なかなか実現が難しいテクニックではあるのですが、2台同時に新車を購入した場合、大幅な値引きが実現できます。

営業マンからしてみれば2台分のノルマが一気に達成するのですから、値引きできないわけがありません。

ただ注意しなければならないのは、本当に同時にしなければならないこと。

口約束で「自分の知り合いが今後買うと思います」「親が買う予定」なんてこと言っても営業マンは信用してくれません。

2台分を本当に買う直前まで話が進まなければ、値引きはできませんので注意してください。

ディーラー営業マンがオススメする車を選ぶ

ディーラーは営業店ごとに「これを売っていこう」とするオススメの車が存在します。

以下のようなチラシをみれば、おすすめの車は一発でわかります。この場合だと、「N-BOX」ですね。

新車購入の値引き(チラシ)

※出典:チラシデザイン会社「ダブルスターデザイン」

他の店舗に比べて売れてないメーカー推しの車があるなら、何とかその車を売ろうとゴリゴリにセールスをかけてくるのです。

もし買おうと思っている車をよく決めていないのであれば、営業マンに「オススメの車はなんですか」と言ってみてください。

買って欲しい車があるのであれば、いの一番に「この車です!」と教えてくれることでしょう。

そして「その車を買ったら20%位値引きしてくれますか」と聞いてください。

「がんばってみます」と前向きな返事が来たら、値引きができる可能性大です。

ただ注意しなくてはならないのは、営業店によっては特にオススメの車がないということ。

全ての営業マンが売り上げが上がっている場合などは、ゴリゴリに売っていくべき車が存在しません。

だからこそ「オススメの車はありますか」と聞いたときに切り返しが早いかは、しっかりとチェックするようにしてください。

欲しい車を20%値引きされた事例を集める

かなり手間暇がかかる値引き方法ではありますが、自分が欲しいと思っている車を20%値引きしてもらった事例を集めて提示するという方法もありです。

つまりはディーラー側に、自分の他に20%安くしてもらった人がいるから、自分も同じ待遇にしてくださいよ、と伝えるわけ。

重要なのは具体的な事例を見つけることです。捏造したところでディーラーはすぐ気づきます。

自分の友人が値引きしてもらったらしいんですけど…なんて曖昧なこと言っても通用しません。

確固たるものを突きつけてやらなければ、値引きすることができないのです。

具体的にはTwitterを使うのがいいでしょうね。

Twitterの検索欄に「欲しい車種 値引き」と入力して検索してみて下さい。するとあなたが思ってる以上に値引きをしてもらったという口コミが出てきます。

それらの口コミを集めて、ディーラーに見せればかなりの効果が出ますよ。

その際、「同じディーラーなのになぜ同じことができないのですか」と添えること。

この一言がキラーフレーズとなって車両価格の20%の値引きを引き出すことになります。

新車購入価格の値引き幅は普通だけど誰でもできる方法

先ほどはかなり難易度の高い新車購入時の値引きテクニックを紹介しました。

次は誰でも簡単にできる具体的なテクニックを紹介していきましょう。

ただ、値引き幅は結果的に普通(10~15%程度)になりますのでご注意を。

  • 新車購入用のディーラーローンを使う
  • 新車購入直前に「即決します」と言う

のちのちに色々な値引き方法を解説していきますが、はっきりいってこれだけ知っていれば何とかなりますよ。

なお、テクニックとはまた別ベクトルにはなりますが、新車には安い時期がありますので、それを狙うのもアリですよ。

なお、モデルごとに低くできる金額相場を知りたいなら、「グー新車」を確認するのをオススメします

新車購入用のディーラーローンを使う

車関係のネット記事を見ていると「現金一括購入をした方が値引きをしてもらえる」と書かれていますが、筆者はそうとは思いません。

ディーラーが提供しているディーラーローンを使った方が値引きを効果的にできます。

何故かと言うと、現金一括購入をしたからといって営業マンの数字にはならないから。

逆にディーラーローンを使った場合は営業マンの数字になります。

つまり営業マンは1ヵ月に何件かのディーラーローンを契約しないといけないノルマがあるので、それを達成させてあげる利点が値引きにつながるのです。

残念ながら、現金一括購入をさせなければならないと言うノルマは存在しません。

実際に筆者か現金一括購入をすると言った時、「現金だと数字にならないので、お願いですからディーラーローンを使ってください。

たくさん値引きしますから」と言われました。

そのため、値引きを誘発させるのであれば、現金一括購入よりもディーラーローンを使ったほうが効果的ですよ。

ディーラーローンとは、今流行りの「残クレ」も入ります。トヨタで買うと以下のようなトヨタの残クレを使うことになりますよ。

新車の購入価格を値引きしたいならディーラーローンを使う

新車購入直前に「即決します」と言う

値引き交渉も大詰めで、後はこちらとしては「OK」と言うのみで、営業マンも「この人は落ちるな」と思いそうな段階まで来たら、トドメの「即決」発言が有効です。

営業マンが出して来た見積額から、「車両価格の10~20%」を下げた金額を提示して「この金額なら即決します!駄目ならまた考えます」という感じで言ってみましょう。

営業マンは「即決」発言には弱いので、結構高い確率で値下げに応じてくれます。

https://twitter.com/makokun_aw/status/801761763972612096

但し、即決すると言っておきながらさらに値下げしようとしたりするのは禁物です。

行き過ぎた値引交渉は相手の心証を悪くしますし、今後の付き合いに影響が出てしまいかねませんからね。

簡単だけど値下げ幅はそこまでない新車値引き交渉術

次はだれでもいつでもできるのですが、そこまで値下げ幅が期待できない新車値引きテクニックを紹介していきます。

まあ、早い話、やってもやらなくてもそこまで効果のない値引き方法ですね。

  • 同じメーカー内で価格交渉しない
  • 最初からオプションも含める
  • 新車購入前に下取り査定は必ず受ける
  • 新車購入に関係ない親族を悪者に仕立てる
  • 奥さんや子供を引き合いに出す

同じメーカー内で価格交渉しない

同じ販売会社の営業所同士で値引き競争をさせようとしている人は多いです。

たしかに、購入したい車種が決まっている人にとっては、購入したい車種同士の値引きを競わせることが、もっとも効果的だと考えることは理解できます。

それに、購入するつもりのない車種の価格交渉なんて面倒くさいですからね。

しかし同じ販売会社の別営業所で価格交渉をしても、あまり意味はありません。

なぜかというと、販売会社によって多少の違いはありますが、営業所同士で競合した場合の優先権を決めているから。

見積もり書を他店に持ち込まれるのが嫌なんですよ
決定した契約書には値引きを書きますが
渡す見積もり書には基本的に値引きは書かないです(引用:ヤフー知恵袋

多くの販売会社では、最初に商談をした方の営業所に優先権があるので、後から商談を開始した方の営業所からは、値引きの上乗せは期待できません。

最初からオプションも含める

初めて見積書を作成してもらうときに、営業マンから「付属品(オプション)はどうしましょう?」と聞かれると思います。

その際は遠慮なく、付属品もすべて見積もりに入れて下さいと言いましょう。

先ほどもお伝えしましたが、オプションを値引きしてもらったとしても、結局は車両価格からの値引きになります。

ただディーラーからしてみると、値引きできる要素が多ければ多いほど値引きしやすいもの。

本体の値引き交渉はあからさまなので、下取り額アップなどの交渉を重点的に、お互いに気持ち良く交渉することで良い結果が生まれる気がします。(引用:ヤフー知恵袋

結果的に最終的な値引き率は高くなるため、付属品を全て見積もりに入れた状態の方が値引率そのものを高めることができるのです。

何もつけてないノーマルグレードの新車よりも付属品をバリバリつけたグレードの高い新車の方が最終的に値引きをガッツリできますよ。

値引き率20%を超えたいのであれば、オプションを付けてから「全体の把握から20%ほど安くしてくれたら即買いするのですが・・」と言ってみましょう。

新車購入前に下取り査定は必ず受ける

下取り車がある場合のポイントですが、査定だけは受けても見積書には含めないようにしてください。

理由は、値引き額と下取り価格が不明確になるからです。

もちろん、下取り車がある場合は、査定を受けてください。

ただし、「下取り車は、親や友人が譲って欲しいと言っているから譲るかもしれません」と言って見積書には含めないようにしましょう。

新車購入に関係ない親族を悪者に仕立てる

悪者というのは少々言い過ぎかとも思いますが、親族のどなたかをディーラーにとっての見えない敵に仕立て上げます。

どういうことかと言えば、『ライバル車が気に入っている』『ライバル車の購入を勧めてくる』存在になってもらうのです。

悪者役に適しているのは、同居していない両親や兄弟です。

同居している親族やあなたのパートナーでもかまいませんが、ディーラー営業マンは突然訪ねてきたり、電話をしてきたりすることがあります。

そのときに、ライバル車が気に入っている役を演じてもらわなければいけませんので、同居している親族を悪者役に仕立てるときは、しっかりと役回りを伝えておきましょう。

ディーラーにとって見えない敵役がいることで、大幅値引きを求めることや、契約を迫られたときの逃げる口実につなげられます。

ディーラー営業マンは、お客さんが目の前にいれば、値引きの話だけではなく、ライバル車との違いを前面に押し出して契約を迫ることができます。

しかし、購入に反対している人が目の前にいなければ、ライバル車との違いをアピールしてもあまり効果がないことは分かっています。

しかも、反対している人が資金援助をしてくれるとなれば、説得してもらうために値引きで勝負するしか方法はありません。

だからこそ、親族をディーラーにとっての悪者役に仕立て上げて、さらなる値引きの上乗せを勝ち取りましょう。

奥さんや子供を引き合いに出す

奥さんや子供等を引き合いに出すのも、それなりに使える新車購入の値引きテクニックです。

つまりは自分はそこまで買いたいと思っていないけど、奥さんや子供はものすごく買う気があるので、その気持ちに応えてほしいと伝える、というわけ。

ファミリーカーを買う場合は子供の声が響きますし、どんな時でも通用するのが奥さんの声ですね。

「これをやってくれたら奥さんが喜ぶと思います」「子供も期待してるので何とか期待に応えて欲しいんです」というと、奥さん思いの営業マンや子供好きの営業マンが当たれば値引きにつながるという事も少なくはありません。

実際に筆者もこのテクニックはめちゃくちゃ日常茶飯事で使っているテクニックであり、新車購入だけではなく他の交渉でも使えるテクニックです。

家電でも使えますし、相手を動かそうとするときにの動機付けにも使えます。

本当に子供や奥さんのことを思っているのであれば、嘘偽りなく本当の気持ちから出てくる言葉になりますので、相手にも熱意が伝わるのでしょう。

意外と使えるテクニックなのでぜひ試してみてください。

新車購入時は値引きをぜひ試してみよう

今回は新車購入時に金額を値引きするテクニックについて紹介してきました。

難易度が高くなればなるほど、値引き率が高くなりますので、自分に合ったテクニックを使うと良いでしょう。

ただどの交渉術も、全て効果が方法である事は確か。

今回紹介したテクニックを使えば、どんなに口下手なの人でも100%車両価格を安くすることができるでしょう。

粘り強く値引きを迫るユーザーには止むを得ず大幅な値引きで販売し、おとなしいユーザーに対してはほとんど値引きしないで販売することもあるのが日本の新車販売の実情である。
※出典:「ガリバー」より

上記のように言われていますが、本当にその通り。

新車の場合、「値下げしてください」と言うだけで10%ほどは安くなりますが、それでは満足できませんよね。

だからこそ、今回紹介したテクニックを使って、新車購入日から20%ほどの値引きを獲得するようアプローチしてみて下さい。

口下手で交渉なんて苦手、と考えている人でもわりとかんたんに実践できます。

騙されたと思って一回試してみてください。思いのほか、あっさりと値引きすることができますので。

以上「新車購入時の値引きはどのくらいが相場?専門家が解説【2019年最新版】」でした。

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