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一時抹消登録の記載例

一時抹消登録手続きは車を一時的に廃車にする手続きです。しばらく車に乗らない場合に利用します。手続きすれば、自動車税の支払いが止まり、また支払い済みの自動車税の還付を受ける事が出来ます(参考:自動車税の還付金計算)。

その後、再登録をすればまた車に乗れるようになります。この際の手続きを中古車新規登録と言います。また、結局車に乗らない場合には「解体届出」の手続きを行います。

なお、今の時点で「手続きの対象車に二度と乗らない」と決めている場合には、一時抹消登録ではなく、永久抹消登録が最適な手続きとなります。

【廃車】永久抹消登録手続きの費用と必要書類

では、一時抹消登録手続きについて見ていきましょう。

当記事は、一時抹消登録手続きをご自分で行う場合について紹介しています。廃車業者などに依頼する場合は店舗に直接問い合わせして下さい。その場合代行手数料が数千円必要になります。

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一時抹消登録手続き

一時抹消登録手続きは、住所地を管轄する運輸支局等で行います(参考:運輸支局・自動車検査登録事務所一覧)。

運輸支局

手続きの内容を簡単に説明すると、必要書類を揃えて窓口に提出するだけです。そこまで複雑な内容の手続きでは有りません。書類作成も含めて2,3時間で手続きは完了します。

手続きの流れや必要書類を詳しく見ていく前に、個々の状況によって疑問を抱えていると思うので、いくつか答えておきたいと思います。

車の名義がローン会社などの場合に手続き(廃車)は出来る?

車の名義がローン会社やディーラーなどの場合、一時抹消登録手続きを行う事は出来ません。車の所有者が本人である事が必要です。

出来ない

この場合には「ローンを完済して所有権解除手続きを行う」か「ローン会社などに一時抹消登録の了承を得る(*)」必要が有ります。

* 了承を得た場合は所有権解除手続きを行う事になります。ただし、ローンの支払いは無くなりません。

代理人(本人以外)でも手続き(廃車)は出来る?

一時抹消登録手続きは本人以外の代理人でも行う事が出来ます。その場合「委任状」をその他の必要書類に添付して下さい。

出来る

委任状の書き方は、手続き名に「一時抹消登録」と記載し、押印する判子は所有者の実印です。その他の書き方については以下の記事を参考にして下さい。

【車関連】委任状の種類・書き方の見本

ナンバープレートと封印は勝手に外しても大丈夫?

一時抹消登録手続きを行う際は「ナンバープレート」を返納しなければなりません。そのため、ナンバープレートを車から取り外す事になります。

出来ない

しかし、封印と封印が施された後部のナンバープレートを勝手に取り外す事は道路運送車両法で禁止されています。罰則も規定されていて、その内容は6か月以下の懲役又は30万円以下の罰金です(同法第108条一号)。

第11条5項  何人も、国土交通大臣若しくは封印取付受託者が取付けをした封印又はこれらの者が封印の取付けをした自動車登録番号標は、これを取り外してはならない。ただし、整備のため特に必要があるときその他の国土交通省令で定めるやむを得ない事由に該当するときは、この限りでない。

「ただし書き」以降には例外が規定されていますが、国土交通省令「道路運送車両法施行規則第8条3項」には「整備のため特に必要が有る時」と「国外で使用しようとする時」しか規定されていません。

つまり、一時抹消登録手続きは例外には当てはまらず、勝手に取り外してはならない事になります。

封印

ただし、これはあくまで法律上の話です。実際は、業者も個人も自分でナンバープレートを取り外して一時抹消登録手続きを行っています。しかも、運輸支局の人も「ナンバープレートを外して持ってきて下さい」と言う始末です。法律が形骸化してしまっているわけです。

しかしながら、法律上封印の施されたナンバープレートを取り外す事は禁止されていますので、自己判断で行動するのは良く有りません。念の為、運輸支局に「ナンバープレートの取り外し」について確認するようにして下さい。

一時抹消登録手続きの流れ

運輸支局での一時抹消登録手続きの概ねの流れは以下のようになります。

  • ① 運輸支局の用紙販売窓口で申請書などを購入・入手します(用紙販売窓口は別館に有る場合が多いです)。
  • ② ナンバープレート交付窓口にナンバープレートを返納します(手数料納付書に「プレート返納印」を押印してもらいます)。
  • ③ 申請書などを記入・作成します(記載例は登録窓口付近に有ります)。
  • ④ 登録窓口に書類を提出します。
  • ⑤ 登録識別情報等通知書を受け取ります(再登録・解体届等を行う時に必要な書類です)。
  • ⑥ 税事務所の窓口で自動車税の申告手続きを行います(*)。

* 自動車税の申告手続きをしなくても一時抹消登録手続きは完了しますが、「自動車税の支払いの停止」と「還付」を受ける為に必ず行いましょう。

自賠責保険

自賠責保険の契約期間が残っている場合は、契約している保険会社の窓口で解約手続きを行って下さい。残り期間に応じて解約返戻金を受け取れます(参考:自賠責保険の解約手続きに必要な書類)。

一時抹消登録手続きの必要書類

一時抹消登録手続きの必要書類は以下の通りです。

  • ① 申請書(OCRシート第3号様式の2)
  • ② 手数料納付書(無料)
  • ③ 自動車税・自動車取得税申告書(無料)
  • ④ 自動車検査証
  • ⑤ ナンバープレート
  • ⑥ 所有者の印鑑証明書(印鑑証明書の取得方法
  • ⑦ 所有者の実印
  • ⑧ 委任状(代理人申請する場合のみ。所有者の実印を押印)

①②③⑧の書類は運輸支局にて入手します。⑧の委任状は国土交通省のHPでダウンロード可能です。その他の書類などはご自身で用意して下さい。

車検証を紛失している場合

車検証を紛失している場合は、「車検証の再交付手続き」か「登録事項等証明書交付申請」が別途必要になります。

車検証

どちらも手数料が300円ですが、追加で必要になる書類が少ないのは「登録事項等証明書交付申請」です。

■追加で必要な書類

  • 申請書(OCRシート第3号様式)
  • 本人確認書類(運転免許証など)

車検証の住所と現住所が違う場合

車検証に記載されている住所と現住所が違う場合は、変更内容を確認出来る書類が別途必要になります。

■追加で必要な書類

  • 申請書(OCRシート第1号様式)
  • 住民票などの住所変更が確認出来る書類(2回以上住所が変わっている場合は戸籍の附票が必要です)

一時抹消登録の手数料とは別に350円の手数料が必要です(運輸支局によっては無料の所も有ります)。

車検証の所有者が未成年者の場合

車検証の所有者が未成年者の場合は、以下の書類が別途必要になります。

■追加で必要な書類

  • 親権者の同意書
  • 親権者の印鑑証明書
  • 親権者である事を証明する戸籍謄本

同意書は国土交通省のHPでダウンロードする事が出来ます。

親権者の同意書の書き方とダウンロード

申請書の記載例

申請書(OCRシート第3号様式の2)の記載例は以下の通りです。

一時抹消登録の記載例

①②の箇所は鉛筆で記載して下さい。その他の箇所はボールペンを使用して下さい。

  • ① 「業務種別」の欄には「9(抹消)」を記載し、「抹消」の欄には「2(一時使用中止)」を記載します。
  • ② 自動車登録番号と車台番号(下7桁)を記載します(運輸支局によって車台番号が下3桁の場合も有ります)。
  • ③ 所有者の氏名と住所を記載し、実印を押印します(代理人申請の場合は押印は不要です)。
  • ④ 登録の原因とその日付を記載します。

一時抹消登録手続きの費用

一時抹消登録手続きの費用は以下の通りです。

  • 手数料・・・350円
  • 申請書代・・・100円未満

登録事項等証明書交付申請など別途手続きが必要な場合には、上記以外の費用が発生します。

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