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ガソリンスタンド

ガソリンスタンド

街中でよく見かけるガソリンスタンド(給油所)。最近はセルフ式のガソリンスタンドも増えて来ましたが、ガソリンスタンドはどの様にして開業するのでしょうか?また、スタッフ(販売員)の仕事はどの様な感じなのでしょうか?

ここでは、ガソリンスタンドの経営者や販売員の仕事について見ていきましょう。

ガソリンスタンドの状況

ガソリンスタンドの減少

ガソリンスタンドは、平成元年には全国に約6万ヶ所も有りました。しかし、石油価格の高騰により利幅が減った事や若者の車離れが起きている事が影響し、年々減少しており、平成26年時点では約3万3千ヶ所と、平成元年当時の半分近くにまで減っています。

全国及び都道府県別のガソリンスタンド数の推移~近年は減少傾向

確かに、セルフ式のガソリンスタンドは年々増加し、街中でもよく見かける様になりました。しかし、それでも全体としてのガソリンスタンドの数は減る一方です。これからガソリンスタンドを新たに経営しようと考える方にとっては、非常に厳しい状況と言えますね。

ガソリンを販売する事により得られる粗利

2017年3月現在、ガソリンは「1L120〜140円程度(レギュラー)」で販売されていますが、この内「原油コスト・石油石炭税・揮発油税・消費税」が全体の8割以上を占めています。

さらに、精製時のマージンも10%程取られるので、代理店は粗利が数%(1L当たり5〜8円程度)しか得られません。この薄利な状況が、ガソリンスタンドの経営が難しい原因の1つなのでしょうね。

【消費者側の視点】ガソリンにかかる税金の内訳~ガソリン税・石油税・消費税について解説

ガソリンスタンドの形態

代理店型のガソリンスタンド

ガソリンスタンドには、主に「直営店」「特約店」「代理店(販売店)」とが有ります。

ガソリンスタンドでいう「直営店」は、元売りである石油会社()が経営している店舗です。どちらかというと、直営店はガソリンスタンド全体の中では少数派ですね。

:元売りの会社は組織再編が頻繁に行われていますが。2017年1月現在、日本には「JXエネルギー・出光興産・東燃ゼネラル・コスモ石油・昭和石油・キグナス石油・太陽石油」の7社が有ります。

次に、元売りからガソリンを購入し、運送業者や工場等に販売したり代理店に卸したりするのが「特約店」です。特約店はガソリンスタンドを経営して消費者に販売する事も出来ます。

最後に「代理店」です。これは、特約店からガソリンを仕入れて販売しているガソリンスタンドの事です。町でよく見かける、ENEOS(エネオス)などの看板を掲げているのに、看板の下に「○○石油株式会社」など別の会社名が表示されているガソリンスタンドが、代理店ですね。

:必ずしも代理店という訳ではなく、特約店の場合も有ります。

ガソリンスタンドを開業するには?

ガソリンスタンドは、八百屋さんや喫茶店を開業するのとは違い危険を伴うので、開業するにも一定の手続や資格が必要となります。

経済産業省による登録

経済産業省

まずは、揮発油等の品質の確保等に関する法律に基づいて、経済産業省からの登録を受ける必要が有ります。

登録時には、以下の書類等が必要となります。なお、審査や決裁の期間が有るので、事業を開始する14日前までには申請書を提出する必要が有ります。

参考:登録申請先は管轄の経済産業局です。各経済産業局のホームページに必要書類などが記載されているので、申請前に必ず確認する様にしましょう。Googleなどの検索エンジンで「揮発油販売業者登録」と検索すれば、管轄の経済産業局の該当HPが出てくるはずです。

  • 登録申請書
  • 登録免許税(3万円)
  • 事業計画書
  • 分析受託証明
  • 危険物取扱免許の写し
  • 商業登記簿謄本又は住民票
  • 誓約書
  • 消防申請許可
  • 建築確認通知

必要書類の中にも有る様に、ガソリンスタンドを経営するには、以下のいずれかの危険物取扱免許が必要です。

  • 危険物取扱者乙種第四類
  • 危険物取扱者甲種

ちなみに、甲種の試験は難しいので、乙種第四類を受験する方が多い様です。

消防許可

ガソリンスタンドは、ガソリンという危険な物質を扱う為、消防法第11条に則った設備を作る必要が有り、市町村の許可が必要となります。なお、申請手続きは各消防本部や消防署などで出来ます。

揮発油の分析

分析

ガソリンスタンドで販売する揮発油は、10日に1回内容を分析し、その結果を帳簿として2年間保存しなければなりません。分析には、分析装置を使って自分で分析する方法と、経済産業省で登録されている分析機関に分析を依頼する方法とが有ります。

参考:生産揮発油品質維持計画認定を経済産業大臣又は経済産業局長から受ければ、分析を1年に1回に軽減する事が出来ます。

ガソリンスタンドを開業するにあたり、経済産業省での登録申請の際に、この分析機関からの受託証明書が必要となります。

直営店の場合は、元売りの会社が全て手続きをしますが、代理店の場合は自分達でこれらの手続をしないといけないので、事業開始時は色々と大変そうですね。

販売員の仕事

販売員の仕事

ガソリンスタンドの販売員は、ガソリンスタンドで給油や洗車などの車に関する総合的なサービスを提供する仕事です。ガソリンスタンドを経営する会社に就職して勤務する事になります。学歴や経験、資格などは特に問われず、誰でもなる事が出来ます。

なお、自動車整備資格を取得すると、ガソリンスタンド内で修理や点検もする事が出来る様になるので、仕事の幅が広がります。

アルバイト時は、時給800円程度ですが、社員になると役職によって給料が異なります。最初は年収200万円程度ですが、マネージャーやエリアマネージャーになると年収700万円程度にまでなる様です。

まとめ

いかがでしたか?ガソリンスタンドには直営店と代理店が有り、代理店を1から作るのは大変そうですね。しかも、最近はガソリンスタンドの数自体が減って来ている状況なので、新しく作って軌道に乗せるのは中々難しそうですね・・・。

販売員としての給料は、ただのバイトだと安いですが、資格を取得したり正社員として頑張っていると大幅に上がる可能性が有るので、やりがいは有りそうですね。

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