冷却水「クーラント」の交換時期やチェック方法

冷却水の交換など車のメンテナンス  
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最近は車のメンテナンスを専門業者がパパっとしてくれるので、自分でメンテナンスをするという方も減って来ていますよね。

また、車を触るのが趣味の方であれば何の苦もなく点検も出来るでしょうが、日々忙しく働いている方にとってこまめに点検するのは難しいでしょうし、知識が無い方も多いのではないでしょうか。

ここでは、数有る車の点検項目の中でも冷却水「クーラント」の交換時期や点検を含むメンテナンス方法について紹介していきます。

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冷却水/クーラント/LLCの違い

車の冷却水

冷却水は、エンジンを冷却する為の水の事を言いますが、他にもクーラントやLLC、不凍液と呼ばれる事も有ります。それぞれの違いは以下の通りで、これらを総称して「冷却水」と呼びます。

参考:一般的に、冷却水の色は赤や緑色が多いです。

  • 不凍液   ・・・寒くても凍らない様に作られた冷却水
  • クーラント ・・・冷却水と同義
  • LLC     ・・・”Long Life Coolant”の略で、冷却水の性能を高め寿命を長くしたもの
  • スーパーLLC ・・・LLCに使う防食添加剤を改良したもので、使用期間はLLCの約2倍。

なお、最近の冷却水は不凍液が成分として含まれているので、車の冷却水で「不凍液」そのものの商品名で売られている事は殆ど無いでしょう。

冷却水の効果

冷却水は、上記の通りエンジンを冷却するための物ですが、具体的には以下の様な効果が有ります。

  • オーバーヒート防止
  • エンジンの焼き付き防止
  • エンジンの防サビ効果

冷却水の交換時期の目安

冷却水は出来れば1〜3ヶ月に1度は点検、最低でも半年に1度はキャップを外して点検をしたいところですね。

但し、最近は国内自動車メーカーが長寿命のスーパーLLCを納車時点で充填している事が多いです。中には交換サイクルが初回9年(以後4年)といった、非常にサイクルが長い物も有ります。

自分の車に充填されている冷却水がどの様なタイプなのかを知った上で、交換時期を判断していく事が必要ですね。

交換時期

なお、雪の降る地域では、冷却水の濃度が薄くなるとエンジン内部で凍ってしまう事が有りますし、ラジエーター内のサビの原因にもなります。

住んでいる地域なども考慮して、点検のタイミングを考える様にしましょうね。

冷却水の点検方法

ここでは、冷却水の点検・補充方法について紹介します。

冷却水は、リザーバータンクを目視するだけで簡単にチェックする事が出来ます。リザーバータンクの側面には、アッパーレベル(上限)とロアレベル(下限)の印が有るので、その間に液面が有れば水量についてはOKです。

注意:冷却経路内の圧力変動に応じて出たり入ったりするので、点検はエンジンが完全に冷えた状態で行う様にしましょう。

ロアレベルまで水量が減っていた場合は、現在使用している冷却水と同銘柄・同濃度の冷却水をアッパーレベルまで補充する様にしましょう。

注意:エンジンルームにこぼすとボディを傷める事が有るので、こぼさない様にしましょう。

車のクーラント交換注意

なお、タンクの水量に問題が無くても、ラジエーター内で冷却水が減っている事が有ります。

これはどこかでエアを吸っている時に起こるトラブルなのですが、リザーバータンクの水量に影響が無いのでオーバーヒートするまで気付かない事が多いです。

点検時には、ラジエーター本体のキャップ周辺やホースの接続部分に漏れた後が無いかをチェックしましょう。また、ラジーエーターキャップのシールにムラや変形、ひび割れなどが無いかもチェックしましょうね。

参考:停車中に車の下から覗き込むと、冷却水の漏れは大概の場合は発見する事が出来ます。しかし、走行中に漏れている場合は、発見が難しいです。水温計が異常に高くなっているなど、異変を感じたらディーラー等で点検してもらった方が良いでしょう。

LLC補充時の注意

LLCを交換する際は、タンクに残っているLLCは一旦全部抜き取る様にしましょう。古いLLCと混ざると防サビ性能が劣り、寿命が短くなってしまいます。

車のクーラントの交換

また、LLCには必要な濃度に薄めて使う「原液」と、予め一定の濃度に薄められた「補充用」とが有るので、補充時にはどちらなのかの確認が必要です。

なお、スーパーLLCが納車時に充填されている車種の場合は、純正の補充液を使うのが原則となっています。補充はディーラーに持っていてしてもらう方が良いでしょう。

冷却水が減る原因

これまでに冷却水は定期的に点検や補充が必要だと説明して来ましたが、そもそもなぜ冷却水は減るのでしょうか?

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この点、冷却水の減少は基本的には自然蒸発によるものです。普通の走り方をしていれば、1年に約0.3リットルが自然蒸発により減少していく程度なので、極端に減るという事は有りません。

短期間に極端に減っている場合は、水漏れが考えられるのですぐに点検し、分からない場合はディーラーに持って行く様にしましょう。

なお、漏れる可能性の有る場所としては、上述したラジエーター以外にもウォーターポンプやヒーターコア、シリンダーヘッドなどが考えられます。

冷却水はただの水でも良いのか

冷却水は原液の場合は、水を混ぜ合わせて薄めて使います。しかし、この時に使う水は純水)が原則です。

:純度の高い水の事で、不純物を含まない若しくはほとんど含んでいません。産業や工業用に使われる物で、飲料用ではありません。

水

水道水を冷却水代わりに使うと、しばらくすると水が腐ってきます。そして腐ったままで放置していると、不純物でラジエーターやサブタンクのホースが詰まったり、各所が錆びたりします。

また、ただの水では寒い時期に凍ってしまいますし、夏場にオーバーヒートしやすいです。

従って、応急処置的に使う場合以外は、冷却水ちゃんとを購入して使う様にしましょうね。

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