車査定マニア
運転初心者の女性

運転初心者の女性

自動車の運転免許は、ほとんどの方が自動車教習所に通って取得します。

自動車教習所には、指定自動車教習所と届出自動車教習所とが有りますが(参考:指定自動車教習所と届出教習所の違い)、ここでは“指定自動車教習所”で運転免許を取得する場合に、費用や期間がどれくらい必要なのかなどについて見ていきます。

この記事では、「普通自動車運転免許」の取得に絞って紹介しています。

免許取得までの流れ

免許取得までの流れ

自動車教習所に入校してから運転免許を取得するまでの流れとしては、大まかに以下の通りとなります。

  • ①自動車教習所で入校の申込
  • ②オリエンテーション・学科1番(先行学科)・運転適性試験
  • ③技能第1段階・学科第1段階
  • ④修了検定(技能)
  • ⑤仮免学科試験
  • ⑥仮免許交付
  • ⑦技能第2段階・学科第2段階
  • ⑧卒業検定(技能)
  • ⑨学科試験(運転免許試験場)
  • ⑩運転免許証交付

以下で、順を追って内容を見ていきましょう。

①自動車教習所で入校の申込

教習所の女性

まず最初に、自動車教習所に入校手続をします。自動車教習所に入校出来るのは、満18歳以上の方です。

参考:誕生日の2ヶ月前から受付が開始します。

入校するには、「視力が両眼で0.7以上・片目で0.3以上(メガネやコンタクトレンズで矯正してもOK。)」と「赤・青・黄の識別が出来る事」という条件を満たす事が必要です。基準を満たしていないと思われる方は、教習所に相談する様にしましょう。

入校時の必要書類

自動車教習所に入校する際、以下の書類が必要となります。

  • 印鑑(認印)
  • 身分証明書(学生証やパスポートなど)
  • 教習料金
  • 写真(縦3.0cm×横2.4cm)
  • 本籍地記載の住民票

:教習所によって必要な書類等は異なる事が有ります。詳細は直接教習所に問い合わせる様にして下さい。

教習料金の相場

教習料金

以下では、AT・MT別に大体の教習料金の相場を紹介します。なお、教習料金は教習所によって異なりまし、独自の割引制度や追加料金の発生しないプランなどを用意している教習所が多いので、参考程度に考えておいて下さい。

取得する免許既に持っている免許教習料金
MTなし・原付28万〜30万円
MT自動二輪25万〜27万円
ATなし・原付27万〜29万円
AT自動二輪23万〜25万円

ちなみに、教習所での教習は事前予約が必要なのですが、生徒の中には「日中は教習に行けない」という方や、「週末にしか行けない」という方など様々な方がいますよね。

そういう方の為に、追加料金を払って優先的に自分の取りたいコマを抑える事の出来るプランなども用意されている事が多いので、詳細は各自動車学校に問い合わせてみて下さい。

少しでも教習料金を安く抑えたい方は、合宿免許で免許を取得するのも手です。
合宿で運転免許を取得するメリット・デメリット

免許取得までの日数

カレンダーと車

免許取得までに必要な日数は、その人の生活状況や予約の空き状況にもよるので何とも言えないですが、最短の場合でMT車は16日、AT車は14日で取得する事が可能となっています。

参考:教習所では、学科教習は時間が合う限り1日に何時限でも受講出来ますが、技能教習は1日に2時限まで(第2段階は3時限まで)という制限が有ります。

とはいえ、最短日数で免許を取得しようとすると、毎日何コマも教習を受けて試験などにも一発で受かる必要が有るので、なかなか大変です。

従って、一般的には焦らず2〜3ヶ月程度かけて免許を取得するケースが多い様ですね。

なお、教習所に入学してから9ヶ月以内に全ての教習を修了()出来ない場合、今まで受けてきた教習が無効になるので再度1から教習を受けなければなりません。

:全ての学科教習及び路上教習のみきわめまで合格

オリエンテーション・学科1番(先行学科)・運転適性試験

オリエンテーション

申込が済んだら、これからいよいよ教習が始まります。

教習の初日はオリエンテーションです。教習所を利用する際の注意事項や、教習時の心構えなどについて教官から話が有ります。

また、運転適性検査も実施されます。これは、免許を取るにあたって自分が運転に適した性格かどうかを判断するテストです。性格判断テストの様なものなので、結果が悪かったとしても免許の取得には関係有りません。

さらに、初日には学科教習が1つ有ります。後述しますが、学科教習には1番〜10番といった番号が振られており、基本的には生徒の好きな順番で受講していく事が可能です。但し、1番(先行学科)だけは初日に実施され、「運転者の心構え」について学ぶ事になっています。

なお、これらの初日のオリエンテーションや適性試験は大体3時間程度かかります。結構な長丁場ですが、頑張ってこなしましょう!

③技能第1段階・学科第1段階

初日の教習が終わると、第1段階の技能教習と学科教習が始まります。以下で、第1段階の技能及び学科教習について見ていきましょう。

なお、教習は最低でも以下の時限数を受けなければなりません(1時限50分。)

取得する免許既に持っている免許学科技能
MTなし・原付26時限
(1段階10/2段階16)
34時限
(1段階15/2段階19)
MT自動二輪2時限
(1段階0/2段階2)
32時限
(1段階13/2段階19)
ATなし・原付26時限
(1段階10/2段階16)
31時限
(1段階12/2段階19)
AT自動二輪2時限
(1段階0/2段階2)
29時限
(1段階10/1段階19)

技能教習

技能教習

初めて免許を取得する方は、MT車15時限・AT車12時限の技能講習を受けなければなりません。教習は実車による教習(教習所内のコース)及び、シュミレーターを使用しての教習となります。

技能教習の内容(MT車)は以下の通りです。

時限教習内容
1
・車の乗り降りと運転姿勢
・自動車の機構と運転装置の取扱い
・発進と停止
2
・車の乗り降りと運転姿勢
・自動車の機構と運転装置の取扱い
・発進と停止
3
・速度の調節
・走行位置と進路
4
・走行位置と進路
・時機をとらえた発進と加速
5
・時機をとらえた発進と加速
・目標に合わせた停止
6
・カーブや曲がり角の通行
7
・坂道の通行
・後退
8
・狭路の通行(クランク)
9
・狭路の通行(S字)
10
・オートマチック車の運転
・オートマチック車の急加速と急発進時の措置
11
・通行位置の選択と進路変更
・障害物への対応
12
・標識、標示に従った走行
・信号に従った走行
13
・交差点の通行(直進)
・交差点の通行(左折)
・交差点の通行(右折)
・見通しの悪い交差点の通行
14
・交差点の通行(右折)
・見通しの悪い交差点の通行・踏切の通過
15
・みきわめ

参考:15時限目の「みきわめ」は、第1段階で学習した内容をしっかりと理解し運転に活かせているかを確かめる、いわば「教習効果の確認」です。みきわめの結果が「良好」とならない限り、修了検定に進む事は出来ません(同様に、第2段階のみきわめで「良好」とならない、限り卒業検定に進む事は出来ないです。)

AT車の場合も学習する内容は基本的に同じですが、MT車よりも操作が簡単なので1時限に学ぶ量が多く、トータルの時限数が少なくなります(第2段階も同様。)

必要に応じて追加教習や延長教習が有ります。

学科教習

学科教習

第1段階の学科教習では、車を運転するに当たって必要となる基本的な知識や心構え、守るべきルールなどについて学びます。学科教習は1〜10番までの10時限で構成されており、2番以降は自分の好きな順番で受ける事が出来ます(1番はオリエンテーション時に受講。)

学科教習の内容は以下の通りです。

時限教習内容
1
・運転者の心得
2
・信号に従うこと
3
・標識、標示に従うこと
4
・車の通行するところ、車が通行してはいけないところ
5
・交差点等の通行、踏切
6
・緊急自動車等の優先
・安全な速度と車間距離
・オートマチック車の運転
7
・歩行者の保護等
8
・安全確認と合図、警音器の使用
・進路変更等
9
・追い越し
・行き違い
10
・運転免許制度、交通反則通告制度

学科教習は、時間割を見て空いてる時間に一気に受けてしまいましょう。そして、第1段階の学科を受け終えたら「効果測定」を受けます。これは、修了検定前に受けるテストで、修了検定の模擬試験の様なものです。

効果測定は基本的には予約不要で、教習所に有るパソコンで各自受けます。これに合格しないと、次に進めないので準備が出来たらすぐに受ける様にしましょうね。

なお、問題は○×形式(50問で45点以上合格)で内容も基本的なものばかりなので、しっかりと講義を聞いて復習をしていればクリア出来るでしょう。

④修了検定(技能)

技能の修了検定は第2段階への進級試験の様なもので、教習所内のコースを使って基本的な運転操作や交通ルールが理解出来ているかを判定するために行われます。

技能教習の「みきわめ」に合格した方のみ受験する事ができ、減点方式で100点満点中70点で合格です。

修了検定に不合格だった場合、1時間以上の補修教習を受けた後で再検定を受ける事になります。

⑤仮免学科試験

仮免学科試験

仮免学科試験は、効果測定と同様の形式で出題されます。従って、50問の○×形式で45点以上取れば合格です(制限時間は30分。)

出題範囲は第一段階の内容のみなので、しっかりと復習して試験に挑みましょう。

仮免学科試験に落ちた場合、再試験手数料は1回につき1,700円です。

⑥仮免許交付

技能の修了検定と仮免学科試験に合格したら、仮免許が交付されます。ひとまずはお疲れ様でした、という感じですね。仮免許証は、教習所の方針にもよりますが基本的には「教習所預り」となります。

参考:持出し理由を書けば、仮免許証を持ち出す事の出来る教習所も有る様です。

仮免許証が有れば、普通免許保持者(免許取得以降3年以上経過)が同乗して、車の前後に「仮免練習中」というプレートを掲示する事で公道を走る事は出来ます。

しかし、だからといっていきなり外で運転したら事故を起こすリスクが高いですからね・・・。教習所のカリキュラムをしっかりとこなせば、免許はほぼ確実に取得出来るので、敢えて仮免許を持ち出してまで運転する必要は無いでしょう。

⑦技能第2段階・学科第2段階

仮免が交付されたら、教習はいよいよ第2段階です。第2段階では、教習所から出て実際の道路で技能教習を行います。また、学科教習についても内容がより深くなるので、しっかりと集中して教習を受ける必要が有りますね。

技能教習

技能教習を受ける女性

第2段階の技能教習は、第1段階のときと同じ様に決められた順番に受けていきます。

技能教習の内容(MT車)は以下の通りです。

時限教習内容
1
・路上運転に当たっての注意と 路上運転前の準備
・交通の流れに合わせた走行
・適切な通行位置
2
・路上運転に当たっての注意と路上運転前の準備
・交通の流れに合わせた走行
・適切な通行位置
3
・適切な通行位置
・進路変更
4
・進路変更
・信号、標識・標示等に従った運転
・交差点の通行
5
・交差点の通行
・歩行者等の保護
6
・歩行者等の保護
・道路及び交通の状況に合わせた運転
7
・道路及び交通の状況に合わせた運転
8
・駐、停車
9
・方向変換、縦列駐車
・急ブレーキ
10
・方向変換、縦列駐車
・急ブレーキ
11
・危険を予測した運転
12
・危険を予測した運転
13
・自主経路設計1、2
14
・自主経路設計1、2
15
・自主経路設計3
16
・特別項目
17
・高速道路での運転
18
・自主経路設計
19
・みきわめ

なお、「危険を予測した運転」は学科の「危険予測ディスカッション」とセットで3時間連続の教習となります。また、「自主経路設計①、②」と「自主経路設計③、特別項目」はそれぞれ2時間連続の教習です。

学科教習

第2段階の学科教習

第2段階の学科教習は、第1段階と比べると内容が少し難しくなっています。回数も増えていて大変ですが、頑張って学習しましょう。

第2段階の学科教習で学習する内容は、以下の通りです。

時限教習内容
1
・危険予測ディスカッション
2
・応急救護処置I
3
・応急救護処置II
4
・応急救護処置II
5
・死角と運転
6
・適性検査結果に基づく行動分析
7
・人間の能力と運転
8
・車に働く自然の力と運転
9
・悪条件下での運転
10
・特徴的な事故と事故の悲惨さ
11
・自動車の保守管理
12
・乗車と積載
・けん引
13
・交通事故のとき
14
・自動車の所有者等の心得と保険制度
15
・経路設計
16
・高速道路での運転
応急救護措置の内容

応急救護措置講習は、平成6年から義務付けられたもので”座学1時限”と”実技2時限”の計3時限からなります。

応急救護措置がなぜ必要なのかや心肺蘇生法、AEDの使い方などを学習します。座学は興味深い話が多く、実技では実際の応急救護の方法を学ぶのでとても有意義だった、と感じる方が多い様です。

なお、第1段階のときと同じ様に、学科教習が全て終わったら効果測定を受けなければなりません。95問の○×問題で試験時間は50分、90点以上(1問1点、最後の5問はイラスト付きの危険予測問題で2点ずつ)で合格です。

出題範囲は、第1段階と第2段階の全てなので、第1段階や仮免学科試験と比べると難易度が高いです。

これに合格していないと、技能の「みきわめ」を受ける事が出来ないのでなるべく早めに合格する様にしましょうね。

⑧卒業検定(技能)

卒業検定は、今まで教習所で学習して来た技能教習の成果を確かめるテストです。第1段階時の修了検定と同様、100点満点中70点(減点方式)で合格となります。

卒業検定は教習所近くの公道で行われ、その後で教習所内に戻って「縦列駐車」若しくは「方向転換」をします(どちらになるかは、検定を受ける順番やくじ引きなどで決定。)

卒業検定

なお、減点には「5点・10点・20点・100点」が有ります。100点の減点は、その場で試験中止となる危険な行為で「信号無視」や「ガードレール等との接触」などです。「路側帯への進入」や「徐行違反」などは20点の減点ですが、70点合格という事を考えると20点の減点を受けると不合格はほぼ決定的でしょうね・・・。

参考:他にもエンストや加速不良などの様に、1度目は減点されず2度目から減点される特別減点も有ります。

減点には大小の差が有りますが、教官が教習中に教えてくれた事を忠実に守れば合格する事が出来ます。教官の言っていた事を思い出して、落ち着いて運転する様にしましょうね。無事に卒業検定に合格すると、卒業証明書が貰えます。

なお、全教習が終わってから3ヶ月以内に卒業検定に合格しないと、今まで受けた教習が全て無効となるので注意が必要です。

⑨学科試験(運転免許試験場)

教習所での全ての行程は、卒業検定で修了です。後は、運転免許試験場で学科試験を受けるのみですね。ちなみに、学科試験は教習所を卒業してから1年以内に合格する必要が有ります。

学科試験の受験地

学科試験は、住民票登録をしている住所地を管轄する運転免許試験場で受験します。

学科試験の実施日時

学科試験は、平日のみの開催で土日・祝日は受験出来ません。受付時間は、試験場によって異なりますが大体朝の8時半〜9時頃です。

必要書類

学科試験の受験時に必要な書類等は、以下の通りです。

  • 本籍記載の住民票
  • 本人確認書類
  • 写真(縦3cm×横2.4cm)
  • 卒業証明書
  • 手数料3,800円(受験料1,750円+免許証交付料2,050円)
  • 筆記用具

受付から合格発表までの流れ

運転免許試験場に行くと、初めての方でも分かりやすい様に手続をする順番の記載された案内板が有ります。また、各受付カウンターには対応する番号が大きく掲示されているので、手続で迷う事は基本的には無いでしょう。

受付が終わると、次に適性検査(視力検査や簡単な運動能力の検査)が有ります。そして、適性検査が終わると学科試験室に移動して、いよいよ試験です。

学科試験は、教習所で受ける第2段階の効果測定と同様の形式で行われます。従って、出題は95問(内90問が1点ずつ、5問が危険予測問題で2点ずつ)で90点以上取ればOKですね。

学科試験の合格発表

学科試験の合否判定は電光掲示板に表示されるので、自分の受験番号が表示されれば合格です。

参考:全受験番号の記載された紙が貼り出され、番号の横に○(合格)や×(不合格)が付けられているケースも有ります。

不合格の場合は、受かるまで何度も受験しなければなりません(手数料は受験の都度必要です。)

⑩運転免許証交付

合格して喜ぶ女性

運転免許試験場での学科試験に合格した方は、合格発表後そのままの流れで「合格者講習コーナー」に行き、2時間程度の講習を受けましょう。そして、講習が終わると「免許証交付・受験番号交付」カウンターで順番に免許証が交付されます。

これで運転免許の取得が完了しました。教習所の入学から様々な教習や試験が有りますが、全てはこの運転免許証の為です。初めて免許証を手に取ったときは、きっと何とも言えない達成感が味わえる事でしょう。

参考:初めて免許証の交付を受ける方は、免許証の色が「緑」です(関連記事:運転免許証の色(グリーン・ブルー・ゴールド)の種類とそれぞれの意味

まとめ

いかがでしたか?自動車の免許を取得するには、教習所で様々な事を学んで試験に合格する必要が有ります。短期間でしっかりと学習して、全ての課程を一発で合格出来ると良いですね。

ズバット車販売サービス

中古車無料検索サービス

失敗しない車の売り方

愛車の無料一括査定