車査定マニア
アルコール

「睡眠さえ取れば体内に摂取したアルコールは体から完全に抜ける!」

こう思っていませんか?この考え方は半分正解で半分間違いです。なぜなら、摂取したアルコールの量や経過時間・個々人のアルコール消化能力などによって、睡眠を取ったとしても体内に残存するアルコール量は変わってくるからです。

なので、睡眠をとったから大丈夫!と安易に考えるのは危険です。

仮に飲酒したのが前日であったとしても、アルコールが残っている状態で車を運転すると”酒気帯び運転”で検挙される事になるので注意して下さいね。二日酔いでも酒気帯び運転に該当する可能性は有る、という事です。(参考:酒気帯び運転の罰則

二日酔いでも酒気帯び運転になる

酒気帯び運転とは、呼気や血中に一定量以上のアルコールが含まれている状態で運転する事を言います。呼気の場合では、1L中に0.15㎎以上のアルコールが含まれていれば酒気帯び運転となります。

どれくらいのビールを飲むと飲酒運転の基準0.15mgを超えるか?

酒気帯び運転の基準は「検査時に体内にどれだけアルコールが含まれているのか」、この一点に絞られています。お酒を飲んだ時期は関係有りません。そのため、二日酔いであったとしても、基準値以上のアルコールが検出されれば酒気帯び運転で捕まります。

事実、朝の通勤時間帯に警察の検問で「酒気帯び運転」で検挙されている人もいます。「寝れば次の日に運転しても大丈夫」という考え方は【甘い!】と認識しておいた方が良いでしょう。

酒気帯びは過失犯であれば罰則対象外!?

道路交通法の罰則には、基本的に故意犯と過失犯が規定されています。しかし、酒気帯び運転の罰則には過失規定が有りません(道路交通法第107条の二の二の三号)。つまり、酒気帯び運転は故意犯でないと処罰出来ない事になります。

アルコール

酒気帯び運転の故意犯とは、運転手がアルコールを体内に保有して運転しているかも?・・・という認識が有る場合を言います。例えば、「飲んだのは昨日だけど、お酒臭いし体内にまだアルコールが残っているかも・・・」という認識を持った状態で車を運転するのは故意犯となり処罰されます。

一方「睡眠時間も十分とったし、まさかアルコールが体内にまだ残っているとは思わなかった」という様に、運転手に認識が無い場合は、過失犯となり酒気帯び運転の処罰の対象とはなりません。

実際の裁判でも、飲酒から11時間(うち6時間は睡眠)が経過し事故を起こした運転手(事故時点のアルコールは呼気1Lあたり0.39㎎)に対して、酒気帯び運転に関しては無罪としている判例(那覇地裁:2015年11月5日)も有ります。

しかし、この判例はあくまで1つの事例であって、全ての事案に対応するわけでは有りません。また、検問で警察官に過失である事を言い訳しても、認めてくれる警察官はまずいないでしょう。「過失犯で有る事を争いたいなら裁判で」と言われるのがオチです。

やはり、二日酔いの酒気帯び運転で検挙されないためには、自分のアルコール消化能力を知っておいた方が良いでしょう。

【対策】アルコール消化能力を知っておこう

人の体は、摂取したアルコールを肝臓や尿、汗などによって代謝します。約90%は肝臓で代謝されます。そのため、お水をいっぱい飲んで排尿を促しても、運動して汗をかいても、アルコールの代謝が早まる事はほぼ有りません。

基本的に体内のアルコールを消化するには、時間が経つのを待つしか有りません。では、摂取したアルコールが消化される時間はどれくらいなのでしょうか?瓶ビール(500ml)を基準にすると、以下のようになります。

瓶ビールの本数アルコール消化に要する時間
1本(500ml)3~4時間
2本(1,000ml)6~8時間
3本(1,500ml)9~12時間
4本(2,000ml)12~16時間
(参考:アルコール健康医学協会

参考として、以下に瓶ビール1本と同じアルコール量を含むお酒を載せておきます。

  • 日本酒・・・1合(180ml)
  • 焼酎・・・100ml(アルコール度数25%)
  • 酎ハイ・・・350ml(アルコール度数7%)
  • ウィスキー・・・60ml
  • ワイン・・・240ml

例えば、瓶ビール1本と焼酎100mlとワイン240mlを飲めば、体内からアルコールが抜けるまで9~12時間必要になります。

瓶ビール

ただし、これはあくまで目安です。アルコール消化能力には個人差が有ります。以下の表は、内閣府が載せている飲酒運転に関する講演会で用いられた物です。

この表は、アルコールの分解速度を表した物です。「○」の1つ1つが1人の人間です。

アルコール分解能力(出典:内閣府PDF)

男性と女性でアルコールの分解速度に差が有る事が分かります。また、同性の中でも個々人で差が有る事が分かりますね。人によってアルコール分解速度に2~3倍の差が有ります。

ちなみに、お酒を飲んでも顔が赤くならない人は、顔が赤くなる人よりもアルコールの分解速度は早いようです。

また、睡眠時にはアルコールの分解速度が遅くなります。そのため、お酒を多めに飲んだ翌日には、睡眠をとったとしても体内にアルコールが残っている可能性が有ります。

まとめ

今回紹介した「瓶ビール1本のアルコール消化速度=3~4時間」を目安として利用するのもアリですが、アルコール分解速度に個人差が有る事やアルコール分解速度が睡眠によって遅くなる事を考えると、深夜まで深酒をした翌日の車の運転は控えた方が良いでしょう。

失敗しない車の売り方

愛車の無料一括査定

ズバット車販売サービス

中古車無料検索サービス