自動車組立工になるには?仕事の内容や年収・給料情報

エンジンの組み立て  
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自動車の製造に欠かせない職種の1つである自動車組立工。手先が器用で黙々と作業が続けられる方にはオススメの職業ですが、一体どのような仕事なのでしょうか?また、給料はどれくらい貰えるのでしょうか?

ここでは、自動車組立工になる方法や仕事内容、給料などついて見ていきましょう。

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自動車組立工とは?

1台の自動車を作るのには、鋳造や機械加工、エンジン組立、塗装、完成車組立など様々な工程が必要です。中でも、自動車組立工はメーカーの「完成車組立部門」に属し、エンジンやトランスミッション、車軸などの組立てや、組立てた部品の車体やフレームへの取り付けなどをします。

組立工

実際の作業現場では、ラインに流れて来る車や機能ユニットに部品を組み合わせて、ボルトやナットで締め付けて車を完成させていきます。1分で終わる様な作業も有れば、10分以上かかる様な作業も有り、作業内容に応じて柔軟に対応していく事が必要です。

この説明だけを見ると、自動車組立工の仕事は難しそうな感じがするかもしれませんが、組み立て時の流れ作業の1つを担うのが業務なので、作業内容としてはとても単調です。

なお、最近は自動車の製造過程の合理化・効率化により、自動車組立工は減少傾向に有る様です。

自動車組立工になるには?

自動車組立工になるのに学歴や経験、資格などは不要で、一般常識が有れば基本的には誰でも採用されます。但し、作業の多くは手作業なので、指先が器用で有る事が必要で、集中力や注意力なども求められます。また、長時間にわたって立ったまま仕事をする事になるので体力も必要ですね。

参考:最近は製造工程に多くのロボットが導入されているので、体力を使う作業は軽減されてきています。

なお、会社側から求められる事は無いですが、知識を身につける上でも自動車整備士の資格は持っておいた方が良いでしょう。

メーカーに就職し、完成車組立部門に配属されると、工場での職場実地訓練などを受けてスキルを身に付けます。研修体制が整っているので、未経験者でも問題有りませんし、年齢・性別も基本的に関係有りません。

参考:組立工になった方の中には、今まで一度も企業で働いた事が無い方や人間関係が苦手という方も多い様です。体力的には組立工はキツいでしょうが、人間関係が希薄なので精神的には楽でしょうね。

組立工は期間工?

車の溶接

自動車組立工は、一般的に契約社員の方が多いです。いわゆる「期間工」と呼ばれる方々ですね。勤務中はひたすらに単純作業をこなし、2交代や3交代などのシフト制での勤務となりますが、残業が有るなど勤務時間は不規則になりがちの様です。

そのため、契約期間中は工場周辺の宿泊施設や寮を斡旋される事も有ります。また、期間工は単純作業が多く、契約途中で辞めてしまう方も多いので、契約期間を満了した方には満了金が支払われる事も有る様ですね。

なお、契約社員なので自動車産業の動向によっては契約期間が伸びたり縮まったりする事も有ります。

自動車組立工の給料・年収は?

期間工の給料

自動車組立工の年収は、正社員としての採用の場合で当初250万〜300万円程度でしょう。しかし、()年々給料は上がり、20年程度経つと500万〜600万円を程度になる様です。

:期間工として継続して働いていれば、正社員になるチャンスは回って来る様です。但し、倍率が非常に高く正社員になれる方は限られている様ですね。

一方で、期間工として働く場合は時給は1,200円程度で、それに加えて満了金や皆勤手当などを貰う事が出来ます(満了金等の一時金の金額は、会社によって異なります。)

まとめ

いかがでしたか?自動車組立工はあまり目立つ仕事ではないですが、車の生産には必要不可欠です。単純作業で辛いですし、給料もそれほど良いとは言えないですが、手先が器用で黙々と作業を続けられる方には向いているでしょうね。

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