リセールバリューの高い車TOP3を公開!基礎知識や価値の高い車の特徴も解説

 
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車選びをしている時「リセールバリュー」という言葉を見かけたことありませんか?

ちょっと考えただけではどんな意味なのか分からないので、気になりますよね。

リセールバリューとは車を売却する時の価値であり、中古でどれだけ高く売れるのかという指標のこと。中古車販売店「ガリバー」の商標登録

なんだかあまり聞いたことのない言葉だからこそ、リセールバリューが高い車になるにはいろいろな条件が必要だと思いがちです。

しかし実はリセールバリュー自体は非常に単純で、結果的に「人気のある車がリセールバリューが高くなる」ということをご存じでしたか?

具体的にリセールバリューという言葉の産みの親である「ガリバー」が発表している「リセールバリューが高い車」をみてみましょう。以下の通りになります。

コンパクトカーSUV小型ミニバン総合
1位ホンダ「フィット」トヨタ「C-HR S」トヨタ「プリウスα」トヨタ「アルファード」
2位トヨタ「アクア」マツダ「CX-5」ホンダ「フリード」日産「セレナ」
3位日産「ノート」日産「エクストレイル」トヨタ「シエンタ」アウディ「A4」

どれも人気車ばかりですよね?このように人気がある車を追いかけていけば、おのずとリセールバリューの高い車を選ぶことができるというわけです。

もしこの事実について理解していなければ、リセールバリューについて必要以上に難しく考えてしまい、価値のある車をきちんと選べなかったかもしれませんよ?

しかし、ご安心ください。今回の記事ではリセールバリューとは一体何なのかという基礎知識はもちろんのこと、どの車がリセールバリューが高いのかを具体的な解説しています。

「車を購入する時、リセールバリューについて意識しておきたい」という人には、必見の内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

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【基礎知識】リセールバリューとは?どんな特徴がある?

価値

まずは「リセールバリューとは何なのか」「リセールバリューが高い車はどんな特徴があるのか」という基礎知識について、解説しておきましょう。

もちろん「具体的に該当する車種だけが知りたい」という人は、次の「どの車種が価値が高い?車種別リセールバリューが高い車TOP3」まで飛ばしてください。

そもそもリセールバリューとは?

リセールバリューとは車を売却する時の価値であり、中古でどれだけ高く売れるのかという指標のこと。

もっとシンプルにいえば「中古車として値落ちのしにくい車」「高く売れる車」と言えます。

なお、リセールバリューは大手中古車業者「ガリバー」の登録商標になっていますよ。(登録商標 第4888249号)

https://www.youtube.com/watch?v=ESeYL1L9o-c

リセールバリューの産みの親とも言えるのが「ガリバー」なのですが、公式ホームページ上では以下のように定義しています。

新車で購入した車が3年後にどの位の価値が残っているかを指標化したもので、リセール(再び売る)時の価値(バリュー)を残価率で示しています。
例)新型シビック・タイプRのリセールバリュー新車価格が2,835,000円の3年後の買取価格予測は167万円~192万円で、リセールバリューは59%~68%となります。
予測数値は年間走行距離8000km以内、程度良好、人気色のものを基準として算出していますが、オプションや走行距離、車の状態だけでなく、需要と供給のバランスによりリセールバリューは変わります。

※出典:ガリバー「セールスバリュー解説ページ」より

ガリバーが定義するリセールバリューはさらに細分化されており、具体的には「3年後の価値」という点が重要視されていますね。

そんなリセールバリューですが、プロでなくても意識して買い物をしている人は下記のように結構います。

やはり売却を意識した購入をする人は多い、ということですね。

リセールバリューの高い車にはどんな特徴があるのか

リセールバリューが高くなりやすい車には特徴があります。具体的には以下の通りです。

  • モデルチェンジしたばかりの車種
  • 海外でも人気の車種
  • ファミリーに大きな需要があるミニバンタイプ
  • ロングセラーになっている定番モデル

わかりやすい例が「モデルチェンジ」ですね。モデルチェンジ直後になると、当分モデルチェンジがないのでリセールバリューが高くなります。

またアメリカは今や空前のSUVブームです。海外輸出を考えると、SUVはリセールバリューが高くなる車種ですね。

ファミリーに人気がある車も息が長いので、リセールバリューが高くなります。

また人気の車・定番の車も、中古車市場で活発に取引されているので価値が下がりにくいですね。

【補足】リセールバリューを下げない努力も必要

購入時の検討事項ではありませんが、「リセールバリューを下げない」という意味で車をキレイに維持することも重要です。

内装がちょっとくらいキレイだからといって査定額が上がるという訳ではありませんが、査定をする人(査定士と言います)も人間です。

大切に扱われていた車は査定額を「少しでも上げてあげたい」と思うものです。

次に購入する方も気持ちよく買う事ができるので、せひ丁寧に扱い、手入れもしっかりとしておきたいですね。

どの車種が価値が高い?リセールバリューが高い車TOP3

ランキング

ここまでリセールバリューの基礎知識について紹介してきましたが、次はリセールバリューが高い車について具体的に紹介していきましょう。

リセールバリューという言葉の産みの親である「ガリバー」では、リセールバリューが高いクルマを定期的に紹介しています。具体的な結果としては以下の通りです。

コンパクトカーSUV小型ミニバン総合
1位ホンダ「フィット」トヨタ「C-HR S」トヨタ「プリウスα」トヨタ「アルファード」
2位トヨタ「アクア」マツダ「CX-5」ホンダ「フリード」日産「セレナ」
3位日産「ノート」日産「エクストレイル」トヨタ「シエンタ」アウディ「A4」

リセールバリューが高い車は「人気が高い車」である

ガリバーがピックアップしたリセールバリューが高い車を見てみると、どの車も1度は耳にしたことのある有名車ばかりですよね。

このように「リセールバリューが高い車」と「人気の高い車」は、イコールで結んでも特に問題は無いのです。

もちろん今から3年後の売却価値が比較対象なので、短期的な人気ではなくて、長期的な人気がなければリセールバリューは高い車とは言えません

つまり一時的に売れる車などは、リセールバリューが高いわけではありませんから、「最近よく見るな」と思う車は対象外となるので要注意です。

【補足】車種別にリセールバリューの展望を予想

ガリバーが発表しているランキングTOP3にはなかった車種のリセールバリューは、今後どのような展望をみせていくのでしょうか。

先ほど紹介したミニバンやSUVなどについても、ランキング内では解説しきれなかった知識を補足していきます。

ハイブリッド車のリセールバリューは高い

最近はハイブリッド車が増えて来ていますよね、燃費が良く騒音も少ないので人気があります。エコカー減税も受けられるので、購入時やその後の税金面でも魅力があります。

ところが、日産の「リーフ」を始め、自動車業界では電気自動車の人気が出てきています。

元々、ハイブリッド車は電気自動車ができるまでの繋ぎの技術を使ってできた車なので、今後は徐々に電気自動車がシェアを伸ばしていき、ハイブリッド車を脅かす存在になるでしょう。

ただし、以下の表を見て分かる様に、政府の「2030年の車種別普及目標」でもハイブリッド車はシェアが大きく、電気自動車やPHEV(プラグインハイブリッド車)を上回っています。

普及目標

(参照元:経済産業省「自動車産業戦略2014」)

従って、当面はハイブリッド車や電気自動車については、リセールバリューの面では問題無さそうですね。

軽自動車は安定したリセールバリューの高さ

軽自動車は、これまで女性が乗る車というイメージが強かったですが、最近は男性ウケするデザインの軽自動車も登場していますね。

内装ゆったり・燃費も優れているという特徴が前面に出てきて、人気上昇中です。

下のグラフを見てもらうと分かる様に、軽自動車の保有台数は年々増加しており、特に平成に入ってからの伸び率はとても大きいです。(グラフが見えにくい場合はこちらのリンクをクリックしてください、元のサイズで表示されます)

(参照元:軽自動車協会「検査対象軽自動車の保有車両数の推移(平成29年度まで)」

最近の自動車業界は、「エコカー」に進む傾向があります。

軽自動車は車体価格が安く燃費も良い物が多いため、経済性や環境面で優れており、時代の波にしっかりと乗ってる感じがありますね。

今後しばらくは、軽自動車は伸び続ける事が予想されるので、リセールバリューを心配する必要は無さそうです。

SUVのリセールバリューはは微妙!?

最近はエコカーブームですが、一昔前はSUVが流行った事がありました。

元々SUVは、「スポーツ・ユーティリティ・ビークル」と言う名の通り、スポーツやアウトドア派がガンガン悪路を走ったり、雪道を走る事が多い方向けの車種です。

そして新たに「クロスオーバーSUV」というジャンルが登場し、デザイン性や機能面では万人向けとなりましたね。

たしかに人気が高いですが、悪路走破性などの本来のSUVに備わっているべき能力が控えめとなってしまっています。

生粋のアウトドア派は、クロスオーバーSUVを選ぶ事は少ないでしょうし、燃費面でも優れているとは言えませんので、今後は人気が少しずつ低くなって行く事が予想されます。

ただ先述したようにSUVでは海外で評価されていることもあり、現時点ではリセールバリューはまだまだ高いです。どちらにしても、今後の動向には注意が必要ですね。

ミニバンのリセールバリューに暗雲!?

ミニバンはファミリーカーとして若い世代に人気があります。大人数がゆったりと乗ることができるので、家族で遠出するのにも一役買ってくれます。

しかし、数年前に人気が一気に上がったという事もあり、現在の中古車市場でも溢れているのは否めません。

リセールバリューという点に限定して考えると、今後は下がっていくこともありえます。

また、長い目で見ると、少子化が進む日本では需要が減っていくことも考えられます。

一方、同じ3列シートの「プレマシー」などミニバンの生産は今年度内に終える計画。年間わずか3万台程度とされる3列SUV市場 に参入し、20倍以上の規模を持つミニバン市場から撤退する。

※出典:日経ビジネスオンライン「マツダがミニバンを見限った理由」より

上記のように「マツダ」がミニバンからの撤退を発表(2016年2月28日付発表)した事もあり、今後のミニバン市場はどうなっていくのか気になりますね。

【総評】リセールバリューが高い車を買って後悔することもあるので要注意

注意点

昨今はモデルチェンジのスパンも短く、新たな車がどんどんと発売されていくので、一度買った車を廃車までずっと乗り続けるというのは、ほとんどありません。

そのため、新車を購入しても2~3年後に売却して、その売却したお金を次の車へ充てることになるでしょう。

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このようにいずれは売却することになるので、売却する際の大きな指標となるリセールバリューは購入する時から、ある程度意識しておくべきなのです。

リセールバリューばかり気にしていても満足いく車選びはできない

リセールバリューを考慮して購入する車をえらぶなら、ただ1つだけ注意しておかなければならない点があります。

それは「リセールバリューばかり気にしていると、満足いく車は手に入らない」ということ。

「後で売却するときに高く売れるかどうか」という理由だけで買ってしまうと、デザイン性や乗り心地という重要なポイントを見過ごしてしまうかもしれませんよ?

車を選ぶうえでデザイン性や乗り心地は、非常に重要な要素です。

「ちょっとデザインが気に食わない」「乗り心地があまり良くないな」と思っていながら、無理して購入すると、結果的にすぐに買い直したいと思ってしまいます。

そうなると、まだ市場が成熟してないにもかかわらず、売却してしまうでしょう。

早い段階で売却してしまうとまだまだ相場が成熟していないため、いかに3年後のリセールバリューが高い車だったとしても、直近では満足いく金額で売れるとは限りません

だからこそ、リセールバリューを大切にするのも重要ですが、ある程度「乗り心地」や「デザイン性」を考えて、満足のいく車なのかどうかえおしっかりと考えた方が良いですよ。

まとめ

今回はリセールバリューが高い車について深掘りしてきました。リセールバリューが高い車を具体的に挙げると、以下の通りになりますよ。

コンパクトカーSUV小型ミニバン総合
1位ホンダ「フィット」トヨタ「C-HR S」トヨタ「プリウスα」トヨタ「アルファード」
2位トヨタ「アクア」マツダ「CX-5」ホンダ「フリード」日産「セレナ」
3位日産「ノート」日産「エクストレイル」トヨタ「シエンタ」アウディ「A4」

世間的に人気の高い車だと、自然とリセールバリューは高くなるということをお分かりいただけたことでしょう。

「車を購入する時、リセールバリューを意識しておきたい」と思っている人は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

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