もしこれから中古車を買おうと思っているのであれば、後悔しないために「選び方のポイント」を押さえておきたいと思っていませんか?
新車と違って、中古車は様々なラインナップがありますから、どんな車にすればいいか迷ってしまいますよね。
しかし実は、満足できる選び方のポイントは、究極的に「乗り心地」と「デザイン性」を重視すれば良いということをご存知でしょうか?
さらに加えるならば、以下の5つのポイントを重視すればOKです。
- デザイン(車種)
- 乗り心地
- 予算(マイカーローンの限度額)
- 人気(売り上げ)
- 業者のオススメ
もしこの事実について知らなければ、最悪の場合、色々なポイントが目移りしてしまい、納得いく車を選ぶことができないかもしれませんよ?
結果的に妥協して中古車を購入して、後々後悔することって考えられます。
しかし、ご安心ください。今回の記事では後悔しないための中古車選びのポイントをしっかりと解説しています。
中古車選びをスタートする前に必ず押さえておくべき「中古車の予備知識」についても紹介しているので、これから中古車選びをする人にとっては、必見の内容となっていますよ。
ぜひ最後までご覧ください。
中古車を選ぶ前に知っておきたい5つの予備知識
具体的な中古車選びのポイントについて紹介していく前に、押さえておいて欲しい「中古車に関する知識」があります。
中古車選びをするために必要な「予備知識」とでもいうべきものですが、具体的には以下の通りになりますよ。
- 中古車価格は業者の利益が前提
- 修復歴車(事故車)には要注意
- 走行距離が少ない車にもリスクはある
- 相場よりも明らかに安い中古車は避けるべき
- 元・レンタカーや元・試乗車も中古車として売られている
これらの知識は中古車選びを本格的には始める前には、絶対に知らなければならない知識です。
もちろん「ある程度は知っている・イメージできる」という人は、中古車選びの具体的なポイントを解説した、次の「満足いく車を選ぶにはどうすればいい?中古車選び5つのポイント」まで飛ばしてもらって構いません。
それでは、それぞれの内容について解説していきましょう。
中古車価格は業者の利益が前提
中古車価格は方程式というべき「販売価格の決定方法」があります。具体的には以下のとおり。
仕入れ価格(買取費用)+販売諸費用(修理や掃除費用)+販売店の利益(10~20%上乗せ)=中古車販売価格
もしいつまで経っても売れない場合は、販売店分の利益を削ることになり「値下げ」として処理していくことになります。
修復歴車(事故車)には要注意
「修復歴車」とは、事故等で骨格(フレーム)まで及ぶ修理をしている車のこと。
一般的に修復歴車は「事故車」とも呼ばれ、他の同じ車種よりも安い価格設定になります。
修復歴車は見た目はキレイに修理されていますが、場合によっては、買ってから早々に異音が出たり、まっすぐ走らなくなるケースも。
だからこそ、なるべくならば修復歴車は避けた方がいいでしょう。
走行距離が少ない車にもリスクはある
「中古車は走行距離が短い方がよい」というのは、車の素人でも知っている知識です。
走行距離が短い車が評価されるのは、「劣化していない」から。そこまで走っていないので、劣化していないのは当然といえば当然です。
しかし走行距離が短い車なら、なんでも良いというわけではありません。
具体的には年式が経過している車なのに、走行距離が少ないと「問題アリ」といえます。
車は1年に1万キロ走るのが一般的です。そう考えると、年式が5年ほど経過しているのに、走行距離が1万キロしかない車は危険といえます。
年式と走行距離が見合っていないと、エンジンが起動しにくかったり、加速が乗らなかったりと何かしらの問題が出るので要注意ですよ。
相場よりも明らかに安い中古車は避けるべき
「カーセンサー」や「グーネット」などの中古車サイトを見ていると、同じモデルの中古車と比較して明らかに安い中古車がたまにありますが、避けるべき対象です。
修復歴車を隠蔽していたり、整備をしていなかったり、諸費用が高額になったりと素人が手を出すべき車ではありません。
【補足】中古車選びで後悔しないために「相場」をしっかりイメージしておく
新車と違って、中古車には定価が存在しません。同じ車種でも年式・走行距離など条件が異なるためです。
さらにいうと、販売店によって上乗せする利益や諸費用も異なるので、販売店が変われば価格も変わります。
購入しようとしている中古車の相場を把握しておかなければ、その中古車屋さんの販売価格が高いのか安いのか判断出来ないのです。
相場感覚が曖昧なまま購入すると、高い買い物をしてしまう可能性があり、後悔する事になります。
そのため、欲しい車の「中古車の相場」は事前に調べておくべきです。
また、販売店の上乗せする利益や諸費用の金額の判断のために「オークション相場」も調べておいた方が良いでしょう(中古車販売店の仕入れの約9割はオークション)。
元・レンタカーや元・試乗車も中古車として売られている
わりと新しいモデルなのに中古車で安く販売されている車は、もしかすると元・レンタカーや元・試乗車かもしれません。
元・レンタカーや元・試乗車の車は、色々なドライバーが運転しているせいか、のちのちの故障リスクを内包していることも少なくないです。
急加速や強めのブレーキを何回もされて、車が傷んでいる可能性も大なので注意すべき対象です。
元・レンタカーや元・試乗車の車かどうかは中古車販売店から教えてもらえるので、検討材料として頭の片隅に入れておくようにしてください。
満足いく車を選ぶにはどうすればいい?中古車選び5つのポイント
ここまで中古車選びを本格的に始める前の予備知識について紹介してきましたが、ここからは具体的な中古車選びのポイントについて紹介していきましょう。
これから解説するいくつかのポイントの中で、最も自分に適した選び方を実践するのをオススメします。具体的には以下5つのポイントを意識していくことになりますよ。
- デザイン(車種)
- 乗り心地
- 予算(マイカーローンの限度額)
- 人気(売り上げ)
- 業者のオススメ
複数のポイントを併用して選び出すと、満足いく車選びができるでしょう。
では早速、それぞれの方法について詳しく紹介していきます。
中古車選びのポイント1.デザイン(車種)
車の大きな魅力であるデザインや車種で決めるというのは、選び方として全然アリです。
もし気になるデザインや車種があるなら、他の要素なんて一切気にせずに決断してみてはどうでしょうか。
中古車選びのポイント2.乗り心地
どの車も「乗り心地」が全く違いますので、「試乗」をして最も相性の良い車を選んでみてはどうでしょうか。
超・有名中古車販売サイト「グーネット」では、試乗できる中古車を絞りこむことができますよ。
まずは「グーネット」のトップページへアクセス。
※画像出典:グーネット「試乗車絞りこみ」より
上記の中から、気になるメーカーをチョイスしましょう。
上記の画面が表示されるので、試乗したい車をクリックしてください。
ここまで来たら、あなたのお住まいの地域をクリックしましょう。
すると、さらなる詳細条件を選択できる画面になるので、赤丸で囲った「試乗」をクリックしてください。
これで試乗できる中古車販売店を見つけることができます。あとは試乗させてもらえるように連絡すればOK。
こうやって納得いくまで乗り心地を確認して、最も相性の良い中古車を選ぶと良いと後悔することはありませんよ。
【補足】試乗する時は中古車自体をしっかりチェックする
中古車を試乗するときは乗り心地だけでなく、できるのであれば他のポイントも見ておきたいものです。
中古車はどこかの誰かが、何年・何万kmと使用してきた車です。車体に傷が付いている事もあれば、何かの機能が故障している事もあります(もちろん状態の良い車も有ります)。
そのため、中古車自体の外観・内装・機能がどのような状態か十分にチェックしてから購入すべきです。
購入後に傷・欠陥に気付くと、探すのに苦労した分、余計に後悔する事になります(保証の有無・内容は販売店次第です)。
購入を決める前に隅から隅まで車体をチェックして下さいね。
意外と忘れやすいチェックポイント
中古車の機能面をチェックする時に意外と忘れやすいポイントがあります。それは「エアコン」と「ライト」です。
購入時期が夏の場合、誰もがエアコンの「冷房」のチェックは怠らないでしょう。
忘れがちなのが「暖房」のチェックです。夏に暖房を使うという意識がそもそも無いので、チェックせずに購入してしまう人が多いです。冬場はその逆です。
冷暖房ともにチェックする事を忘れないようにして下さいね。
また、昼間でもライトのチェックは忘れずにしましょう。
中古車販売店で車を見るのは「昼間」の場合がほとんどですよね。灯りが不要な明るい昼間には、ライトをチェックする事を忘れてしまいがちです。
また、ライトをチェックするついでに、バッテリーのチェックも行いましょう。
ライト・ウィンカーなど電気を使う物を全部使用し、光度が少なくなるようならバッテリーが弱っている証拠です。
中古車選びのポイント3.予算(マイカーローンの限度額)
車購入のために貯金をしており「●●万円までしか買えない」という予算があるなら、手持ちのお金で中古車を選ぶのもいいでしょう。
もし支払いにマイカーローンを使うなら、審査後にわかる「融資枠」があなたの予算です。
設定された融資枠内で買える中古車を選んでみてください。
なお、審査前にあなたの融資枠が知りたいなら、シミュレーションサイトを使ってみてはどうでしょうか。
参考までに群馬銀行が運営する「借り入れ限度額シミュレーションサイト」を紹介しておきます。
「損保ジャパン日本興亜のマイカーローン」なら、固定金利1.90~2.85%で低金利の水準!仮審査も数時間~2営業日以内と最短即日回答。
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中古車選びのポイント4.人気(売り上げ)
「どの車が人気なのか(売り上げが良いのか)」という観点で、あなたが買うべき車を選ぶのも大いにアリです。
具体的には新車の売上ランキングを参考にすれば、どの車が売れているのか簡単に知ることができますよ。
なお、軽自動車の場合は、ホンダの「N-BOX」が人気です。
コンパクトカーになると、トヨタの「アクア」が圧倒的に売れていますよ。
参考までに2018年最新版の月間売り上げランキングを、軽自動車と普通車それぞれ紹介しておきますので、チェックしてみてください。
軽自動車の売り上げランキング
※画像出典:軽自動車検査協会「2018年5月 軽四輪車 通称名別 新車販売確報」より
普通車の売り上げランキング
※画像出典:自動車販売協会連合会「普通自動車売り上げランキング」より
車種別の人気ランキングについては、以下を参考にしてみてください。
中古車選びのポイント5.業者のオススメ
「好きなデザインがとくにない」「試乗するための時間がない」という人は、中古車販売業者からあなたにピッタリの車を決めてもらうこともできますよ。
中古車販売店「ガリバー」をご存じでしょうか。日本の中古車販売店の中でも圧倒的に規模の大きい会社です。
そんな「ガリバー」では、あなたに最適の車を提案してくれるサービスを展開しています。
「車選び何でも相談」と呼ばれるサービスで、利用の流れとしては、以下の通りになります。
※出典:ガリバー「車選び何でも相談」より
このようにあなたのニーズや考えを聞き取りして、どんな車が合っているのか見出してくれるので、自分では気づけなかった「相性の良い車」を知ることができるでしょう。
また「ズバット車販売」というサービスもガリバーと同じように相性の良い車を探してくれるサービスを展開していますので、ぜひ使ってみてください。
【総評】中古車選びのポイントは最低でも2つ意識すれば良い
ここまで中古車選びの具体的なポイントについて紹介してきましたが、押さえておくべき内容としては非常にシンプルだということをご理解いただけたと思います。
それをふまえたうえで、もっとシンプルかつ単純に選び方のポイントを絞るのであれば、結局のところ2つのポイントを押さえればOKです。
具体的には「デザイン性」と「乗り心地」です。
まず優先順位第一にデザイン性に考え、最もデザインを気に入った車にいちど試乗してみて、乗り心地を確認してみるのです。
そして乗り心地が納得できれば「デザインと乗り心地が最高」というわけですから、文句のつけようのない車ということになります。
購入しても後悔のない車になるのは間違いないので、思い切って購入すると良いでしょう。
乗り心地が悪くてデザインの良い車はどうする?
もしデザインが良くて、乗り心地が良くないのであれば、それでも妥協できるかどうか自問自答してみてください。
乗り心地が良くない車は、どうしても運転中にストレスを感じさせます。
そのストレスをデザイン性がカバーできるかどうか、自問自答するのです。
もし自問自答した結果、乗り心地のストレスを許せないのであれば、ある程度デザイン性は妥協した上で、乗り心地を重視するという選び方にシフトしていきます。
このように「デザイン性」と「乗り心地」の天秤にかけながら車を選んでいくと、後悔のない車を選ぶことができるでしょう。ぜひマネしてみてください。
まとめ
以上、今回は中古車選びのポイントについて紹介してきました。
- デザイン(車種)
- 乗り心地
- 予算(マイカーローンの限度額)
- 人気(売り上げ)
- 業者のオススメ
選ぶポイントとしては上記の5つがありますが、究極的にはデザイン性や乗り心地を重視すべきということをお分かりいただけだと思います。
これから真剣に中古車を選ぼうと思っている人は、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。