2017年軽自動車全体で最も売れた車種は「N-BOX」でした!
軽自動車は、今や新車販売台数のおよそ4割を占めるようになっています。「価格の安さ」が要因の1つで有る事は間違い有りませんが、それ以上に軽自動車の性能が向上している事が人気に繋がっているのでしょう。
今回は、人気沸騰中の軽自動車の最新版売れ筋車種ランキングを紹介します。
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軽自動車の売れ筋人気車種ランキング2017上期【2018年2月時点最新版】
軽自動車の売れ筋ランキングを「全国軽自動車協会連合会(軽四輪車通称名別新車販売確報)」の販売データを基に紹介します。
なお2017年度(4月~3月)の各定番データがまだ軽自動車連合会から発表されていませんので、2018年2月時点では2017年4月~9月(上期データ)が最新版となります。
順位 | 通称名 | 車種 | 本年累計 |
---|---|---|---|
1位 | N-BOX | ホンダ | 94,601 |
2位 | デイズ | 日産 | 67,262 |
3位 | ムーヴ | ダイハツ | 67,021 |
4位 | タント | ダイハツ | 65,225 |
5位 | ワゴンR | スズキ | 58,981 |
6位 | ミラ | ダイハツ | 55,506 |
7位 | スペーシア | スズキ | 48,406 |
8位 | アルト | スズキ | 42,171 |
9位 | ハスラー | スズキ | 33,162 |
10位 | N-WGN | ホンダ | 32,856 |
2015年のランキング1位に輝いたのは「N-BOX」でした。N-BOXは発売開始以降(2011年)、常に売れ筋ランキングにランクインする人気車種です。
ちなみに、2014年の1位はダイハツ「タント」でした。ミラが1位になった年も有りますよ。
それでは、上位5車種の特徴を簡単に見ていきましょう。
スーパーハイルーフタイプの軽自動車「N-BOX」
(出典:favcars)
価格帯(万円) | 燃費(km/L) | サイズ(mm)* |
---|---|---|
119~161 | 21.4~25.6 | 全長1,780 全幅2,520 全高1,780 |
* グレードCの場合です。
N-BOXは、今流行している「スーパーハイルーフタイプ」の軽自動車です。
室内空間は広く、シートアレンジも多彩です。その多機能性はミニバンと錯覚してしまうほど。後部ドアはスライドドアが採用されていて、ファミリーカーとしても活躍出来ます。
【予算122万円~】後部座席への乗降性が抜群のタント
(出典:favcars)
価格帯(万円) | 燃費(km/L) | サイズ(mm) |
---|---|---|
122~165 | 24.6~28 | 全長3,395 全幅1,475 全高1,750 |
ダイハツ「タント」の最大の特徴は、ミラクルオープンドアです。前席のドアと後席のスライドドアを開けると、そこにはまさにミラクルな空間が生まれます。
画像で見てもわかるように、センターピラーが無いため開口部の広さは1,490mmにもなります。これで乗り降りがしにくい、と感じるならドアの無い車を探す事になる、と言っても過言では有りません。
もちろん、車内の空間も広く、居住性・実用性は抜群の仕上がりとなっています。
【女性向け】日産デイズは紳士な車
(出典:favcars)
価格帯(万円) | 燃費(km/L) | サイズ(mm) |
---|---|---|
115~182 | 25~30.4 | 全長3,395 全幅1,475 全高1,620 |
デイズはハイルーフタイプの後発モデルです。先発で販売されているムーヴやワゴンRと差別化を図るために、ターゲットを明確にして作り上げられています。そのターゲットは「女性」です。デイズには女性が喜ぶ機能が満載です。
例えば、紫外線を99%カットしてくれるフロントドアガラスを採用しています。これは運転焼けを嫌がる女性に配慮した装備です。また、運転席シートの高さを細かく調節する機能も有り、小柄な女性が最適な視界を確保出来るようになっています。
2016年4月に製造元の三菱自動車が燃費不正を行っていたことが発覚しました。
軽自動車の定番「ダイハツ・ムーヴ」
(出典:favcars)
価格帯(万円) | 燃費(km/L) | サイズ(mm) |
---|---|---|
113~150 | 25.6~31 | 全長3,395 全幅1,475 全高1,630 |
ムーヴはハイルーフタイプの軽自動車です。スーパーハイルーフタイプが登場していますが、それまではハイルーフタイプが軽自動車の定番モデルでした。
確かに、室内の広さはスーパーハイルーフタイプに負けますが、だからといって室内が狭いと感じる事は有りません。
安全性能も高く、室内の装備も充実しているので、普通車からの乗り換えでも特に不満は感じないでしょう。
クラストップレベルの低燃費「アルト」
(出典:favcars)
価格帯(万円) | 燃費(km/L) | サイズ(mm)* |
---|---|---|
84~124 | 25.2~37 | 全長3,395 全幅1,475 全高1,500 |
* グレードXの場合です。
アルトの最大の特徴は、「低価格」と「低燃費」です。
上位5車種の中では最安値の新車価格「84万円~」となっています。また、燃費は驚異の37km/L。今回紹介する車種ではNO.1の燃費性能です。
ロールーフタイプという事で、居住性や実用性といった面はハイループタイプの上位車種に及びません。しかし、軽自動車ならではの「低価格」「低燃費」を鑑みれば、多少屋根が下がっても文句は出ないのではないでしょうか?
軽自動車の燃費ランキング
以下の表は、今回売れ筋ランキングで登場した軽自動車を燃費基準で並び替えた物です。
ランキング | 車種 | 燃費 |
---|---|---|
1位 | アルト | 37.0km/L |
2位 | ワゴンR | 33.0km/L |
3位 | ハスラー | 32.0km/L |
スペーシア | 32.0km/L | |
5位 | ムーヴ | 31.0km/L |
6位 | デイズ | 30.4km/L |
7位 | N-WGN | 29.4km/L |
8位 | タント | 28.0km/L |
9位 | N-BOX | 25.6km/L |
10位 | ミラ | 24.2km/L |
表示している燃費は、2016年3月時点で販売されているグレードのうち最も燃費の良いグレードのカタログ値です。
上位6車種までが30km/L以上の燃費となっていますね。一番燃費の悪いミラでも24.2km/Lという燃費性能です。
売れ筋人気ランキングで上位だった「N-BOX」「タント」「デイズ」は、燃費ランキングでは下位に沈んでいます。
この事から、軽自動車選びにおいて、一定の燃費性能が有れば、デザインや実用性などを重視する人が多いのかもしれませんね。その一定の燃費性能というのが、N-BOXやタントの25~28km/Lなのでしょう(燃費性能が良いに越した事は有りませんけどね)。