車査定のマニア
ディーゼル車

排出ガス

ヨーロッパは環境問題への取り組みに熱心です。自動車の環境対策にも厳しい排出ガス規制を敷いています。

環境対策車として、日本ではプリウスなどの「ハイブリッド車」が、人気を集めていますよね。この点、ヨーロッパは少し違い「クリーンディーゼル車」が人気で、その割合は50~60%を占めています。

というのも、ハイブリッド車は、電気自動車が普及するまでのつなぎの存在として認識されているからです。

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ディーゼル車の人気の理由

ディーゼル車が環境に優しいのか?と疑問に思う人は少なくないと思います。一昔前のディーゼル車は、「大きい騒音」と「大量の排気ガス」が特徴でした。今でも、そのイメージが根強く残っているのでしょう。

しかし、今のディーゼル車はエンジンにコモンレールシステム*を採用し、騒音・排気ガスを抑える事が出来ます。

* コモンレールシステム・・・エンジンへの燃料噴射量を適切に調整するシステム。このシステムにより、排気ガスと騒音の原因であった「燃料の燃え残り」「過剰燃焼」を抑制する事が出来ます。

また、燃料がガソリンではなく軽油を使用するので、1L当たり約0.1ユーロ(約10円)ほど安く給油する事が可能です。

最後に、ガソリンよりも少ないCO2の排出量が、ヨーロッパでは人気の理由となります。

ヨーロッパの排出ガス規制「ユーロ6」

自動車の排出ガスに対するヨーロッパの規制「ユーロ6」を、日本の規制「ポスト新長期規制」と比較してみましょう。

(ディーゼル乗用車)

 ユーロ6ポスト新長期規制
NOx(窒素酸化物)0.08g/km0.08g/km
PM(粒子状物質)0.005g/km0.005g/km

どちらも同じ数値となっていますが、どれだけ厳しい数値なのでしょうか?

ヨーロッパのNOx規制を例に挙げてみると、1990年前半は規制値は1.8g/km、1990年後半は0.73g/kmでした。これが今現在は0.08g/kmです。1990年前半と比較すると20分の1以上厳しくなっている事がわかります。

次にCO2(二酸化炭素)に関してです。

 欧州日本
2015年130g/km137.5g/km
2021年目標値95g/km不明

2015年の規制基準は日本よりも欧州の方が、やや厳しい数値となっています。

そして、ヨーロッパでは2021年までに、2015年の数値より「約27%」も削減しなければなりません。日本の規制内容は未だ発表されていないようですが、おそらく欧州に近い規制となるでしょう。

現在、欧州で販売されているトヨタ車で、二酸化炭素排出量が最も少ないのは「89g/kmのプリウス」です。その次が「99g/kmのIQ」です。つまり、2021年の目標値を今現在クリア出来ているのは。プリウスのみとなります。2021年までに、全車種プリウス並の排出量にしなければなりません。いかに「95g/km」という数値が厳しいものかわかりますね。

そうなると、今ヨーロッパではクリーンディーゼル車が人気となっていますが、2021年以降は図式がかなり変わっているかもしれません。

将来的には電気自動車へ

電気自動車

環境問題や燃料資源問題に対応する為の排出規制を考えると、ガソリン・ディーゼル車は将来的にはかなり厳しい状況になると思います。

前述した通り、今現在の技術で2021年目標値をクリア出来ているのは、プリウスのみです。画期的な技術が開発されない限り、2021年にはガソリン・ディーゼル車は姿を消す事になるかもしれません。

これらの車に取って代わるのは「ハイブリッド自動車」「PHV車」「電気自動車」「燃料電池車」です。ただ、充電・充填設備の不足や購入価格などの問題が有ります。政府は、排出ガスの規制と平行して、これらの問題解決もしていかなければなりませんね。

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