車種のクラス別の査定基準係数【クラス係数】

車の査定  
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日本自動車査定協会(JAAI)は、公正な車査定を実現する為に「査定基準」を設けています。そして、この査定基準の中に、車種をクラス毎に分けた「クラス係数」なるものが存在しています。

このクラス係数が有ることによって、基本価格が違う車でも、同じ査定基準に則って評価が出来るようになります。

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クラス係数が設定されている理由

査定基準では、8つのクラス係数(国産車の場合)が設定されています。

例えば、トヨタのプリウスは「Ⅲ」のクラス、軽自動車は「軽」のクラスという感じです。


なぜこのようなクラス係数を設定しているのか?それは適正な査定額を算定するためです。

中古車の査定は、傷や凹みの有無・修復歴の有無など様々な項目をチェックし、その加減点を基本価格に加えて査定額を計算します。チェック項目や加減算される点数はどの車種も同一です。(参考:車の査定価格・買取金額の決まり方

ちなみに、点数は1点がおよそ1,000円で評価されます。例えば、10点減点されれば、買取価格が10,000円低くなるわけです。

査定

しかし、車のレベル・クラスに応じて修理にかかる費用は大きく異なるはずです。

例えば、高級車と軽自動車に同程度の傷が付いていた場合、高級車に使われているパーツの価値の方が軽自動車のそれよりも高いのが普通ですから、そこに差異を設けてあげないと適正な査定金額は導き出せないですよね。

つまり、同一基準の元で加減算された点数を、車種を考慮せずにそのまま金額に換算して基本価格に加減算してしまうと、査定額に歪みが生じてしまうという事です。

その査定額の歪みを正すために車種ごとにクラス係数を設定しているのです。

国産車のクラス係数

国産車のクラス係数は以下のようになっています。

クラス特C特B特A
クラス係数2.21.81.51.41.21.00.80.7

赤文字で囲っているクラス「Ⅲ」が基本クラスとなります。まず、査定における様々なチェック項目での加減点は基本クラスでの評価となります。そして、評価された点数に上記のクラス係数を掛け合わせて、最終的な加減点評価とします。

例えば、特Cクラスの車種の基本クラスでの評価が50点加算だった場合は、50点に特Cクラスの係数2.2を掛けて110点が最終的な加算点数となります。

係数が大きいクラスほど点数が加算される時は査定額が高くなり、減算される時は査定額は低くなります。これで、さきほどの車種ごとの査定額の歪みは解消される事になりますね。

【参考】輸入車のクラス係数

輸入車のクラス係数は以下のようになっています。

クラス
クラス係数7.03.63.02.41.71.31.0

クラス係数が最も大きい「特」クラスは「7.0」となっていて、国産車の「特C」よりもかなり大きい係数となっています。それだけ、輸入車の価値が高い事がクラス係数からも見てとれますね。

クラス毎のメーカー別車種一覧

それでは、クラス毎の主な車種を見ていきましょう。なお、下記表はあくまでも代表的な車種を挙げているだけですので参考程度に御覧ください。

クラス「特C」の車種一覧

メーカー車種
トヨタ(レクサス)
センチュリー・LS600h
ニッサン
プレジデント・GT-R
三菱
ディグニティ

係数の最も大きな特Cクラスには、センチュリーやGT-Rなどの高級車が顔を揃えています。

クラス「特B」の車種一覧

メーカー車種
トヨタ(レクサス)
セルシオ・LS460L
ニッサン
シーマ(ハイブリッド・50系)
三菱
ディグニティ(51系)・プラウディア

ホンダやマツダなどには、クラス係数の大きい特Bクラス以上の車種は有りません。

クラス「特A」の車種一覧

メーカー車種
トヨタ(レクサス)
マジェスタ・ソアラ(ZZ系)・GS
ニッサン
シーマ
三菱
デボネア(20系)
ホンダ
NSX

ここで初めてホンダの車が登場します。

クラス「Ⅰ」の車種一覧

メーカー車種
トヨタ(レクサス)
クラウン・アリストアルファード・ヴェルファイア・RX・IS・
ニッサン
フーガ・セドリック・フェアレディZ(32系)・エルグランド・セドリック
三菱
ディアマンテ・GTO・ブラウディア(51系)・パジェロ(ロング)・キャンター
ホンダ
レジェンド・エリシオン・エリシオンプレステージ・MDX
マツダ
センティア・タイタン

クラス「Ⅰ」になって、ようやく多くの車が登場してきます。

クラス「Ⅱ」の車種一覧

メーカー車種
トヨタ(レクサス)
マークX・SAI・カムリ・コンフォート・マークⅡ・アルテッツァ・ランドクルーザープラド・ハリアー
ニッサン
スカイライン・フェアレディZ(33・34系)・プレサージュ・ティアナ・セフィーロ・キャラバン・ムラーノ・ミストラル
三菱
デリカD5・パジェロ(ショート)・ジープ・チャレンジャー
ホンダ
アコード(ハイブリッド・CU2 系・ツアラー)・インスパイア・オデッセイ・
マツダ
MPV・RX-8・アテンザ(FJ系)・CX-7・トリビュート
スバル
レガシィ(BR・BM系)・ビッグホーン

クラス「Ⅱ」も多数の車種が該当しています。

クラス「Ⅲ」の車種一覧

メーカー車種
トヨタ(レクサス)
ブレイド・プレミオ・イプサム・86・セリカ・プリウス(α・PHV)・アイシス・ウィッシュ・カリーナ・ノア・ボクシー・ルシーダ・RAV4
ニッサン
シルフィ・プリメーラ・ラフェスタ・シルビア・ブルーバード・リーフ・セレナ・エクストレイル
三菱
ギャラン・グランディス・ランサーエボリューション・RVR・アウトランダー・
ホンダ
アコード・CR-Z・インテグラ・インサイト・ストリーム・シビック(FD系)・ステップワゴン
マツダ
ロードスター・プレマシー・アテンザ・アクセラ・フリーダ・ボンゴ・CX-5
スバル
レガシィ・インプレッサ(XV・スポーツ・GH系)・フォレスター

基本クラスに設定されているクラス「Ⅲ」の該当車です。

クラス「Ⅳ」の車種一覧

メーカー車種
トヨタ(レクサス)
オーリス・カローラ・ヴィッツ・パッソ・ラクティス・bB・シエンタ・ポルテ・アクア
ニッサン
ウイングロード・ノート・キューブ・マーチ・ティーダ・ジューク
三菱
ランサー・コルト・ミラージュ・パジェロジュニア
ホンダ
フリード・シビック・フィット・モビリオ・ヴェゼル
マツダ
デミオ・ファミリア・フェスティバ
スバル
インプレッサ・トレジア・ドミンゴ

基本クラスよりも1つ下のクラスは、はやり新車価格も少し低めの車が顔を揃えていますね。

クラス「軽」の車種一覧

メーカー車種
トヨタ(レクサス)
ピクシス
ニッサン
デイズ・モコ・ルークス
三菱
ミニカ・アイミーブ・ekワゴン・トッポ・パジェロミニ
ホンダ
NBOX・Nワゴン・ぜスト・ライフ・バモス
マツダ
AZワゴン・ラピュタ・フレア・
スバル
プレオ・ステラ・ネスタ
ダイハツ
ミラ・ムーヴ・コペン・タント・
スズキ
アルト・スペーシア・MRワゴン・ジムニー・ハスラー

最後に「軽」クラスの該当車です。軽自動車は全てここのクラスに分類されています。

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