車を高く売るなら消費税増税前か増税後のどちらなのかデータから読み取ってみた

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車を売るなら消費税の「増税前」か「増税後」のどちらが良いのでしょうか?

幸か不幸か消費税が増税されるのは今回が初めてでは有りません。2014年4月にも消費税は5%から8%に増税されました。この時の車査定価格の推移を見れば、消費税10%に増税される前後の売却価格もある程度予測する事が出来るでしょう。

消費税が10%になるのは2017年4月1日からです。

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消費税が8%に増税された時の増税前後の車の売却価格の推移

以下のグラフは、大手のオークション業者「USS」のオークションデータを基に作成しています。オークション価格は1台あたりの平均成約単価と考えて下さい。

「オークション価格」と「売却価格(個人オーナーが査定を受けて売る価格)」は同一の物では有りませんが、価格は同じように推移します。

なぜなら、中古車買取業者がオークションで利益を得るためには、オークション価格よりもやや低い価格で車を買い取るからです。そのため、オークション価格の推移に合わせて売却価格も推移します。


オークション価格推移

消費税が8%に増税された2014年(グラフの赤い線)を見てみると、オークション価格は増税直前の3月に急激に低くなり、増税直後の4月には最も低くなっています。5月以降は、増税の影響が和らいで、オークション価格はほぼ一定になっています。

消費税増税の無かった2013年と2015年も同様の価格推移となっていますが、やはり2014年が他の2年と比較して一番価格が下がっている事から、消費税の影響が有ったと言えるでしょう。

以下は2013年から2015年までのオークション価格を表にした物です。参考用に置いておきます(単位は万円)。

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2013年616358556362626363626159
2014年636357546163656265646263
2015年666559606567736868686764

では、なぜ増税直前の3月と増税直後の4月にオークション価格が下がるのでしょうか。

増税直前の3月と増税直後の4月にオークション価格が下がる理由

増税直前は駆け込み需要により車を購入する人が増えるので、下取りした車両がオークションに大量に出品されます。そのため、供給量が需要量を上回ってしまい、オークション価格が値崩れを起こすのです。

価格が供給と需要のバランスに左右されるのは野菜も同じですよね。豊作の年は値段が下がりますが、凶作の年は値段が倍以上になったりします。

増税後は、高い消費税の支払いを避けるために価格の高い新車より安い中古車を求める人が増えます。中古車需要が高まり、新車販売が低迷して下取りが減りオークション出品数も減るので、オークション価格も上昇します(データ上は5月以降)。

参考:増税前後の新車販売台数の推移

新車販売台数の推移を見てみましょう(参考:日本自動車販売協会連合会)。

新車販売台数

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2013年383,500477,379667,124365,164367,648450,824472,101366,751522,725421,647457,341423,203
2014年496,091565,165783,359345,221363,363452,549460,248333,464518,761396,485416,133431,913
2015年401,360482,093695,403319,474335,629442,623425,089327,040479,365380,081388,802-

販売台数は1月・2月に多くなり始め、3月に急激に伸びています。特に、増税が行われた2014年の3月の新車販売台数は、他の2年の新車販売台数よりも約10万台多くなっています。増税前の駆け込み需要の凄さを物語っていますね。

また、増税された4月の新車販売台数は3月の半分以下まで低迷しています。これだけ駆け込み需要が起こると、3月や4月は中古車がダブついて買取価格が安くなるのもしょうがいな・・・という感じですね。

ちなみに、以下のデータは2013年~2015年の1月~4月における中古車の登録台数です(普通車と軽自動車の合計台数)。

1月2月3月4月
2013年387,682471,280757,491475,454
2014年447,066506,930857,272447,670
2015年410,461484,469798,410467,760
(参考:日本自動車販売協会連合会全国軽自動車協会連合会

確かに、2014年の1月~3月の中古車登録台数は2013年の登録台数よりも多いので、中古車市場でも駆け込み需要が有ったことは分かります。ただ、新車のそれと比べると明らかに影響は小さいです。

この事からも、増税前後の3月・4月は中古車の在庫がダブついて、あまり高く売れなかった事が分かりますね。

車を高く売るなら増税前の2月以前または増税後の5月以降

消費税が8%に上がった時の車の売却価格の推移を見てみると「増税前の2月以前」と「増税後の5月以降」は売却価格に大きな変化は有りません。一方、3月と4月は消費税増税の影響は受けて、売却価格はかなり下がっています。

消費税が10%に増税される前後も8%に増税された時と同様に売却価格は推移すると予想されるので、車を高く売るなら「増税前の2月以前」か「増税後の5月以降」となるでしょう。逆に言うと、3月と4月に車を売却する事は避けるべきです。

ちなみに消費税増税云々関係なく3月に車を売るのは止めておいた方が良いです。詳細は「車を高く売るなら3月に査定に出すのが一番おすすめって本当?」を参照下さい。


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ズバリ!消費税増税前と増税後のどちらで売るべきか!?

そして、車を売るなら増税前と増税後のどちらが良いのか、というと「増税前」が良いでしょう。売ると決めたら、なるべく早く売る事が車を高く売るための鉄則です。なぜなら、時間の経過ととも車は減価してからです。同じ車種でも新しい車より古い車の方が買取価格は低くなりますからね。

また、増税後まで待っている間に所有している車種がフルモデルチェンジをしてしまったら、売却価格も一気に下がってしまいますよ。モデルチェンジがいつ行われるかは、直前(1、2ヶ月前)にならないと分かりません。

そのため、車を売るのは「増税前の2月以前」が良いでしょう。

消費税が10%に上がるタイミングでの対処の仕方

おそらく、消費税が10%になる2017年4月直前も同様の駆け込み需要が発生し、下取りした車両がオークションに出品されて、オークション価格の値崩れが発生するでしょう。それに伴い、車の売却価格も3月、4月は低くなる事が予想されます。

そのため、消費税が増税される直前・直後以外の時期に車を売った方が、高い買取価格が付くでしょう。そして、時間の経過やモデルチェンジなどによる車の減価を考慮すると「増税後」ではなく「増税前」に売った方が良いと思います。

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