車査定のマニア
大都市

都道府県別の世帯当たりの自家用車保有台数を見てみると、東京が最下位、大阪が46位となっています。

■都道府県別の世帯当たりの自家用車保有台数

順位都道府県世帯当たりの保有台数
最下位東京都0.456台
46位大阪府0.657台
45位神奈川県0.731台
44位京都府0.835台
43位兵庫県0.921台
42位千葉県1.002台
41位埼玉県1.008台

(参考:自動車検査登録情報協会の2015年3月末データより)

関東・関西の中心で有る東京都と大阪府を含めた周りの府県における世帯当たりの保有台数の数値は低くなっている事が分かります。特に、日本の中心である東京都の数値はかなり低いです。

このデータから、都市部では「車は要らない・不要」と考えている人が多い事が分かります。

では、なぜ都市部では「車はいらない」と考えられているのでしょうか?

【理由①】電車・バスなどの公共交通機関がしっかりと整備されている

東京都や大阪府の都市部では、電車やバスの路線がクモの巣のように張り巡らされています。そのため、電車やバスでアクセス出来ない目的地はほとんど有りません。

言葉で説明するより、電車の路線図を見た方が公共交通機関の整備状態を早く把握する事が出来ると思います。以下の画像が東京都と大阪府の鉄道路線図です。

■東京都の鉄道路線図
東京の鉄道路線図(出典:株式会社地理情報開発

■大阪府の鉄道路線図
大阪の鉄道路線図(出典:大阪府教育センター(リンク切れの為ミラーサイト)

東京都や大阪府に住んでいる人は路線の多さに慣れていると思いますが、それ以外の地域に住んでいる人からしたら衝撃的な画像かもしれません。このように東京都や大阪府には縦横無尽に電車が走っているのです。

しかも、駅も多いので、自宅から徒歩数分の圏内に最寄り駅が有ります。目的地も同様に、駅から徒歩数分で到着出来る場合が多いです。

ちなみに、電車の本数も多いです。例えば、JR山手線の新宿駅では、朝の通勤時間帯(7時~9時)には20本を越えます。3分に1本は電車がホームに到着する事になります。地方では電車に乗車する人が減る昼間の時間帯でも、電車が1時間に14本もホームに入ってきます。

つまり、ほとんどの用事が公共交通機関を利用すれば、車を使うまでもなく済ませる事が出来るわけです。都市部で車がいらないと言われるのも分かる気がしますよね。

【理由②】渋滞に巻き込まれる事が多く車の利便性を感じられない

都市部は、地方から車が流入してくるので非常に交通量が多いです。そのため、あちこちで渋滞が発生します。車は快適な移動手段ですが、渋滞に巻き込まれると、時間だけが過ぎていくかなりストレスフルな移動手段となってしまいます。また、信号の多さもストレスを増幅させます。

このように渋滞の多い都市部では、車は快適な移動手段とは必ずしも成り得ないのです。

渋滞

前述したように、都市部では鉄道が整備されているので、快適な移動手段となるのは車よりも電車の場合が多いです。渋滞に巻き込まれる事を考えると、移動時間も電車の方が短くなるでしょう。

【理由③】高すぎる駐車場代

都市部の月極の駐車場代は、おおよそ約3万円もかかります。地方だと5千円前後で借りられるわけですから、非常に高いです。

駐車場

また、コインパーキングの料金も高いです。都市部の店舗は駐車場を併設していない場合が多いので、コインパーキングに駐車する機会が多くなります。安いパーキングは満車になっている事が多く、駐車場探しに苦労した挙句、高い料金を払わなければなりません。

年間にすると月極の駐車場代だけで36万円もするわけですから、高い駐車場代を払ってまで車を保有しようと考える人は少なくなるでしょう。

【理由④】レンタカーやカーシェアリングの普及

都市部には、運転免許を持っていても車を保有していない人はけっこういます。こういった人達をターゲットに「レンタカー」や「カーシェアリング」がかなり普及しています。

レンタカーのサービス内容はみなさんご存知かと思います。カーシェアリングは、会員制のレンタカーサービスで、ネットで簡単に予約出来て、窓口での手続きは一切いらず、会員カードを車にかざすだけですぐに利用出来る便利なサービスです。

カーシェアリング

電車移動が便利な都心部でも、家族で遠出する時や郊外に買い物に出掛ける時など、年に数回は車を利用したい時が有るはずです。あなたなら年に数回の利用の為に、高い維持費を払ってまで車を購入しますか?(参考:普通車の維持費軽自動車の維持費

車を購入せずにレンタカーやカーシェアリングを利用しますよね。都市部ではこういったサービスが普及している背景も有るので「車はいらない」と言われています。

【理由⑤】生活に必要な物は車が無くても揃う

都心部では、食べ物やお薬、洗剤など、その他諸々の生活に必要な物は、車で買い物に出るまでもなく、自宅周辺で買い揃える事が出来ます。コンビニやスーパー、ドラッグストアなどがどの街にもこぞって出店されているためです。

都心部の繁華街

また、家電や家具などの大きめの物が売られているお店も電車でのアクセスが良く、買った物は自宅に配送してもらえれば良いので、車で買い物に行く必要が有りません。

そのため、都市部では、買い物の為に車が必要とされていないわけです。

【理由⑥】車に対する考え方の変化

一昔前は、車を所有する事がステータスとして考えられていました(特に男性)。生活に必要か否かは二の次で、車を所有する事に憧れを抱いていた時代が有ったのです。そのため、働き出したらとりあえず車を購入する人が多かったです。

しかし、現在、車は単なる移動手段として考えられる事が多くなっています。そのため、都市部では車より安価で便利な移動手段である「電車」が有るので、あえて車を購入する人は少なくなっています。

こういった車に対する考え方の変化は、若者の間で顕著に見られます。若者の車離れの原因とも考えられていますね。

若者の車離れの理由とデータから見る若者の車離れ

まとめ

以上、都市部では「車がいらない」と言われる理由について紹介しました。

もちろん、街の中心から外れた地域では、車が生活に欠かせないという地域は有ります。そのため、都市部の中心になればなるほど、上記の理由が複数当てはまり、車の必要性が薄れていく事になりますね。

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