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イモビライザー

車の鍵でイモビライザー(イモビ)という言葉を聞く事が有りますが、一体何の事なのでしょうか?ここではイモビライザーの仕組みや得られる効果などについて見ていきます。

イモビライザーとは?仕組みを紹介

イモビライザーとは、車の盗難防止装置の一種で、電気を使ってエンジンの始動を制御する装置の事です。

イモビライザー

以下で、イモビライザーの仕組みを簡単に説明していきます。

通常の車の鍵は、合鍵が有ればドアを開ける事は出来ますし、イグニッションスイッチをオンにする事でエンジンを始動する事も出来ます。

一方のイモビライザーは、車のキーにトランスポンダー(イモビチップ)と呼ばれるICチップが埋め込まれており、これに記録されているIDコードと、車両本体に備わっている電子制御装置(コンピューターユニット)に登録されているIDコードとが一致しない限り、エンジンが始動しない様になっています。

従って、合鍵でドアを開ける事が出来たとしても、キーのIDコードが一致しない限りは車のエンジンを始動する事が出来ない、という事です。

防犯効果

EU諸国では、イモビライザーの重要性の高さに注目し、1995年頃からイモビライザーの装着が義務化されました。その結果、義務化されて以降、自動車盗難件数が年々減少傾向にあることから、防犯効果が高い事が分かっています。

義務

例えば、イギリスだけを見ても1993年の自動車盗難件数は約60万件でしたが、2007年の盗難件数は約20万件と大幅な減少となっています。他のヨーロッパ諸国でも盗難件数の減少が顕著に出ている様です。

2016年7月時点では日本でのイモビライザー装着は義務化されていません。しかし、海外での防犯効果を受けて、近い将来日本でも装着が義務となるかもしれないですね。

紛失時の対応

イモビライザーの搭載されたキーを紛失してしまった場合、特殊な機材が必要なので街中にある合鍵屋さんにいっても基本的には対応してくれません()。

:一部対応しているお店も有る様ですが、対応車種が限られている事が多いです。

紛失

スペアキーが無い場合は、以下の2つの対応方法が考えられます。

  • ①ディーラーにお願いしてロックを解除してもらう
  • ②鍵の専門業者にお願いしてロックを解除してもらう

①ディーラーにお願いしてロックを解除してもらう

車を購入したディーラーに行けば、販売履歴からエンジンキーの情報が分かるので、同じキーを作ってもらう事が出来ます。但し、ディーラーの本業はキーの作成では有りません。

従って、数週間はディーラーに車を預ける覚悟が必要です。また、車種によってはエンジンに組み込まれているコンピューターユニットごと交換となる場合が有るので、費用が高くなる可能性が有ります(高いと10万円超)。

②鍵の専門業者にお願いしてロックを解除してもらう

イモビライザーキーは、鍵の専門業者に依頼してロックを解除してもらうことも出来ます。

鍵専門業者

但し、ディーラーと違って車に関する情報が無いので、依頼する前に「メーカー・グレード・年式・鍵のタイプ・車の場所や状況」などの情報をすぐに伝えられる様にしておきましょう。

参考:免許証などの本人確認書類が必要となる事が多いです。

鍵の専門業者はディーラーと違い、鍵を作ったりロックを解除する事が専門なので、作業はとても速いです。一時間前後で現場に到着し、概ね30分程度で作業は完了します。

ディーラーと比べると費用も安く済む事が多い(数万円程度)です。

基本的には鍵の業者は解錠だけしかしてくれないですが、最近はキーデータを編集出来る業者も出て来たので、すぐにエンジンを掛けられる様になる事も有ります。

コラム:イモビライザーの合鍵の作成

上述の様に、イモビライザーキーは普通のキーとは仕組みが違います。何も知らずに鍵屋さんに合鍵を作ってもらうと、車の鍵は開いたけどエンジンがかからない・・・といったトラブルが発生する可能性が有ります。

鍵業者に依頼する際には、その業者がイモビライザーキーに対応しているのかどうかは事前に必ず確認しましょう。

なお、イモビライザーキーの合鍵を作るには、以下の2つの方法が採られます。

  • 同じIDのトランスポンダーが埋め込まれたキーを複製する。
  • 新しいイモビライザーキーを作り、そのキーIDを専用機器を使って車両本体の装置に登録する。

キーが残っている状態と1本も残っていない状態で合鍵作成を依頼するのでは、料金に数万円近く差が出る事が有ります。可能な限り、全てのキーを無くす前に合鍵を作る様にしましょうね。

イモビライザーの見分け方

普段何気なく車に乗っている方にとって、自分の車のキーがイモビライザーキーか?という質問は即答出来るとは限りません。それもそのはず、見た目だけではイモビライザーキーは判別が出来ません。

しかし、鍵の業者に解錠を依頼する際には、イモビライザーキーかどうかは伝えないといけない()ので、その場で調べる必要が有ります。

:トランスポンダー判別機が有れば分かるのですが、常備している鍵の業者はまだまだ少ないです。

見分け方

イモビライザーが装着されている車は、メーター周りに「SECURITY」という文字が有ったり、インジケーターランプに鍵マークが付いている事が多いです。

インジケーターランプ

また、エンジンを切っている間、イモビライザーが作動している事を表す為にインジケーターランプは点滅若しくは点灯をし続けています。鍵マークが点滅・点灯していればイモビライザーが搭載されていると考えて基本的に問題無いでしょう。

:中にはイモビライザーが搭載されていてもインジケーターランプが無い場合も有ります。従って、インジケーターランプの有無だけで確実に判断出来るという訳では有りません。

メーカー毎のキーの呼び方

最近の車は、ドアロックやエンジン始動もワイヤレスで行う事の出来るスマートキーが多く、通常はイモビライザーがセットで搭載されています。そして、このスマートキーは各メーカーで呼び方が異なります。

そこで、以下で各メーカー毎のスマートキーの呼び方を列挙します。

  • トヨタ・・・スマートエントリー
  • 日産 ・・・インテリジェントキー
  • マツダ・・・アドバンスキー
  • ホンダ・・・スマートキー
  • スズキ・・・キーレススタート
  • スバル・・・キーレスアクセス
  • 三菱 ・・・キーレスオペレーション
  • ダイハツ・・キーフリー

各社呼び方は違いますが、何となく意味の伝わりそうな名前となっていますね。

補足:イモビライザーは絶対安全?!

イモビライザーは、盗難防止装置として優れており注目を浴びていますが、それでも万能では有りません。イモビライザーが搭載されていても盗難される事はもちろん有ります。

また、一部の車種では、整備用のコネクタに専用の装置(イモビカッターと呼ばれています。)を差し込む事で簡単にコードをリセットし、別のIDコードに照合させる事が出来てしまい、あっという間に盗難されてしまうという事例が発生しています。

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