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大きな車

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一般的に、マイカーとして乗る車のナンバープレートは5ナンバ−や3ナンバーが多いですよね。しかし、中にはマイカーを1ナンバー4ナンバーで登録して乗っている方もいます。

なぜ、敢えて1ナンバーや4ナンバーにする人がいるのでしょうか?ここでは、1ナンバー及び4ナンバーの税金や車検費用、高速代など維持費の違いについて見ていきましょう。

この記事では、営業用車両に関しては触れていません。

1・4ナンバーは貨物車両

貨物車両

3・5ナンバーの車と1・4ナンバーの車との違いは、「乗用車か貨物車両か」に有ります。

参考:1ナンバーは普通貨物車、4ナンバーは軽貨物車です。

3・5ナンバーの車は人を乗せる事が目的の車なのに対し、1・4ナンバーの車は貨物を目的とした車なので、貨物部分の面積が大きく乗車部分と貨物部分との間に仕切りが有るといった特徴が有ります。

なお、一定の条件を満たせば、乗用車でも貨物車両に構造変更する事が可能です。

貨物自動車の要件と普通車から貨物車への構造変更

自動車税

貨物車(1・4ナンバー)が乗用車(3・5ナンバー)と金銭面で最も違う点、それは自動車税です。

自動車の所有者は毎年自動車税を納付する必要がありますが、この自動車税は乗用車の場合「排気量」によって金額が決まります。

排気量標準税率
1L以下29,500円
1L超1.5L以下34,500円
1.5L超2L以下39,500円
2L超2.5L以下45,000円
2.5L超3L以下51,000円
3L超3.5L以下58,000円
3.5L超4L以下66,500円
4.L超4.5L以下76,500円
4.5L超6L以下88,000円
6L超111,000円

自動車税の金額一覧とグリーン化税制・特例による減税額

自動車の税金

一方で、1ナンバーと4ナンバーのいわゆる貨物自動車は「最大積載量」によって、以下の様に自動車税の金額が変わって来ます。(参考:地方税法第147条)

最大積載量自動車税(自家用)
1t以下8,000
1t超2t以下11,500
2t超3t以下16,000
3t超4t以下20,500
4t超5t以下25,500
5t超6t以下30,000
6t超7t以下35,000
7t超8t以下40,500

:8t超の場合は1t毎に6,300円追加。一般的な1ナンバー車両は16,000円となります。

車検の時期・費用

カレンダーと車

自動車を持っている方は、定期的に車検を受けなければなりません。そして、車検を受ける間隔については、道路運送車両法第61条1項・2項で以下の様に規定されています。

(自動車検査証の有効期間)
第六十一条  自動車検査証の有効期間は、旅客を運送する自動車運送事業の用に供する自動車、貨物の運送の用に供する自動車及び国土交通省令で定める自家用自動車であつて、検査対象軽自動車以外のものにあつては一年、その他の自動車にあつては二年とする。

2  次の各号に掲げる自動車について、初めて前条第一項又は第七十一条第四項の規定により自動車検査証を交付する場合においては、前項の規定にかかわらず、当該自動車検査証の有効期間は、それぞれ当該各号に掲げる期間とする。
一  前項の規定により自動車検査証の有効期間を一年とされる自動車のうち車両総重量八トン未満の貨物の運送の用に供する自動車及び国土交通省令で定める自家用自動車であるもの 二年
二  前項の規定により自動車検査証の有効期間を二年とされる自動車のうち自家用乗用自動車(人の運送の用に供する自家用自動車であつて、国土交通省令で定めるものを除く。)及び二輪の小型自動車であるもの 三年

上記の通り、一般的な乗用車の車検の間隔は、新車で「3年」、それ以外は「2年毎)」となっています。

:以前は10年落ち以上の車は1年毎に車検が必要でしたが、1995年の法改正により10年落ち以上の古い車も2年毎の車検となっています。

一方で、1ナンバーと4ナンバーの自動車は「貨物自動車」に該当するので、車検は1年毎(新車の場合は2年)に受ける必要が有ります。

貨物自動車登録すると、「車検回数が増えるので、自動車税は下がっても車検費用は逆に増えてしまうのでは?」と思いますよね。確かに、車検をユーザー車検により自分で通す事が出来るのであれば代行費用は不要ですが、整備工場等に依頼した場合は単純に手数料が2倍かかる事になります。

また、1・4ナンバーとなると、車検の代行費用以外にも、以下の様に重量税や自賠責保険料でも差が出て来ます。

重量税

車検時には重量税を支払う必要がありますが、3ナンバーと1ナンバーで以下の様に金額が異なります(上が3・5ナンバー、下が1・4ナンバー)。

乗用車重量税

貨物車重量税

(参照元:国土交通省

エコカーの場合は金額が変わりませんが、それ以外の場合は1ナンバーの方が安くなりますね。

自動車重量税の金額・早見表【平成27年改正のエコカー減税反映済】

自賠責保険料

自賠責保険

自賠責保険料については、貨物車の場合は以下の料金となります。(参考:国土交通省

 25ヶ月24ヶ月13ヶ月12ヶ月
自家用(最大積載量2トン超)68,72066,22038,27035,730
自家用(最大積載量2トン以下)44,64043,09025,63024,040

:離島以外地域(沖縄県を除く)の自賠責保険料です。

一方で、自家用乗用車や軽自動車の場合の自賠責保険料は以下の通りです。

 25ヶ月24ヶ月13ヶ月12ヶ月
自家用乗用車28,78027,84017,31016,350
軽自動車(検査対象車)27,24026,37016,50015,600

:離島以外地域(沖縄県を除く)の自賠責保険料です。

自賠責保険料については、貨物車の方が乗用車よりも大分高くなってしまいますね。なお、軽貨物自動車の自賠責保険料は軽自動車と同じです。

高速料金

一般的な高速道路の場合、5ナンバーや3ナンバーの自動車は「普通車」か「軽自動車等」の区分として料金を支払う事になります。

高速料金

一方で、1ナンバーの場合は「中型車」扱いとなり料金が高くなります(4ナンバーは普通車か軽自動車等となります)。

例として、東京の八王子から山中湖まで高速道路(ETC)を利用した場合、高速料金は以下の通りとなります。(NEXCOの料金・経路検索より)。

区分ナンバー料金
軽自動車等5・42,140円
普通車5・3・42,500円
中型車12,860円

:高速道路によって扱いが異なる場合があります。

まとめー実際にはどちらがお得?

いかがでしたか?乗用車登録するのか貨物車登録するのかによって、維持費の面では結構違いが生じる事が分かりましたね。

参考に、1ナンバー登録する方の多い「ランクル(ランドクルーザー)100」を例に、ナンバーによってどれくらい維持費の差が出るのかを見てみましょう。

ランドクルーザー100

(画像参照元:target=”_blank”>Favcars

ランクル100は排気量は4.7Lで総重量は3トン弱です。車検はユーザー車検をして自賠責は25ヶ月加入する事を前提に、2年間の維持費を比較してみます。

項目1ナンバー3ナンバー
自動車税32,000円(16,000円×2)176,000円(88,000円×2)
重量税24,600円(12,300円×2)41,000円
自賠責保険料68,720円28,780円
印紙代3,600円(1,800円×2)1,800円
合計128,920円247,580円

こう見てみると、自賠責保険は1ナンバーの方が高いですが、それ以外は1ナンバーの方が安いですね。特に、自動車税の差が大きいです。

つまり、維持費で比べると「乗用車登録しているよりも、貨物車登録している方がお得」という事ですね。

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