中古車が事故車かどうか見分ける方法

交通事故に遭う車  
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「買った中古車が事故車だったら・・・」

車は高い買物なので、そんなこと想像もしたくないですよね。しかし、市場に流通している中古車の内、実に1割程度は事故車だと言われています。

修復歴の有る車は客への表示義務が有りますが、単なる事故歴については表示義務は無く任意となっているので、事故車とは知らずに買ってしまう方が後を絶たないのです。

そこで、事故車を買ってしまわない様に、中古車が事故車かどうかを見分ける方法について解説していきます。

ここで紹介するのは「修復歴有り」以外の事故車です。

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まずは状態図を確認!

状態図
(引用:マイカー選びで差がつくお金の話)

中古車を購入する際にまず確認したいもの、それは「状態図 」です。状態図は車の状態(キズや凹みの場所など)を記録したシートで、業者オークションや下取りで仕入れた車に必ず付いています。

:車両状態図やコンディションノート、査定表などとも呼ばれています。

販売店に状態図を見せてもらえば仕入時点での車の状態が分かるので、買おうとしている車が事故車かどうかを判断するのに役立ちます。

中古車の状態図(査定表)と評価点の見方

しかし、販売店によっては状態図を見せたがらない事も有るでしょう。なにせ車の状態が事細かに記載されている訳ですからね、販売店側にとって見せるメリットはあまり有りません。

中には「この車には状態図が有りません」「客は見れない決まりです」などと言って、状態図を見せてくれない販売店もいます。

そういったお店は黙って事故車を売るなどの行為におよび、信用に値しないので、別のお店で買った方が良いでしょう。

パーツ毎の確認箇所

ここでは、ボディーやドアといった主なパーツ毎に確認するポイントを紹介していきます。

確認の対象となるパーツは、以下の通りです。

  • ボディー
  • ドア
  • リアクォーターパネル
  • トランク・バックパネル
  • ボンネット
  • フロントフェンダー
  • エンジンルーム・インナー
  • タイヤ

ボディー

ボディの確認

まずボディーですが、キズや凹みを修復した際の塗装跡が無いかを確認します。車の対角線上から1m程度離れて立ち、前後左右の4ヶ所から「塗装の色違い」や「板金塗装による波や凹み」が無いかを見ましょう。近くから見るとなかなか分からないものでも、少し離れて見ると簡単に見分けられる事が有ります。

ボンネットやルーフ、トランクを見る場合は目線をそれぞれの高さに合わせるのを忘れずに!

ドア

車のドア

ドアは、交換されていないかどうかを確認しましょう。具体的には、それぞれのドアを開いてドアの端を指で挟む様にしてつまみます。そして、親指の爪で内側に盛られている糊(のり)を軽く押してみて下さい。

参考:糊はドアとセットで塗装されているので「同色」です。

交換された事の無いドアは、糊が固く爪で押しても割れません。一方で、交換された事の有るドアは、糊が盛られていないか盛られていたとしても柔らかいので、指で押すと簡単に割れて(プツンという音と共にヒビが入る)しまいます。

リアクォーターパネル

リアクォーターパネルは事故により損傷すると、切断して溶接・交換される事が有ります。トランクとリアドアを開けて、パネルの接合部分(シーラー)を確認しましょう。確認する内容は、ドアと同様に「糊の状態」です。

また、リアピラーのボディ塗装面にボカシ(塗料を薄めて塗る事)が無いかも併せて確認しましょう。

参考:追突事故などでトランクフロアーが半分以上損傷した場合に、車の後部全体を切り離して別の車と合体させる悪徳業者がいます。この様にして繋ぎ合わせた車は「ニコイチ」と呼ばれ、業者の間でも敬遠の対象です。

トランクドア・バックパネル

車のトランク

ドアと同様に、トランクドアも交換されていないかどうかを確かめましょう。トランクドアを交換している場合は、追突事故に遭っている可能性が高いです。

確認の方法はドアと同じです。トランクを開けてトランクの端を親指と人差し指でつまみ、内側に盛られている糊を軽く押して糊の固さを確かめます。

また、リアクォーターとバックパネルのつなぎ目にある糊や、トランク内のフロアマットをめくったバックパネル下のフロアーとの付け根にある糊についても確認しましょう。トランクを開けたときに、内張りを止めるビスが所々無くなっている場合も要注意です。

参考:バックパネルの左右(端)に有る糊とフロアーの付け根にある糊が柔らかい場合は、バックパネルの交換やフロアーの板金が考えられます。

ボンネット

ボンネット

交通事故に遭って車の前面を損傷した場合、ボンネットの交換をする事が有ります。そこで、ボンネットを開けて両端裏側の糊を確認しましょう。併せて、ボンネット左右の付け根部分に有るボルトも確認します。

新車を組み立てる際、ボンネットを取り付けた後でボディーの塗装をするので、ボルトの先端には塗装の跡が有ります。ボルトの頭に有るはずの塗装が剥がれていたり、工具が差し込まれた様な跡が有る場合は、ボンネットが交換されている可能性が高いですよ。

フロントフェンダー

フロントフェンダーは、エンジンルームの両端に有るボルト(3〜4個程度)で取り付けられており、フロントドアのドアヒンジ上下でボルト止め(上下1ヶ所ずつ)されています。

いずれもボンネット同様にボディーとセットで塗装されているので、ボルトの先端には塗装跡が有るはずです。板金などの調整作業の為に一部のボルトを外す事は有りますが、全てのボルトで塗装が剥がれている場合はフェンダーが交換されている可能性が高いでしょう。

エンジンルーム・インナー

エンジンルームの板金や交換をしているかどうかによって、交通事故の程度が推測出来ます。なぜなら、軽い事故であればボンネットやバンパー程度を交換し、他の部分は板金程度で済むはずだからです。

エンジンルーム内部が修理されている中古車は、重度の損傷を受けている可能性が有るので、出来れば避けた方が良いでしょう。

エンジンルームを確認する女性

エンジンルームは、ラジエーターの底にある第一メンバー部分と、ラジエーター手前にあるアッパーサポート部分を確認します。「キズや曲がりがないか」や「つや消し塗装をしている部分で剥がれている箇所がないか」などを確認しましょう。

ヘッドライトを裏側で支えているコアサポートについても同様に確認が必要です。

なお、インナー()を交換している場合は足回りやセンターフレーム、エンジン本体なども事故によって故障している可能性が有ります。

:エンジンルームを上から覗いた際に、部品の間に見え隠れしている下地の事。

インナーは、3枚程度の鉄板を繋ぎ合わせてて出来ています。損傷の状態によっては大半を交換する事も有るので、ドアやボンネット同様に糊の状態を確認しておきましょう。

タイヤ

最後はタイヤです。タイヤハウスとタイヤの隙間がどれくらい有るのかを、指を入れて確認しましょう。隙間は、4本のタイヤそれぞれについて左右と上部(計3ヶ所)の確認が必要です。

タイヤハウス

隙間に指が何本入るかを確認する事で、車体の高さの違いや左右のホイールベースの違いが把握出来ます。それぞれのタイヤで指の入る本数がバラバラの場合は、何かしらの事故に遭っている可能性が有りますね。

まとめ

いかがでしたか?事故車かどうかを見極める方法を紹介して来ましたが、簡単に確認出来るものが多いですよね。買った後で後悔しない為にも、ここで紹介した項目の確認を購入前に必ずする様にしましょう。

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