車査定のマニア
必要書類

親や旦那などの身内が亡くなった際に、生前に乗っていた車を相続する事が有ります。また、車を相続したものの「元々車を持っているし、これ以上は不要だ!」という方もいるでしょう。

そこで、ここでは「車を相続するときや相続した車を売却するとき」の手続や注意点について解説していきます。

注意点

相続(遺産分割)の方法

例えば現金を相続する場合、相続人が1人であればそのまま自分の物になります。また、相続人が複数の場合は相続割合に応じて現金を分ければ済みます。

しかし、相続財産が車の場合、1人で相続するのであればともかく相続人が複数人いるとややこしくなります。車を半分に割って半分ずつ乗るって事は出来ないですからね(共有名義にする事は可能です)。

相続

そこで、相続人同士が納得いく様に財産を分割する事になるのですが、相続(遺産分割)の方法としては、以下の3つが有ります。

  • 現物分割
  • 換価分割
  • 代償分割

現物分割

現物分割は、財産の1つ1つについて誰が相続するのかを個別に決めていくもので、最もオーソドックスな相続の方法です。

分割

分割が簡単なのですが、土地を相続する方や預金を相続する方などに分かれるので、公平な分配とならない可能性が有ります。

換価分割

換価分割は、金銭以外の相続財産を全て売却して換金し、相続人に金銭で分配する相続の方法です。

金銭で分配するので公平なのですが、相続財産である住宅に住み続けたいと思っている相続人がいる場合など、換価分割が出来ない事が有ります。

代償分割

代償分割は、土地などの財産を特定の相続人が相続する代わりに、他の相続人に金銭などを与える相続の方法です。

例えば、相続人がAとBの2人(相続割合1/2)で相続財産が3,000万円の土地しか無い様な場合に、Aが土地を取得する代わりにAがBに1,500万円を支払う方法です。

遺産分割や相続税の計算をする際には、相続する自動車の時価を調べる事が必要になる場合が有ります。

自動車の評価証明書が必要な場合、日本自動車査定協会(JAAI)で査定をした上で証明書(査定証)を発行してもらう事が出来ます。

相続する際に必要な書類

車を相続すると相続人に名義変更(移転登録)をする事になります。そして、この名義変更手続きに必要な書類は「相続人が一人なのか複数なのか」「共同名義なのか単独名義なのか」によって異なって来ます。

必要書類

相続が発生した場合、自動車の名義変更は相続が開始した日から15日以内に済ませる必要が有ります(道路運送車両法13条1項)。名義変更を怠ると罰金を科される事が有るので注意が必要です。

相続人が1人の場合

相続人が1人の場合の名義変更に必要な書類は以下の通りです。

  • 相続する方の戸籍謄本
  • 除籍謄本 ※1
  • 相続する方の印鑑証明
  • 車庫証明書 ※2
  • 売却に必要な書類一式

※1:元の所有者が亡くなった事を確認する為に必要となります。
※2:被相続人(亡くなった方)と同じ住所なのであれば必要有りません。

相続人が複数かつ単独で相続する場合

相続人が2人以上いる場合で、車を誰か1人が相続する場合に必要な書類は以下の通りです。

  • 相続する方全員の戸籍謄本
  • 除籍謄本
  • 相続する方全員の印鑑証明
  • 遺産分割協議書
  • 車庫証明書
  • 売却に必要な書類一式

相続人が1人の場合と異なるのは、「遺産分割協議書」が必要となる点と相続人全員分の書類が必要な点ですね。なお、遺言書が有る場合でその中に車に関する記載が有れば、遺言書でも問題有りません。

参考:相続放棄をする方がいる場合は、「相続放棄申述書」が必要となります。また、相続人に未成年者がいる場合は、家庭裁判所で代理人を選任してもらう必要が有ります。

自動車の価格が100万円以下、かつ、遺産分割協議により相続人の1人が単独相続することとなった場合、遺産分割協議書の代わりに「遺産分割協議成立申立書(ひな形:国土交通省)」を提出して手続きを進める事も出来ます。

相続人が複数かつ共同名義で相続する場合

相続人が2人以上いる場合で、車を相続人の共有名義とする場合に必要な書類は以下の通りです。

  • 相続する方全員の戸籍謄本
  • 除籍謄本
  • 相続する方全員の印鑑証明
  • 車庫証明書
  • 売却に必要な書類一式

相続人が1人の場合と異なるのは、相続人全員分の書類が必要な点ですね。

ここで紹介した手続は登録車の場合です。軽自動車の場合は、印鑑証明書が不要となるので認印が有ればOKです。

コラム:所有者がローン会社の場合!?

亡くなった方が車のローン返済中だった場合、所有権はローン会社に有る事が考えられます。この様な場合は、ローンを完済して名義を使用者に移す「所有権解除」を利用する事になります。

いきなりローンを完済しろと言われても大変と思うかもしれませんが、相続財産を使って返済しても問題有りません。所有権解除により名義が使用者に移るので、相続をした方の名義に変更する事が出来るのです。

なお、ローンを完済出来ない場合、自動車の「使用者」を変更する事になります。所有権はローン会社のままですが、自動車は問題なく使用する事が出来ます。残ったローンの返済方法については、相続人で話し合う様にしましょう。

売却する場合

自動車を売却する際には、車が売る方自身の名義になっている必要が有ります(廃車にする際も同様)。上記で紹介した必要書類を用意し、名義変更をした後で売却手続へと進みましょう。

なお、買取店や行政書士等に手続の依頼をする場合は、相続人全員の実印を押した委任状が必要となります。

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