中古車のプライスボードの見方・読み方

展示場のプライスボード  
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中古車販売店や展示場に行くと、数多くの中古車が展示されていますが、まず最初に気付くのは車のフロントガラス部分に貼られているプライスボードではないですか?

中古車を購入する際には、このプライスボードは必ずチェックする必要が有りますが、一体どの様な情報が載っているのでしょうか?

以下では、プライスボードの見方や読み方について見ていきましょう。

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プライスボードの記載項目

プライスボードは、各販売店が適当に項目を選んで記載している訳では有りません。自動車公正取引協議会(公取協)の取り決めによって、基本的にはどの販売店でも同様の体裁となっています。

これは、ユーザーがどの販売店に行っても同様の情報が入手出来る様にして比較をし易くする為や、不当表示を取り締まる為、といった理由から規格や表示項目が統一されているのです。

参考:中古車販売店にいったら、まず公取協の看板が掲げられているか(加盟店かどうか)をチェックしてみましょう。加盟店であれば、それだけで一定の信頼に値するでしょう。

プライスボードに記載される項目は以下の通りです。

プライスボードの例

(画像参照元:自動車公正取引協議会

  • ①現金販売価格
  • ②初度登録(検査)年月
  • ③車検証有効期限
  • ④走行距離数
  • ⑤前使用者の点検整備記録簿の有無
  • ⑥修復歴
  • ⑦前所有者形態の表示
  • ⑧保証
  • ⑨定期点検整備実施状況
  • ⑩整備費用込みか否か
  • ⑪リサイクル料金の表示

以下で1つずつ内容を見ていきましょう。

①現金販売価格

消費税込みの車両本体価格の事です。

現金販売価格

各種税金や登録費用などはここには含まれていないので、概ね現金販売価格の15〜30%くらい上乗せしたものが総支払額になると考えておきましょう。

:中古車をローンで購入する場合は金利も加算される事になります。

②初度登録(検査)年月

車が最初に陸運支局で登録された年月の事で、軽自動車の場合は初めて検査された年月を指しています。基本的には登録年と製造年式は同じ()と思っておいて構いません。

:外車の場合は、製造年式よりも登録年月日が遅れる事が有ります。

なお、年式が比較的新しいのに、相場以上に安い価格設定となっている場合は、過走行か修復歴有りのどちらかである可能性が高いです。

③車検証有効期限

中古車が展示されている時点での、車検証の有効期限が記載されています。「車検なし」「車検2年付き」「車検付き」といった表示が有り、間違え易いので注意が必要です。

中古車の車検表示解説【車検付き・車検2年付き・車検なし】

④走行距離数

展示している時点の総走行距離の事です。千キロ単位となっている事が多いですが、実際にメーターを見れば詳細な走行距離数も分かります。

メーターの総走行距離

走行距離は少ないに越した事は有りません。特に外車の場合は、メンテナンス費用が高く付く事や故障の可能性を考えると、5万キロ以内くらいの車を選んだ方が無難です。

なお、走行距離の数値に疑義が有る場合は「」、走行距離が改ざんされている場合は「改ざんされている旨」、メーターを販売店が取り替えた場合は「取り替え前後の数値」が記載される事になります。

⑤前使用者の点検整備記録簿の有無

点検整備記録簿の有無の事です。2年以内に定期点検が実施され、点検整備記録簿も有れば「」と表示されますが、それ以外の場合は「」と表示されます。

点検整備記録簿は、今までに何人の所有者がいたか、どのタイミングでどの様な点検整備がされて来たかなどが分かるので、とても重要な資料の1つですね。

中古車購入前に定期点検整備記録簿(整備手帳)をチェックしよう

⑥修復歴

修復歴は、事故によって車の骨格部分にダメージを負った事が有るかどうかを記載する欄です。()修復歴が有る場合は、「」と記載され、修復箇所は別途提示されます。

:ダメージを負った箇所が修復されたかどうかは問いません。

ネット上では格安の中古車として紹介されていたので、実車を見に行ってみるとプライスボードに「修復歴有」と書かれていた、という事はたまに有ります。

修復歴の有る車は、安全な走行や車の強度に支障を来す事が有るので危険です(参考記事:中古車の修復歴車の定義と修復歴車が危険な理由)。見た目は綺麗に直されているかもしれませんが、出来れば購入しない方が良いでしょう。

⑦前所有者形態の表示

前の所有者が、自家用や営業用、レンタカーなど、どの様な用途で車を使用していたかが記載されます。なお、前の所有者が1人しかいない「ワンオーナー」の場合もここに記載されます。

乗用車

中には「プライスボードが付いていないけど、程度の良さそうな車が有ったので購入。後々調べてみるとレンタカーとして使われた過去が有る車だという事が発覚した」という様なトラブルも有る様です。

プライスボードの表示は義務ですが、しっかり表示していない販売店も有ります。こういった所で販売店が信頼出来るかどうかという点が判断出来るので、しっかりと表示されていない様な店では買わない方が良いでしょう。

⑧保証

購入時に、保証が付くかどうかが記載されます。保証が有る場合は、保証の詳細な内容も記載されます。

中古車でも保証期間は1年欲しい!保証なしで購入するのはトラブルの元です

⑨定期点検整備実施状況

定期点検整備の実施状況が記載されます。

定期点検整備「有り」の場合は、既に点検整備が終わっていれば「」、納車時までに点検整備がされる場合は「納車時」と記載されます。

一方で、点検整備をしない場合は「定期点検整備なし」と記載されます。

⑩整備費用込みか否か

上記の⑨で、「納車時」と記載されている場合に、その費用が販売価格に含まれているかどうかを表します。含まれていない場合は、必要な金額が記載されます。

⑪リサイクル料金の表示

リサイクル料金が販売価格に含まれているかどうか、追加で支払が必要な場合には必要な金額が記載されます。

まとめ

たった1つのプライスボードから多くの情報が得られる事が分かりましたね。

もし、プライスボードを見て不明点が発生した場合は、知りたいことをしっかりと販売店の担当者に聞くようにして下さい。この時、明確な回答が返って来なかったら、不良車両の可能性も有るので購入は慎重に・・・。

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