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違反金

交通違反の罰則は大きく分けると、刑罰と行政罰の二つがあります。

駐車(放置)違反を駐車監視員(緑の服を着た駐車違反を取り締まる人のことです)に発見され、違反の手続きをされると放置違反金の納付命令が「行政罰」として下されます。

では、この放置違反金を支払わずに放っておくとどうなるでしょうか?

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納付命令が来る!

放置違反をした車には運転者は乗っていませんよね、従って、放置されていた自動車を誰が運転していたのかは警察には分かりません。そこでまずは違反車両に「放置車両確認標章」というステッカーを貼り「運転者」に対して出頭を促します。

そして「運転者」が出頭命令に従って自ら出頭した場合は、青切符の手続きに進みます。一方で運転者が出頭しない場合は、違反車両の「所有者」に納付書が送られてくるので、所有者が放置違反金の納付をすることになります。

ちなみに、放置違反金は刑罰ではないので違反をしても検察や裁判官と会うことはありません。

なお、納付命令に対して不服がある所有者は、命令が出てから60日以内であれば異議申し立て(弁明)をすることが出来ます。また、6ヶ月以内であれば裁判を起こすことも可能となっています。

送られてくる納付書や、弁明通知書については「放置違反金の金額はいくら?納付書が送られてくるまでの期間も解説」で紹介していますので参考にしてください。

放置違反金を支払わないとどうなる?

納付命令に従わずに放置していると公安委員会から督促が来ます。そして、この督促を受けると国土交通省にその督促情報が自動的に流れます。そうすると最終的にはどうなるでしょうか?

道路交通法第51条の7にその答えがあります。

(放置違反金等の納付等を証する書面の提示)
第51条の7 自動車検査証の返付を受けようとする者は、その自動車が最後に同法第60条第1項若しくは第71条第4項の規定による自動車検査証の交付又は自動車検査証の返付を受けた後に第51条の4第13項の規定による督促を受けたことがあるときは、国土交通大臣等に対して、当該督促に係る放置違反金等を納付したこと又はこれを徴収されたことを証する書面を提示しなければならない。

2 国土交通大臣等は、前項の規定により同項の書面を提示しなければならないこととされる者による当該書面の提示がないときは、自動車検査証の返付をしないものとする

条文なので書いていることがややこしく思われるかもしれませんが、要は「放置違反金の納付督促を受けた場合は、違反金を納付したことを証明する書面を提示しないと、検査に合格しても車検証を交付されませんよ」ということです。

これは「車検拒否制度」と呼ばれています。なお、違反金を納付したことを証明する書面とは、「領収証書」もしくは「納付・領収済確認書」のことを指しています。

そして、督促をしても違反金の納付がされないときは、公安委員会は違反者の預金の差し押さえをする権限も持っている(道路交通法第51条の7)ので、容赦なく口座から引き落としをしてくることが有ります。

警察が、違反者の預金口座を差し押さえる事が出来るようになったのは「2006年9月」からですが、差し押さえ件数は年々増加傾向にあります。参考に、2009年に警視庁が発表した差押え件数は以下の通りです。

年次差押え件数
2006年(9〜12月)118
2007年4,990
2008年9,611
2009年(1月〜5月)4,666

ちなみに、税金も一緒に滞納している方は、差押さえは「国税(所得税や消費税など)→地方税(住民税や固定資産税など)→放置違反金」の順番で充当されます。差押えがされると、納付したことになるので車検は当然通ります。

なお、自分自身がきちんと放置違反金の納付をしているかを確かめようと思った場合、放置違反金滞納情報照会書を警察に提出をすると教えてくれます。(警視庁

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