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車両保険

車両保険

車両保険は、「交通事故によって自分の車が損傷した場合の修理費用を補償してくれる」保険です。

相手方の被害やこちらの身体に関する被害は、対人・対物・人身傷害保険等で補償してくれるのですが、自分の車に対する補償は車両保険で賄う必要があります。

車両保険の基礎~利用した場合の等級や車両保険の種類など

新車で購入した方は車両保険を付ける人が多いですが、購入後数年経っても車両保険は加入しておく必要が有るのでしょうか?また、中古車を購入した方も車両保険を付けた方が良いのでしょうか?

ここでは、新車購入後数年経ったタイミングや、中古車購入時の車両保険の要否について見ていきましょう。

車両保険の有無による保険料の差

保険料

車両保険の要否を見る前に、車両保険に入るのと入らないのとでどれくらい保険料が変わるのかを見てみましょう。以下は、実際にソニー損保で見積りを取ってみた結果です。

前提条件

車種・グレード:日産エルグランド、ワゴン2500、ハイウェイスターS
型式:TE52(平成27年発売)
初度登録:平成28年5月
ノンフリート等級:15等級
事故有係数適用期間:0年
使用目的:主に家庭用
年間走行距離:9,000km以下
記名被保険者:契約者自身
生年月日:昭和50年6月1日生
免許の色:ゴールド免許
運転者:記名被保険者とその配偶者に限定(30歳以上を補償)
その他補償等:証券発行無し、対人対物無制限、人身傷害3,000万円(車内のみ補償)、無保険車傷害無制限、他車運転特約、インターネット割引1万円

以上の前提条件で、車両保険を「一般型・485万円・免責金額5万−10万」で付けた場合と、車両保険を付けなかったの場合の保険料は以下の通りとなりました。

車両保険の有無保険料
有り79,510円
無し25,210円

並べてみると、保険料の差は結構有りますね。この差だけで判断すると、「車両保険は高いから入らなくても良いかな・・・」と思ってしまいそうですね。

ちなみに、車両保険の加入率は2015年3月末時点で43.2%となっています。新車も中古車も込みの数値なので、一概にどうとは言い難いですが、全体の半分弱しか車両保険に加入していない事が分かります。

半数もの人が車両保険に入っていない原因の1つには、上述した加入の有無による保険料の差が考えられます。

また、交通事故に遭って車両保険を使うと、通常は翌年の等級が3等級分ダウンして保険料が一気に上がります(参考記事:車両保険が使える事故・使えない事故のまとめ)。「ちょっとした事故であれば自己負担で修理するから車両保険はいいや」、と思う方が多い事も加入者が少ない原因として考えられますね。

車両保険の必要性

そもそも、自動車保険に加入する際に車両保険は必要なのでしょうか?以下で車両保険の必要性について見てみましょう。

ローンで購入した方は必須!

自動車のローン
事故を起こした際に、車を乗り換えようと考えている人は、敢えて車両保険に入る必要は無いかもしれません。しかし、ローンを組んで車を購入した方は、車が全損になった際に、「車は無くなるのにローンだけが残ってしまい、事故後も支払い続けないといけない」という事になります。

この点、車両保険に入っていれば、車両保険金をローンの返済に充てる事が出来るので、ローンで購入した方も安心です。従って、ローンで車を購入した方は、車両保険に入っておいた方が良いでしょう。

修理費用は「すぐに・全額」もらえるとは限らない!

交通事故に遭い、被害者側に過失が全くなかったとしても、加害者側の保険会社から車に対する修理費用が全額出るとは限りません。これは、対物賠償責任保険が対象物の時価までしか補償してくれないからです。また、過失が有る場合は、被害者の過失割合に応じて損害賠償金を減額されてしまいます。

参考:加害者が対物超過修理費用補償特約に入っている場合は、時価と修理代との差額についても補償を受ける事が出来ます。(参考記事:対物保険の金額が無制限でも全額補償されない場合とその理由

加害者側の保険会社が補償してくれない部分に関して、自分の加入している車両保険を使って修理代の補償を受ける事が出来ます。

衝突事故

また、事故の当事者間の過失割合がすぐに折り合えば良いですが、お互い一歩も譲らずになかなか決まらないという事も有ります。過失割合が決まらないと、修理費用の負担額も決まりません。

しかし、負担額が決まらなくても車の修理はしなくてはいけません。そして、修理工場は代金の支払いをずっと待ってくれる訳では無いので、一時的に自分で支払いをするケースが出てきます。

この様な場合、自分で支払いが出来ればいいですが、修理代が高い場合は支払いが難しい事も有るでしょう。そういった際に、車両保険を付けていれば「車両先行払い」が利用出来ます。

これは、示談交渉が思う様に進まないときに、一時的に車両保険の支払いを受けて修理代に充てる事が出来るというものです。修理代を一時的に負担する事が厳しい方は、「車両先行払い」の為にも車両保険に入っておいた方が良いでしょうね。

:車両先行払いを利用すると、事故の内容に応じて等級はダウンします。示談の結果、過失割合が想定よりも低く、「自費でも良かったかな、と思っても取り消す事は出来ません(保険会社によって扱いは異なります。)

車両保険は何年目まで必要?

新車購入時に車両保険に加入したけど、いつまで更新し続けないといけないのでしょうか?年が経って車が古くなって来ると悩みますよね。

この点、車両保険をいつまで更新し続けるかは個々の判断次第です。事故時にもらえる保険金(車両保険金額)は、車の価値に応じて毎年下がっていくので、新車購入時の車両保険金額がいつでも貰えるという訳では有りません。

例えば、新車購入時は800万円の車両保険に入ってけど、新車から6年経って車両保険金額が400万円くらいになる事が有ります。「それくらいしか貰えないのなら車両保険はもういいや」と思う方もいるでしょうし、「まだまだ入っておきたい」と思う方もいるでしょう。

車と保険料

また、車体価格が安めの車種で、購入後3年経った時点で交通事故に遭い全損となった場合に、車両保険金として最大70万円もらえるとすると、「その金額の為に毎年保険料を払うのはもったいない」と思う方もいれば、「少しでも車両保険に入ってると安心だから入りたい」と思う方もいるでしょう。

結局のところ、「いつまで車両保険を更新し続けるか」は、契約者の考え方と懐具合次第という事ですね。

ちなみに、新車購入後毎年どのくらい車両保険金額が下がって行くのかを知りたい方もいるでしょうが、車両保険金額は各保険会社の単価表を基に決められます。これは、毎年変わるものなので、一概にいくら、という事は難しいです。

車両保険金額(協定保険価額)の決め方~保険料と補償金額のバランスを見て考える

車両保険は中古車にも必要?

中古車を購入する際に、車両保険を付けるかどうかを悩む方は結構多いですよね。「どうせ中古車だし、要らないかな」と思う事も有るのでは?

新車後間もなく中古車市場に出たものや、認定中古車であればともかく、基本的に中古車で全くキズのないものは有りません。従って、最初から多少のキズや凹みは有る前提で考えると、購入後にちょっとしたキズが付いても修理をせずにそのまま放っておくのも1つの手です(若しくは自己負担で直す)。

車の大きなキズ

なお、ちょっとしたキズであれば良いですが、全損となる様な交通事故に遭遇した場合は、通常は車を乗り換える事になります。上述した様に、ローンで購入した方は全損になった場合でもローンを払い続ける必要があり、さらに次に購入する車のローンも発生します。2台分のローンを払い続けるのはさすがにキツいですよね。

従って、資金的に十分な余裕が有る方以外は、中古車でも車両保険に加入しておいた方が良いでしょう。

但し、中古車の場合、年式が古くそもそも車両保険が数十万円程度しか設定出来ない、という事も有ります。年式が古ければ車体価格も安いでしょうから、敢えて車両保険を付けずに、全損になったら諦めるというのもアリですね。

中古車は車両保険に入れない事が有る?!

車両保険はいつまでも入れるという訳では有りません。車両保険の対象となる車の価値付かないレベルにまで下がると、車両保険に加入出来なくなります。

ちなみに、年式の古い中古車の車両保険加入の可否は、保険会社によって異なります。一般的に代理店型の損保会社では、年式が古くても引き受けてくれる事が多いですが、ダイレクト型の損保会社の場合は、年式が古いと加入出来ない事が多い様です。

10年落ち以上の中古車はたくさん有ります。ダイレクト型の損保で加入出来なかった場合は、一度代理店型の損保に問い合わせてみると良いでしょう。

まとめ

自動車保険

いかがでしたか?車両保険の保険料は高いですが、基本的には加入しておいた方が良さそうですね。

車両保険の必要性は個々人の考え方によるので、「購入時の価格が300万円だったら車両保険は不要で、700万円以上だったら必要」や、「7年落ち以上だったら不要だけど、それまでは絶対に必要!」といった感じで断定する事は出来ません。

車の支払総額や、車両保険の保険料、車両保険金額などから総合的に考えて、自分にとって車両保険が必要かどうかを考える様にしましょうね。なお、自動車保険の一括見積りを使うと、どの保険が一番自分に合っているのか、どの保険が一番お得なのか、という事を簡単に比較して調べる事が出来るので、便利ですよ。

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