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車の維持費を比較

車の維持費を比較

車を運転しているとたまに見かける「8ナンバー」。トラックやキャンピングカーなどが8ナンバーを付けているので「特殊な車が8ナンバーになるんだな」という認識を持っている人も多いのではないでしょうか。

ただ中には、見た目は普通の乗用車なのに8ナンバーを付けている車両がいます。「あれ?」と思いますよね。

「8ナンバーの取得条件は何なのか?」
「8ナンバーにすると維持費などでメリットが有るのか?」

色々と気になっていると思います。

そこで今回は、8ナンバーの条件や取得・変更方法、税金・保険料・車検費用などの維持費について紹介します。8ナンバー化を検討している人は、特に維持費についてチェックしてくださいね。ぶっちゃけメリットがあまり有りませんので。

初めに8ナンバーの取得条件などから書いているため、維持費の比較を早く見たい人は「8ナンバーの維持費~他のナンバー・用途と比較しながら紹介~」を先にチェックしてみて下さい。

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8ナンバーとは?特種用途自動車とは?

キャンピングカー

8ナンバーの車は、キャンピングカーや放送宣伝車など、特殊な用途に応じた設備を備えた自動車で「特種用途自動車」と言われています。あまり注意して見る事は無いかもしれませんが、警察車両や消防車なども8ナンバーです。

なお、特種用途自動車とは異なる特殊自動車というものもあります。ロード・ローラーやフォークリフトなどが該当し、0ナンバー又は9ナンバーとなります。

ちなみに、ナンバープレートの地名の横にある「分類番号」が”8″で始める事から「8ナンバー」と呼ばれています。

車のナンバープレートの意味が丸分かり!一つ一つ丁寧に解説

パトカー

以前は、分類番号は2桁でしたが平成11年5月から3桁となっています(軽自動車は平成17年1月から)。

特種用途自動車で「88ナンバー」という単語が使われる事がよく有りましたが、3桁に移行してからは新しく88ナンバーとして登録されることは有りません。

特種用途自動車は、国土交通省の「自動車の用途等の区分について(依命通達)」で、使用目的に応じて大きく以下の3つに区分されています。

  • 緊急自動車(13車体形状)
  • 法令特定事業(13車体形状)
  • その他(52車体形状)

そして、「その他」はさらに以下の4つに区分されています。
  • 運搬(15車体形状)
  • 患者等移送(2車体形状)
  • 特殊作業(32車体形状)
  • その他(3車体形状)

【参考】珍しい8ナンバー!事務室車とは?

事務室車は、上記の区分でいう「その他⇒特殊作業」に該当する8ナンバー車です。

車内の構造・設備はまちまちですが、基本的に机・椅子・棚・PC・プリンター・冷蔵庫などが設置されています。オフィスを丸ごと移動できる仕様になっているんですね。

まさに特殊作業車と言えます。その他にも変わった車が8ナンバーとして登録できるので、気になる人はチェックしてみてくださいね。

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8ナンバーとして登録できる車の条件・取得方法

キャンピングカー

8ナンバー車となるには、主に以下の条件を満たす必要が有ります。

  • 特殊設備が運転席以外にあり、その面積が1㎡以上(軽自動車は0.6㎡以上)
  • 特殊設備の面積が運転席を除く合計床面積の2分の1を超える事
  • 積載スペースと乗車スペースの間に適当な隔壁又は保護仕切があること
    (最大積載量500kg以下の場合は、座席の背当てでOK)

1990年代後半頃、8ナンバーの車両は税金面で優遇されていたので()、税金を安くする目的で乗用車を特種用途自動車(特にキャンピングカー)に登録変更する方がたくさんいました。

:特殊な車両なので公道を走る機会が少ないのに、乗用車等と同様に課税することは不平等だという考えがあった為。

また、当時は規制も緩かったので、スポーツカーだけど登録上は「キャンピングカー」ということも有りました。この事態を防ぐ為に、2001年以降は規制強化が行われ、構造要件も上記の様に厳格化されています。

さらに、乗用車を構造変更する際には、実際に装備を取り付けた上で陸運局に持ち込まなければならないので、税金逃れをするために不正な内容で登録する事が出来なくなっています。

そもそも、現在は税金上のメリットも以前程無いので、不正であろうがなかろうが、諸経費節約の為に8ナンバーにする方は殆どいなくなりました。

8ナンバーへの構造変更手続き

車検の検査ライン

乗用車を8ナンバーの車両に変更する場合、運輸支局か自動車検査登録事務所に自動車と以下の書類を持ち込み、「構造等変更検査」を受ける必要が有ります(参考:国土交通省「構造等変更の手続き」)。

  • 車検証
  • 自動車検査表
  • 点検整備記録簿
  • 自賠責保険証書
  • 認印(手続き代行の場合は委任状)
  • 申請書(2号様式)
  • 手数料納付書
  • 自動車重量税納付書
  • 自動車税納税証明書

:検査に必要な手数料は、審査料として1,700円、車検証交付料として400円の合計2,100円です(小型車の場合は合計2,000円)

なお、検査は通常の車検時に行われる電気系統やブレーキの検査などに加えて、「変更箇所」の検査があります。この審査・検査に無事通れば晴れて8ナンバー車に変更することが出来ます。

8ナンバーの維持費~他のナンバー・用途と比較しながら紹介~

8ナンバー車にも、当然税金・車検費用などの維持費が発生します。各維持費の金額について、その他のナンバー(主に3ナンバー)や乗用車などと比較しながら見ていきましょう。

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8ナンバーの税金

自動車の税金

8ナンバー車にかかる税金は、乗用車と同様、以下の3つです。それぞれ見ていきますね。

  • 自動車取得税
  • 自動車税
  • 自動車重量税

なお、福祉車両については、条件を満たせば、自動車取得税・自動車税の減免措置を受ける事ができます。詳細な減免金額や手続きについては、役所またはディーラーで確認してください。

自動車取得税

自動車取得税は、新車価格を基準に税率を掛けて計算されるので、乗用車か特殊用途自動車かによって違いは有りません。

取得税の目安は以下の計算式で算出できます。

①(新車価格×0.9)+付加物の価額(オプションなどの価額)=取得価額

②取得価額×税率(3%)=自動車取得税額

本体価格500万円の車を購入したとすると

①500万円×0.9=450万円=取得価額
②450万円×3%=13.5万円=自動車取得税額

となります。

詳細な計算方法は以下の記事で書いていますので、そちらも参照して下さい。

自動車取得税の計算方法・税率~平成31年度には廃止予定!

自動車税

自動車税納税通知書と車とお金

8ナンバーの自動車税は、用途や自治体によって異なります。

一般の方で8ナンバーの車に乗ると言えば「キャンピングカー」が多いので、参考に千葉県のキャンピングカーの自動車税を基に自家用乗用車と比較してみましょう(ほぼ全ての都道府県が以下の金額設定になっています)。

総排気量8ナンバー乗用車
1L以下23,600円29,500円
1L超1.5L以下27,600円34,500円
1.5L超2L以下31,600円39,500円
2L超2.5L以下36,000円45,000円
2.5L超3L以下40,800円51,000円
3L超3.5L以下46,400円58,000円
3.5L超4L以下53,200円66,500円
4L超4.5L以下61,200円76,500円
4.5L超6L以下70,400円88,000円
6L超88,800円111,000円

あくまで「キャンピングカー(8ナンバー)」と「自家用乗用車」とを比較した結果ですが、8ナンバー車の自動車税額はどの排気量区分においても乗用車の8割の税額となっています。

自動車税については、「キャンピングカー(8ナンバー)」の方が乗用車より2割安くなる、という事ですね。

自動車税の金額一覧とグリーン化税制・特例による減税額

自動車重量税

新車登録時や、車検時に自動車重量税を支払う必要があります。自動車重量税額についても8ナンバー車と自家用乗用車を比較してみましょう。

■特殊用途車(8ナンバー)の自動車重量税の金額(一部抜粋)

特殊用途2年重量税(参照元:国土交通省

■乗用車の自動車重量税の金額

自家用2年重量税(参照元:国土交通省

各表の左の列を見てもらうと、特種用途自動車が「車両総重量(定員分の重量含む重さ)」、乗用車が「車両重量(定員分の重量を含まない重さ)」となっているので、単純に同じ重さの行の金額を比較するわけにはいきません。

そこで1つの例として、トヨタのハイエース(GL・4WD・ワゴン・ディーゼル)を8ナンバー登録した場合(車両総重量:2,630kg)と3ナンバー登録した場合(車両重量:2,080kg)で比較してみたいと思います。

  • 8ナンバー登録時の自動車重量税・・・24,600円
  • 3ナンバー登録時の自動車重量税・・・41,000円

この場合では、8ナンバー車の方が自動車重量税が16,400円安くなります。

実際には、8ナンバーに構造変更するにあたって改造を施す事になるので、純正車よりも車両総重量が重くなったり、軽くなったりすると思います。そのため、あくまで上記比較は参考程度にとらえてください。

とはいっても、1t以上も重さが変化する事は無いと思うので、区分が変わったとしても上下1つだけだと思います。

8ナンバーの車検費用

車の整備イメージ

続いて紹介するのが「車検費用」です。車検費用の内訳は概ね以下の通りです。8ナンバーも車検時に発生する費用項目はその他のナンバーと同じです。

    基本手数料

  • 代行手数料
  • 整備・点検費用
  • 部品交換代
  • 法定費用

  • 自動車重量税
  • 自賠責保険料
  • 検査手数料(印紙代)

まず基本手数料についてですが、これは依頼する業者や車の状況によって異なってきます。ただ代行手数料は、8ナンバーという特殊性が影響するためか、その他のナンバーよりも1万円前後高めに設定している業者が多いです。

そして法定費用は、車の用途・種類によって固定された金額が設定されています。8ナンバーの自動車重量税については前述した内容を参考にしてください。また、自賠責保険料については後述します。

なお、検査手数料(印紙代)は、依頼する工場によって1,100円~1,800円となっています。

車検費用の内訳とディーラーや整備工場等に頼む場合の費用相場

8ナンバーの車検期間

特種用途車の車検期間は「新車時は2年後で、以降は2年毎」となっています(*)。自家用乗用車の車検期間が「新車時は3年後、以降は2年毎」なので、新車時に1年分の差があります。

* 特種貨物として登録する場合は、車両総重量が8t以上であれば「新車時が1年後、以降も1年毎」、8t未満であれば「新車時が2年後、以降は1年毎」となっています。

8ナンバーの保険料

黒板に書かれた「保険」の英字

8ナンバーにかける保険は以下の2つです。

  • 自賠責保険
  • 任意保険

任意保険への加入はあくまで任意ですが、自賠責保険だけでは補償面で不安が残るので、なるべく加入するようにしましょう。

自賠責保険料

自賠責保険料は車種と契約期間によって金額が変わって来ます。8ナンバーの場合は、以下の金額になります(参考:国土交通省)。

 25ヶ月24ヶ月13ヶ月12ヶ月
霊柩車9,5509,3707,3807,200
教習用自動車9,5509,3707,3807,200
その他三輪以上の自動車31,23030,21018,76017,720
その他小型二輪自動車15,60015,19010,560 10,140
その他軽自動車15,60015,19010,560 10,140

:離島以外の地域(沖縄県を除く)の場合です。

このように、8ナンバーの自賠責保険料は5つに区分されています。8ナンバーの軽自動車は「その他軽自動車」、それ以外の自動車(3輪以上)は「その他三輪以上の自動車」に該当します。ちなみに、キャンピングカーは後者です。

一方、自家用乗用車の自賠責保険料は以下の通りです。

 25ヶ月24ヶ月13ヶ月12ヶ月
自家用乗用車26,68025,83016,38015,520
軽自動車
(検査対象)
25,88025,07015,96015,130

キャンピングカーを例にとると、24ヶ月契約の場合、自家用乗用車より4,380円高くなります。

任意保険料

車の保険

任意保険料は契約者の年齢・等級や希望する補償内容などによって金額が変わってくるので、明確な金額を示す事は正直難しい面があります。これは8ナンバーだけではなく、どのナンバーでも共通した話です。

そのため、具体的な保険料については、実際に個々人の条件で見積もりを取った方が良いでしょう。⇒【無料】自動車保険一括見積もりはこちらから

そこでここでは、8ナンバーの任意保険に関する注意点などについて紹介したいと思います。

まず知っておいて欲しい事は、一部の任意保険で8ナンバー車が加入対象外になっている点です。特に保険料の安いダイレクト型の自動車保険ではこのような取扱となっています。

8ナンバーのうち「キャンピングカー」や「福祉車両」だけ加入対象としている任意保険もあります。

そして次のポイントは、車両保険を付帯できない場合がある点です。特殊な車両なので、リスクが高い又はリスクを計算できないためでしょう。

最後のポイントが、車検証の型式欄に「改」と記載されている車両はネット契約が出来ない点です。つまり、インターネット割引が適用されず、1万円ほど保険料が高くなります

自動車保険にネット加入するメリット・デメリット

このように、8ナンバーの任意保険に関しては、選択肢が少なくなったり、割引制度が適用できないなどのデメリットがあります。

【参考】8ナンバーの高速料金

通常のサイズのナンバープレートが付いている8ナンバー車は、以下の3つの車種区分に応じて高速料金が決定されます。

  • 軽自動車等
  • 普通車
  • 中型車

どの車種区分に該当するかは、以下の「阪神高速」で紹介されているフローチャートを参考にすると分かりやすいと思います。

8ナンバーの高速料金の車種区分フローチャート

「乗用自動車タイプ」とは、車検証に最大積載量の記載がない車両や人を運搬するのに用いられる車両の事です。一方、「貨物自動車タイプ」とは、車検証に最大積載量の記載がある車両や物を運搬するのに用いられる車両の事です。

また、貨物自動車タイプの「小型自動車規格」とは、以下の全ての基準を満たす車両の事です。1つでも満たさなければ「小型自動車規格以外」となります。

  • 車長・・・4.7m
  • 車幅・・・1.7m
  • 車高・・・2.0m
  • 乗車定員・・・10人
  • 総排気量・・・2,000cc(ガソリン車のみ)

たとえば、乗車定員10人以下のキャンピングカーは、人を運搬する車両ですから「乗用自動車タイプ」となり、乗車定員が10人以下であるため、車種区分は【普通車】となります。

まとめ〜ハイエースだと3ナンバーと8ナンバーで維持費はどちらが安い?

キャンピングカーの車内

最後に、これまで見てきたことを踏まえながら、キャンピングカーに改造されることの多いトヨタのハイエース(GL・4WD・ワゴン)で、8ナンバー登録した場合と3ナンバーの場合とでどれくらい税金等に差が出るかを見てみましょう。

車両価格は300万円と仮定しています。

項目8ナンバー3ナンバー
自動車取得税81,000円81,000円
自動車税
(2年)
81,600円102,000円
自動車重量税
(2年)
24,600円41,000円
自賠責保険料
(24ヶ月)
30,210円25,830円
合計217,410円249,830円

この4つの維持費で比較すると、8ナンバーの方が32,420円安くなります。ただし、8ナンバー車は車検の代行手数料が高くなり、また任意保険も高くなる傾向にあるので、結局トントンという結果になりそうです。

そのため、「金銭的な負担を減らす為の8ナンバー化」はそこまでメリットがないと言えます。8ナンバーにするための改造や手続きの手間も考えれば、8ナンバー化はオススメできません。

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