車査定マニア
延滞税

自動車を持っている方は「自動車税」を納付する必要があります。ここでは、自動車税の納税義務者は誰なのか、いつまでにする納付する必要があるのか、滞納するとどうなるかなどについて見ていきましょう。

自動車税の納税義務者

自動車税は、毎年4月1日時点の法的な所有者又は使用者に対して課税されます()。納税義務者に対しては、5月上旬に納付書が郵送されて来ます。なお、納付期限は5月末です(末日が土日の場合は翌月曜日が期限)。

:4月1日以降に新規登録した場合は、登録の際に県の窓口で申告して月割りで納付することになります。

自動車税

納税額は自動車の総排気量により異なり、例えば1,500ccの自家用車は34,500円、3,000ccの自家用車は58,000円となります。

自動車税の金額一覧とグリーン化税制・特例による減税額

納付期限に間に合わないと督促状が来る!?

自動車税は上記の様に、納付書が送られて来てから納付期限までの期間が比較的短いこともあり、他の税金と比べると滞納してしまいがちです。

自動車税を滞納していると、通常は7月中旬頃になると「督促状」が届きます。タイトルは「督促状」であったり、「納付のお願い」であったりと様々ですが、内容は「未納の自動車税を早く納付して下さい!」というものです。

下記のセクションで延滞金について解説していますが、督促状が来たときにすぐ納付すれば、延滞金は支払わなくて済むことが多いです。

しかし、最初に届いたときに納付しなかった場合、その後毎月の様に督促状が届く事になります。毎月督促状が届くと精神的にもキツいですね、分割納付も応じて貰えるので、可能な限りすぐに納付しましょう。

自動車税を分割払いにする方法まとめ

自動車税を滞納すると延滞金が発生

自動車税は、納付期限に間に合わなかった場合、延滞金を支払う必要があります。この延滞金の計算には、「特例基準割合()」というものを使用する為、年によって年率が異なりますが、総じて高い利率で計算される点に特徴があります。

:「前年の12月15日までに財務大臣が告示する割合(銀行の新規短期貸出約定平均金利合計÷12)+年1%」のことです。

延滞税

例えば、平成27年の場合、納期限の翌日から1ヶ月経過する日までは「年2.8%」、それ以降は「年9.1%」となっています(参考:東京都主税局)。1ヶ月以上滞納すると、一気に利率が上がることが分かりますね。

ただし、延滞金は計算上「1,000円未満は切捨」されるので、自動車税を延滞したからといって「必ず延滞金を支払わなければならない」、という訳ではありません。

仮に、平成27年の自動車税の年額が34,500円だった場合、何日遅れたら延滞金の支払う必要が出て来るでしょうか?以下で見てみましょう。

計算例

34,500円×30日×2.9%÷365日=82円
34,500円×107日×9.1%÷365日=920円
82円+920円=1,002円→1,000円(100円未満切捨)

つまり、年額34,500円の場合は平成27年分の自動車税は「137日」延滞すると、延滞金を支払う必要が出て来ます。


年度や車の排気量によって延滞金の金額は異なりますが、年税額の高い車の場合はもっと延滞金の金額は増えるスピードが速くなりますし、年税額が安い場合は延滞金の増えるスピードがゆっくりとなります。

平成28年に適用される特例基準割合は「0.8%(財務省告示)+1%=1.8%」で平成27年と変わりありません。

自動車税と自己破産

「自動車税が払えない」という理由だけで自己破産する方は中々いないでしょうが、自動車税は税金なので、仮に自己破産をしたとしても「破産法253条第1項一号」が定める様に、免責されません。

(免責許可の決定の効力等)
第二百五十三条  免責許可の決定が確定したときは、破産者は、破産手続による配当を除き、破産債権について、その責任を免れる。ただし、次に掲げる請求権については、この限りでない。
一  租税等の請求権
(以下省略)

税金は納付するまで一生付いて回るものなので、優先して納付する様にしましょうね。

自動車税の時効

上述した様に、破産をしても自動車税は免責されませんが、債権である以上「時効」はあります。そして、自動車税の時効は地方税法第18条で「5年」と定められています。

(地方税の消滅時効)
第十八条  地方団体の徴収金の徴収を目的とする地方団体の権利(以下この款において「地方税の徴収権」という。)は、法定納期限(次の各号に掲げる地方団体の徴収金については、それぞれ当該各号に定める日)の翌日から起算して五年間行使しないことによつて、時効により消滅する。

ここで、「5年間払わずに逃げ続ければ、払わなくていいのでは?!」と思った方もいるかもしれません。

しかし、督促状が送られた時点で「地方税法第18条の2」により、時効は中断されてしまいますし、後述する様に「自動車」という現物がある以上、簡単に差押えがされてしまうので、払わずに逃げ続けて時効が完成するということは、現実にはまず起こらないでしょう。

(時効の中断及び停止)
第十八条の二  地方税の徴収権の時効は、次の各号に掲げる処分に係る部分の地方団体の徴収金につき、その処分の効力が生じた時に中断し、当該各号に定める期間を経過した時から更に進行する。
一  (省略)
二  督促 督促状又は督促のための納付若しくは納入の催告書を発した日から起算して十日を経過した日(同日前に第十三条の二第一項各号の一に該当する事実が生じた場合において、差押えがされた場合には、そのされた日)までの期間
三  (省略)

自動車税を滞納すると財産を差し押さえられる!?

自動車税は税金なので、滞納すると「財産の差押え」をされることがあります。

自動車税の滞納による差押えの方法としては、預貯金や給料の差押えの他に「車の差押え」などがあります。

また、車自体を差し押さえる方法として、昔は「車をレッカー移動する方法」が採用されていたのですが、保管費用が高い為、最近ではタイヤに錠を付けて動けなくする「タイヤロック」や、差押えの公示書をワイヤーでミラーに取りつける、下の写真の様な「ミラーズロック」が行われることが多いです。

ミラーズロック

(画像参照元:千葉県

ある日、駐車場に止めていた車が写真の様な姿になっていたら、恥ずかしくて「すぐに納付しよう!」って思ってしまいますよね。特にここ数年は、「ミラーズロック」を導入する自治体が増えて来ており、たまにニュースでも話題になっていますね。

差押えまでの期間

では、この「差押え」は一体いつ頃されるのでしょうか?通常の財産の差押え(借金や商品の購入代金の未払など)の場合は、裁判の判決が出てからの差押えとなりますが、税金については、役所側は裁判を経ることなく差押えをすることが出来ます

しかし、だからといって「納付期限を超えたらすぐに差し押さえをされる」、ということはありません。滞納者に対しては、上述の様にまず督促状が届きます。督促状が届いているにも関わらず、納税の相談に行く事も無く無視し続けた様な場合に、最終的に差押えが実施される事になります。

督促状

差押えまでの具体的な期間は、自治体や滞納者の対応の仕方などによっても異なるので、一概に「○ヶ月」という事は出来ません。しかし、一般的には督促状を3回程度無視すると、「最後通告」がされることになります。

最後通告は、「差押予告書」や「差押通告書」など様々なタイトルの文書によってされますが、内容は「記載の期日(○月○日)までに、自動車税を納付しなかった場合、財産の差押えをします」というものです。

この期日までに納付をしなかった場合、その後はいつ差押えをされてもおかしくはない、と思っておいた方がいいでしょう。但し、自治体が独自に行っている滞納処分の強化期間中に滞納していると、想定よりも早く差押えされることもあります。

失敗しない車の売り方

愛車の無料一括査定

ズバット車販売サービス

中古車無料検索サービス